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読了!@6時間

昨日も寒い一日でした。1日降り続いた雨もなんと冷たいこと。
肌寒い、ではなく、単に寒い。もう5月も半ばを過ぎたというのにねえ。
九州や沖縄では25℃を超えてるそうですが…本当に日本は縦に長いです。実感しています。

MONSTER」というコミックを知っていますか(このフレーズ、シリーズ化しようかな)。
かの「YAWARA!」を書かれた浦沢直樹さんの作品で、全18巻。
昨晩、というか今朝にかけて、ついさっき読了しました。所要時間約6時間、ですよ。何してるんでしょうか全く。
発端は、ふらりと入ったラーメン屋で、何気なく第1巻を手にしたこと。
何の気なしに読み始めて後悔しました。しまった、と。
あまり繁盛していない店だったので、注文からチャーシューメン味噌味が出てくるまでに10分程度しかなく、いくら速読みを誇るとはいえさすがに2/3程度までしか読むことができませんでした。
一人だったら食べ終わった後に粘ることもできたけど、夫はとっととレジに向かってしまい、続きを読みたくてたまらない気持ちを抑えて店を出るときの辛さったら!
その後、いつか古本屋でまとめ買いしようとアタマの片隅で常に思っていたところ、図書館で全18巻が揃っていることを発見。
幸いなことに我が町の図書館は貸し出し冊数の制限がないので、カートへ一気に18冊のコミックスを積み込んでしまったというわけ。

とりあえず1冊だけ。途中までだった第1巻だけを読んだら寝よう、そう決めてページを繰り出したのが運の尽き。
…バカでしょ?そこからノンストップで18冊、ですよ。あー眠い。死にそう。


共産圏で過去に起きたとある「実験」が創造した「モンスター」と、彼を「甦らせた」一人の天才日本人医師との邂逅と対決、そして…とにかく壮大なストーリー展開と数多い登場人物が複雑に織り成す人間関係に過去と現在が絡み合ってまず一読しただけで全てを理解することは難しいと思います。ましてや私のように筋書きを追うのに夢中でサクサク読み進めてしまった人にはまず読み落としている伏線が数多くあるだろうと。

とにかく、人が死にます。
納得ずくで迎えるものや全く理不尽に訪れるものなど、その数は数えていると空しくなるほど。
それでも主人公天馬が人間臭いある意味優等生キャラから最後まで脱しきれないのは、どれほど冷酷無比なキャラクターを据えても、作者自身の本質なんだろうな、と。それだけがやけに印象に残りました。
また、子供たちに向ける視線の優しさ(だけでは決してないのだけれど)はYAWARA!にも通ずるものがあるし。
端正な絵柄がともすれば冷たさを強調しがちだけれど、グリマーの笑顔と泣き顔には思わず声を上げて泣きたくなった。この人、本当に絵が上手い。
派手さこそないけれど、特に人物の表情は細やかなディテールまでしっかりと書き込まれていて目をひきつけて離しません。
これでまだ描ききっていないエピソードがある、というのもよくわかる。これだけ風呂敷広げたら、18冊のコミックスでは描ききれないだろう。
返却期限まであと2週間あります。もう一度じっくり読み返してみようと思います。

オークスですねえ。
四位クンはやはり乗れないようです。そりゃそうだ。
シーザリオ絶対、という気持ちは変わりありませんが、対抗馬が見つからない。
血統だけでは判断できないので、珍しく参考VTRなども参考に、マジメに考えます。

ここって競馬カンケイのエントリってあまりないのに、競馬ブログとして某所にリンクされてるんだよなあ。
…そのサイトからいらした方、がっかりするだろう。
ハイ、元々は猫メインのはずだったんですが、うちの猫無芸大食なものでネタがあまりないんです。
外してほしいですが…どうしよう。

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