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民主党の新しい顔@出来すぎだよなあ

民主党の新代表に前原誠司氏が選出されました。
…返す返すも残念。
いえ、彼が選ばれたことが、ではなく総選挙前にこの人が代表になっていなかったことが、です。
だって、これほどの二枚目でなおかつ強烈なリーダーシップとカリスマ性の匂いが漂ってくる人がほとんど選挙戦では機能していなかったんですから。
若い。43歳。
中学生のころに裁判官だった父を亡くし、苦労して高校、京都大学、と進学した後に松下政経塾に。
塾時代に既に頭角を現していたとも同期だった方が語っていましたがわからないでもありません。
そして、奥様がまた美しくて。モデル、と言われても信じてしまうほどの美貌には驚きました。
(これじゃあ女性問題なんか出てこないわな)

ただ自民党寄りの防衛政策を展開している、つまり自衛隊に関連して憲法改正を主張しているこの人に、横路さんを筆頭に党内左派は既に反感を表明しているし、ヘタしたら分裂してしまうという危険性を孕んだ船出になったのは内外共に認めているところですが、個人的にはこの機会に左派を切り捨てることも考えるべきではないかと思います。
党内人事の決定方法が一本釣りで、小泉氏と似ている点があると危惧されたそうですが、ちゃんと鳩山さんを押さえておくあたりさすがオトナ。
人生経験において苦労という言葉を知っている分(そして家庭という存在をきちんと維持できている分)前原氏の方が人間的に勝っていると思います。

政治家前原誠司を育んだ松下政経塾からは現在首長6人、地方議会議員30人。
そして国会議員が自民党14人民主党16人、この中に私の出身地がある選挙区から選出された一人の民主党所属国会議員がいます。
かれこれ10数年前になるでしょうか。朝のラッシュ時、駅前の狭い通路で一人マイクを握りながら演説、というより辻説法のような風情で立っていた青年がいました。
所謂アイビールックに身を包み、手にはサッカーボール。正直二枚目とは言い難いものの絵に描いたような爽やかさは確かに目を引きます。でも如何せん一番忙しく人が行き交う時間帯ですから誰一人として彼の言葉に耳など傾けようとはしない。
あまりに可哀想で、思わず手を伸ばして彼からビラを1枚受け取ったのですが、そこに書かれていた彼の略歴にあった「松下政経塾」…なんだろうこれ?
私もご多分に漏れず急ぎ足でしたのでそれ以上気にすることもなくビラをくず入れに投げ捨ててしまったのですが、この言葉は何故か記憶に残りました。
その後彼は県議会議員に立候補。一度は落選したものの2度目の挑戦で無事当選。
そして2期県議を務めてから国政へ。
民主党から立候補し、こちらは初挑戦で見事当選してから今回が2期目、なんとトップ当選です。
あの、捨てられたビラを大事そうに拾っていた若造(私よりは年上ですが、どうしてもあのアイビールックの印象が強い)が地域からの信頼を他の誰よりも集めて国政で頑張っている。そう思うと何故か誇らしいような気持ちになります。
この人が地元へのJチーム誘致に東奔西走してくれたから、私たちはレッズを今応援することができる。
別にこの人を政治的に支持するとかそういうことではなく(支持したくても選挙区違うし)、いつかもっと大きな仕事を成し遂げる人だろうし、その時、ああ、あの時の若造が…とちょっと優越感に浸りたい。そんな気持ちでいるのです。

松下政経塾出身の国会議員は自民、民主ほぼ同数。1期生の逢沢さんから24期の川条さんまで幅広い年代の彼らがもしいつか共に手を組むことを考えたなら。
…少なくとも宗教団体が政権を担っているよりは数段日本はまともになると思うのは私だけでしょうか。

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