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猫二題@珍客滞在中

毎朝私の目覚まし時計は5:30に鳴る。
明け方、うとうとと目覚め前のレム睡眠を楽しんでいたら、「どんがらがっしゃーん」という文字通りの音が耳に飛び込んできた。
慌てて飛び起きると暗いリビングの中を何か、が駆け抜けていくのが見える。
電気を点けたらその正体はあっさり判明した。
紙袋の取っ手に首をつっこんだはいいが抜けなくなったらしいカノンが、さながらマントのようにその袋をなびかせながら狂気のごとく走り回っていたのだった。

既に袋の本体は破け落ち、残った取っ手は胴体にまで回って太目のボディに引っかかっている。
興奮しきって瞳孔が開き、肩で息をしているその猫に猫なで声で呼びかけながら近づくと、意外にも素直に抱き上げることができたではないか。
そのままそっとソファに座り、鋏で取っ手をそっと切断すると彼は大きく肩でひとつ息を吐いた(ホントに)。
やれやれ、一件落着。

現在我が家には1匹の珍客がいる。
事の発端は昨朝のこと。
毎朝ご飯を食べに来る元秋猫ちびと、新顔の黒猫クロ(暫定命名)がその朝もやって来たのだが、クロの様子がおかしい。
とにかく食い意地が張っていて、ちびにあげた缶詰も横取りしようかという勢いでご飯をかっ込むクロが、置かれた缶詰を食べようとしないのだ。

これはおかしい。
だが、忙しさに紛れてちょっと目を離した隙に彼はどこかへと行ってしまった。
そして昼過ぎにまた訪れても全くその食欲は失われたままで、この寒さの中、ご飯を食べられないと言うのは命取りになる。そう判断して私はとうとう彼を抱き上げた。

広い事務所の玄関の鍵を閉め(この年の瀬に来客など殆どないのだが)、猫コタツを置いてあげるとなかなか入ろうとしない彼を押し込む。
少し抵抗したがすぐにその快適さに気付いたらしく中で丸くなった。
だが数分もすると出てきて、今度は傍で座って見守っていた私の膝の上に座るではないか。
いつまでもそうしていてあげたいけれど、そうもいかない。なんとか再びこたつに押し込むと後ろ髪を引かれる思いで事務所を後にした。

一晩経っても彼の食欲は回復せず、家人と相談した結果、既に年末のお休みに入っていた家人の知人がいる動物病院に無理を押して今朝診察してもらったのだが…
熱はほとんど平熱の範疇、口の中も綺麗で歯も大丈夫。肺や腸などからの異音もない。
鼻が利かないのは確かなようだが、かといって鼻水でがびがびというわけでもない。
つまり、原因不明。何で食欲がないのかわからないという診断結果だったのだ。

とりあえず補液と抗生剤の注射、投薬をしていただいて帰宅。朝方組み立てておいたケージに入れると多少の抵抗はあるものの大人しく収まってくれた。
1時間ほどすると保護してから一度もしていなかった排泄も猫トイレを上手に使ってしてくれて一安心。
薬の効用だろうか、少し缶詰とドライを食べて今はすっかり寛いでいる。なんと素晴らしい環境適応力。

問題はいつリリースするか、だ。
ウチでは飼ってあげることはできない。だがここまで人に馴れているのだ。あの狭いケージの中でさえ悠然と過ごしているのだ。もしかしたらもう外には帰りたくないと言い出す可能性もある。
診察のついでに血液検査(Felv、FIV、FIP)もお願いしたので結果次第によっては里親探しをしてもいいかな。

それにしても黒猫は概して人懐こい。
某身内の元へ旅立ったのあ然り、実家の近所のクルちゃん然り。我が家のふうちゃんみたいに膝に来るまで5年もかかる猫がいるというのにこの違いときたら!

とりあえず元の食欲を取り戻すまで彼には滞在していただこう。
そして、元の生活は取り戻したくない、と仰るならその時はその時。
…性格は可愛いんだけどなあ…うーむ、里親さん見つかるだろうか…

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コメント

自分の親に食事も与えてもらえず虐待されている人間の子供がいる。
迷い込んで来たネコが食欲がないので年末に病院に診察に連れて行ってあげる人もいるのですね。
クロネコさんしあわせだね。

投稿: なんでやろ | 2006/12/29 22:24

みもにゃが、ケージとかを排泄したかったの♪


投稿: BlogPetのみもにゃ | 2006/12/31 15:00

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