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視力は少し落ちたかも

今年は雪が少ないね、などと暢気に夫と話していたら、どっかりと降ってくれて外は一面銀世界。
腰痛の身には凍った地面が大敵(これで転んだりしたら元の木阿弥。ようやくまともに歩けるようになったのに…)なので、発症してから約2週間、自力で外出していない。整骨院に週2~3回行くのも夫の送り迎えに頼っているため、買い物にも行ってない。したがってフラストレーションが溜まりに溜まり、イライラも最高潮、だ。
でも、安静にしていたおかげでかなりの数の本を読むことができた。
今さらこの歳で読むものでもないとは思いつつ、小夜子しか読んでなかった恩田陸。「Q&A」「夜のピクニック」他数冊を読破し、書評に釣られてつい手に取った乾くるみの「イニシエーションラブ」、「リピート」も侵食を忘れて一気読み。図子慧も読んだかな。
これらは全て、整骨院帰りの道すがら夫に頼んで寄ってもらった図書館で借りたもの。ひどい時は1日に3冊読了してしまうので、どれも何がなんやらわけわからん状態で記憶には一応残っている。
「イニシエーションラブ」はものの見事に引っかかりましたよ。でも、実はB面の冒頭でちょっとトリック(?)に気付きはしたんだ。まあそこを流してしまいまして結局「なんだよー!」と悔しくはなりましたが。
ただ「塔の断章」も「リピート」もしかり、だけど、この人、「仕掛ける」ことに絶大な自信を持っているんだろうな。
栗本薫が好きで、グインはもちろんほとんどの著作を読んでますが、彼女と恩田陸は文章が達者なので筆を滑らせることで書き足りなさを補ってしまっているという感がある。それに相対して乾さんは文章にそれほど傑出したものはないけれど、プロットを立てることに関しては抜きん出ていると思う。その分人物描写が深くないけど。
恩田、乾、両氏の本は新刊が出るたびに買うなり借りるなりして手に取ると思いますが、正直栗本薫はもう大道寺とグイン以外は読まないだろうと思う。
今の彼女は自分の才知と筆力に溺れてしまっているように思えてならない。って何を偉そうに。

hanapink

みもざは外に出たがった。
いびきがひどい夫と寝室を別にしているので、彼の寝室がある別棟へ連れて行け、と催促するのだ。
別に彼に会いたがっているわけではなく、そこに行けば他の猫がいないため私を独り占めできるから。
夫はいわば部屋のオブジェみたいなもので、いてもいなくてもその存在は全く無視。
彼女が亡くなってしばらくすると、カノンが同じようにドアを開けろ、外へ連れてけと催促するようになったから不思議だ。
でも、夫の部屋にはみもざの思い出がたくさんありすぎて、他の猫を連れて行きたくない。私自身あまり足を踏み入れたくないし。
日当たりのいいベッドの上に静かに香箱を組んでいる凛としたその姿も、夜の、落とした照明の下で別猫のようにはしゃいで私の顔に体に自分の全身をこすりつける子供みたいな仕草も、忘れない。忘れられない。
「リピート」…10ヶ月前にタイムスリップをし続けることに、あまり意味を見出せない、という感想をいくつかのブログなどで目にしたけれど、私に限って言えば幾度でもそれをしたい。
発病の前にこそたどり着けないけれど、繰り返せばそれだけみもざと一緒にいられるからね。

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