勝てばいいってものじゃないはず
その拳に力さえあれば、世の中がすべて自分の思い通りになると思ったら大間違い。
あの「ちんぴら」親子を私はどうしても肯定できない。
もともと格闘技は好きではないが、彼らの存在でますますその世界に嫌悪感を抱くようになった。
勝てさえすればいい。
敗者にすら悪口雑言を浴びせかけるような残忍な性格の人間に、果たして王者を名乗る資格があるのか。
彼らにたてつくことはもはや世間的にはタブーとされているらしく、かつての世界王者が口にした正論(少なくとも私はそう感じた)に多くのメディアは否定的なコメントを出した。案の定、父親もヒステリックに噛み付いた。
八百長だの、ヤラセだの、と言った風評をも耳にすることがある。それこそ私にはまったく理解しえない次元の話(そもそもルールすらわからない)であって、それが事実かどうか検証する術もない。
当然のことながら試合の時間は他の局にチャンネルを合わせる。
だが、心の中で対戦相手にエールを送ることだけは忘れない。勝てばいい、ってもんじゃないことを思い知るべきだ。
茜空。
明日は晴れるかな。
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