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メモリアル・薬指の重さ

かねてから依頼してあったメモリアルジュエリーが完成しました。

シルバーで、と思ってましたが管理が難しそうなのでホワイトゴールド。
片方なくしてしまったサファイアのピアスも使っていただいて出来上がったリングは…敢えてここに掲載はしません。
(もしこれを読まれた方がご自分の愛するペットを亡くされたとき、そのジュエリーを作ってくださる方に出会われたならサンプルとして掲載されたこのリングの画像をパンフなどで目にされるかもしれません)

今、そのリングは私の左手の薬指で静かな輝きを放っています。
マリッジリングよりも下、一番心臓に近い指の、一番心臓に近いところ。
リングには遺骨と遺髪を埋め込んであるのですが、指輪の表面、中央に開いたシルエット型の窓から遺髪がのぞき、ああ、ここにいるんだな、と。
単なるホワイトゴールドのリングであればかなり割高です。
それでも遺髪などの埋め込み、そして幾つかの石を使っていただいたので価格としては適正であると私は少なくとも思っています。

ペットロスという言葉が当たり前に聞こえてくるようになったのは、少子高齢化社会においてペットがコンパニオンアニマルなどと呼ばれるようになった昨今のことです。
それに付随してペットの葬送やメモリアルグッズなどのペット関連企業が増えてきています。
実際私もみもざを喪って、いえ、正確には喪うことが確定的になってから、様々なメモリアルグッズを探すようになりました。
棺から始まって骨壷、肖像画、そしてジュエリー。
狭い我が家の壁にはいくつかの肖像画や写真が並び、祭壇をしつらえた書棚の1段には集めた愛猫の名にちなんだ様々なグッズやフォトフレームが置かれています。
それでも夜、ベッドサイドのライトを消すと隣にいて当たり前の存在がないことが信じられず、その不条理さに悔しさや悲しさがとめどなく溢れて叫びだしてしまいそうになる。
どれほど形を整えても、それで悲しみが癒えるわけでもなく、結局ペットロスというものは自分で乗り越えていくしかないとはわかっていても…感情はカンタンにはコントロールできないものなんですよね。

左手薬指に僅かな重さを感じながら、今晩はゆっくり眠れるといいな、なんて思ったり。
明日は休みなので、久々に痛飲してみます。

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コメント

はじめまして!
猫なっちっていいます。
いつも勝手ながら拝見させてもらっています。
さらには勝手に<お気に>までさせてもらってます。
オイラも猫と一緒に住んでいるのですが、ペットロスについて考えただけで泣いてしまいます。
っていうか、今泣きそうになりましたww。
カキコが厳しくなってきたww。
え~これから遊びに来ますのでよろしくお願いします

投稿: 猫なっち | 2005/04/23 08:47

猫なっち様はじめまして。
お気に召していただけて、とても嬉しいです。ありがとうございます。
ペットロス…できれば身近にはしたくない言葉ですよね。
でも、送られるより送る方が幸せかな、なんて思ったりもするんですよ。
私もみもざを送るときは、涙腺が破裂したんじゃないか、と思うほど泣きました。
でも、この子を置いて逝くことになったら、きっと死に際まで途轍もなく後悔することになるだろうな、って思うし。
猫なっちさんのサイトにもお邪魔させていただきますね。こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。

投稿: のあち | 2005/04/23 20:49

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