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運命なんてどう転ぶかわからない by のあ

黒猫のあが我が家を離れてから早いもので2年が経ちました。とりもなおさずそれはみもざの乳腺全摘手術から2年が過ぎたということでもあります。
彼女が我が家にやってきて、去っていくまでの顛末はこちらこちらでご覧いただけますが、今にして思えば名前をつける段階で既にこの家を安住の地とする縁はなかったのかも。
我が家の猫は意図するところではないけれど全て3文字の名を持ち、中でも女の子はひらがな3文字で統一されています。
かれん、みもざ、れいあ。
かれんとみもざは無意識につけたもの。れいあは元々カタカナでしたが貰い受けたときにひらがなに変えています。
私の意識下では猫の名前はあくまでも3文字、なのですが、そんな中でのあだけが2文字。
これは別に意識して3文字ルール(?)を外したわけではなく単純に毛色から取って命名しただけであって、それでも心のどこかに「この子はうちの子にはならないだろう」という気持ちが潜んでいたのかもしれません。
そしてそれを敏感に感じ取って彼女は私に縋りつくようにまとわりついたのでしょう。

今のあはとても幸せです。
好きなだけ噛ませてくれる(え、違う?)侍従二人を従えて、あの我が家に現れたときのマダニだらけで痩せこけた姿がまるで嘘のようにピカピカの被毛と雄大な体格の美しい猫に成長しています。
きっと我が家で肩身の狭い思いをしながら過ごしていた時間なぞもう忘却の彼方のはず。それでいいの。

里親募集の掲示板を見ると実にたくさんの猫たちが新しい縁を待っています。
虐待に遭ったり、飼い主に捨てられたり置き去りにされたりした子もいれば、明らかに里子に出すアテもないまま飼い猫に産ませたと思しき子猫もいたり、と彼らの背景は様々。
この中でどれだけの猫が優しい里親さんに出会えるのでしょうか。いえ、それでもまだ保護されている自体幸せなのかもしれません。
寒さの厳しい北海道で、野良猫はどうやって生きているのだろう。恐らくこれから生まれてくるであろう子猫たちはどれだけ生き残ることができるのだろう。
願わくば全ての猫がのあのように、とはいかないまでも寒さや飢えに苦しまないで済むような暮らしができればいいのですが。
そのためにも、猫(だけではないけれど)を捨てるようなことはゼッタイにしてはダメ!!
猫は、本来なら室内飼いをすべきだと思いますし、それは本猫のためにも近隣住民とのトラブルを避けるためにも有効で、仮に外に出すにしても繁殖制限手術とワクチンは必須です。

みもざが産んだ6匹の子猫のうち、里子に出した1匹は母よりも早く亡くなりました。交通事故です。
お渡しした時に「外には出さないで」と頼んだにも関わらずその家では彼を出入り自由にしていました。そして…
後悔している、と飼い主は嘆いていましたが、私は彼女を許すことが実は未だ出来ずにいます。
こんなことなら手元に残しておきたかった。私がいけなかった。そう思うこともしばしばありますし。
それでもその子は手厚く葬られ、私を含めた何人もの人たちにその死を悼んでもらえましたが、誰にも顧みられずに亡くなっていく小さな命がいくつあることか。
のあだって、我が家の前に姿を現さなかったら同じ運命を辿っていたことでしょう。本当に紙一重、なんです。

のあ。
ごめんね。そして幸せになってくれてありがとう。

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