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山菜なんて@でも美味しい

日高のとある町で、山菜採りのために山林へ分け入った地元の方が行方不明になった。
翌日捜索願が出されたが、3日後山林の中を流れる川で木の枝に引っかかっていたその方の衣類を発見。
そこに夥しい爪跡のような破れがあったことから、熊に襲われたと思われ捜索が続いていたが、程なくして河口からやや離れた海岸で遺体が発見されたとのこと。
恐らく、突然熊と遭遇し、一撃で首の骨を折り即死、そのまま遺体が川を流れていったのだろう。

その場所は熊が出没する頻度が高いと地元の方も話していて、目撃情報も後を絶たないそうだ。
被害に遭われた方は地元故の気軽さであり、毎年のように訪れている場所だからと大して心構えもなく入山したのだろう。
そこでいきなり熊に出会ってしまった。恐怖を感じる暇もなかったかもしれない。熊だっていきなり自分のテリトリーに現れた侵入者を追い払いたかっただけだろう。そう、防衛本能が働いただけなのだ。

道内ではここ10年でこの方を含め7人が熊に襲われて命を落としている。
その全ての原因が山菜採りかどうかはわからないが、安直に熊のいる場所へ脚を踏み入れたことだけは間違いない。
亡くなられた方はお気の毒だが、残された家族の悲しみはいかばかりか。こんな理不尽な話はない。たかだかふきだのタケノコ(本州のそれとは違い、チシマザサに生えるネマガリダケのことを指す)のために肉親が命を落としてしまうのだから。

シーズンになると、道内のローカル局は判で押したように山菜採りを礼賛する特集をオンエアする。その美味しさをアピールするかのように調理法なども紹介する。
そして、申し訳程度に山に入るときの注意なども付け加えるのだが、今回のように既に何度も入山経験のある人はそんなこと意に介さないのだから、はっきり言って意味はないだろう。

幸いなことに、民家に近い熊の出ないであろう場所に採取できる場所を確保していることと、ネマガリダケに興味がないことから山深くに踏み入ることはないのだが、それでも山菜を採るときは家人も私も常に周囲を気にしている。ラジオを携帯して音を出したり、少しでも獣の気配がしたら(大抵はキツネや鹿だが)その場を離れたり、取れる自衛手段は取っているつもりだ。
山菜採りも、原発の敷地にまで入り込んでしまう輩がいたりして決してマナーがいい人ばかりではない。
今後は山菜を採りに山へ入ることの危険性と、私有地への無断立ち入りの禁止などきちんとしたルールもマスコミは啓発していく必要があろう。

時間が経つにつれて今回の事件について様々な事実がわかってきたが、本当にやるせない。
これ以上、熊による被害が出ないことを祈りたい。

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