« 今日は解禁日@新酒 | トップページ | 年賀状を作ろう(…としています)(BlogPet) »

最期を迎えるそのときに

ガン。

私の祖父母と叔父、がこの病気で亡くなっているそうです。
そして、最愛の猫、というか肉親のような存在のみもざが乳腺腫瘍の肺転移で昨年の秋、ネット上でそれも一方的に知っているだけの存在だったMiyukiさんが一年後のみもざの命日。
急性骨髄性白血病も血液のガンだそうですね。本田美奈子さんはデビューの頃から好きでした。
本当に立て続け、といった感じです。

お世話になっているとある方が今、ガンと闘っている、という噂を耳にしました。
もちろん噂です。それが真実であるかどうかはわかりませんが、そこはそれ田舎ですから既にもう確定した事実であるかのように狭い世間の中では囁かれていたりします。
とても元気で健康的で、ガタイのいい人。年齢よりもずっと若く見える、生き生きとした人なので、どうにも私にはピン、と来ないのですが…
単なる噂であって、ケロリとした顔でそのうち街の中を歩いている姿が見られるに違いない。そう信じていたい。

みもざは、その瞬間が訪れる直前まで命の灯火は燃え盛っていたように思います。亡骸を棺に横たえた時、ふっくらとした美しい顔や姿は今にも起き出しそうなほどでしたし。
ほっぺたをつんつん、とつついたら、何すんのよ!とばかりに得意の左ストレートが飛んできてもおかしくないほど。
逆に言えばみもざは、やつれることも衰弱することもしている暇がないほどのスピードで病魔がその身体を侵していったのでしょう。

喪うことの辛さ、痛み、をこれ以上、自分に近いところで見たくありません。
それでも実家の両親は人生の折り返し点をとうに越えており、歳の離れた家人、寿命、という面では明らかに私を置いて逝くであろう猫たち。
私はこれから幾つの命を見送ることになるのでしょうか。そう、他人の痛みなぞ気にしている場合ではないんだな。

行きがかり上預かっている子猫がいます。
まだ病院に連れて行っていないことや、うちの連中がけっこう神経質であることから別室のケージの中で過ごしてもらっているのですが、これがまた実にかわいい。
捨て猫らしいのですがよく人に馴れていて、最初に保護した人の家がよほど気に入らなかったんでしょうね。その人にはかなり抵抗したりして引っかき傷もつけてしまったそうですが、私には最初からゴロゴロスリスリベタベタ状態でした。
ケージの外に出して遊ばせてみると、拙い走り方で一所懸命についてくる。その姿が健気で愛しくてたまりません。
我が家のキャパからしてこのまま飼うことはできませんからそのうち近所のペットショップに里親探しを依頼することになろうかとは思いますが、徐々に情が移りつつある今日この頃。
でも、この子も私さえ平均余命を全うすることができれば先に逝くんだものなあ。

あまり考えたくはありませんが、それでも考えなければならないこと。
人は必ず最期を迎える日がやってくる。
見送る方が辛いのか、それとも見送られる方が?
前者はともかく、後者の気持ちは誰にもわからないことですから何とも言えませんが。

さ、これから子猫の様子を見てこよう。
いいおかあさんが見つかるといいね。頑張ろうね。

|

« 今日は解禁日@新酒 | トップページ | 年賀状を作ろう(…としています)(BlogPet) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 最期を迎えるそのときに:

« 今日は解禁日@新酒 | トップページ | 年賀状を作ろう(…としています)(BlogPet) »