憧れの@リゾートしてきました
実は3年越し(だったかな?)の思いが叶った旅だったわけで。
行ってきました。「ザ・ウィンザーホテル洞爺」
しかし、遠い。
標高差はわからないけれど、見えてからたどり着くまでの時間が長かったこと。
それもそのはず。ホテルへの一本道は雪の壁、路面は凍結。スピードなんか50キロがせいぜい、ですもの。
ホテルの入り口は湖面に向って右。車をドアボーイに預けていざフロントロビーへ。
ジュニアスイートを予約していたので本来なら24時間ステイできるのですが、そんなにゆっくりしていたら猫たちに申し訳ないので(?)10時頃チェックアウトすることにしました。
カードをスキャンしたものを預けておくことで帰りは電話するだけで車を出してもらえます。便利。
デスクでチェックインしてからちょっと待たされたのはご愛嬌。
案内された部屋を見て微かにイラっとしていた気持ちは消えました。広いし、柔らかな調度品の色合いなどが気持ちを落ち着かせてくれただけでなく、設備も整っていて。
冷蔵庫の中も充実。これは近所にコンビニなどない立地条件下ではまあ当然と言えば当然です。ショップに行けばスナック菓子などもありましたが。
そして、更に気持ちを高揚させてくれたのはバスルームです。
広さはさほどでもないけれど、シャワーブースとそしてバスタブからは…
ほら!朝はこれを見られるの。
大浴場「山泉」は露天のある檜風呂とない石風呂が日替わりで、今回は女湯が到着した日、つまり眺望もへったくれもない夜にしか入れず、朝の露天風呂は家人しか体験できない。
でも部屋のお風呂でもう十分でした。
ディナーはミッシェル・ブラス。
実は一度秋に部屋を取ったら、このレストランの席が取れなくて断念していたので、こちらも念願かなっての一食となりました。
デフォルトの食卓。このカトラリーにミッシェル・ブラス氏の拘りがあるそう。
1本のナイフでアミューズからチーズまで使ってほしい、という提案はマナーに疎い私たちにとっても福音、おかげで寛いだ気分のまま食べ続けることができて。
かわいらしいアミューズ。ショップにこの器がスプーンとセットで売られていましたが、値段を見て伸ばした手を止めました。
帆立の貝柱をポワレして削った根セロリを載せたもの。
そして、デザートと一緒に何故か登場したのは砂糖を煮詰めてから糸状にしたもので作られたオブジェ。
事前にワインを頼んだ時に、ポロリと「私の誕生日のプレゼント」という言葉を口にしたのをちゃんとソムリエは覚えていて、お祝いに、とシェフに作っていただいたそうです。
中にはキャンドルが仕込まれていて、素晴らしいランプシェードは食べても美味。
家人が喜んで口にしていました。
朝食はギリガンズアイランド。
明るく大きな窓に面した席でいただくブレックファストは私がイタリアン風、家人はハムをメインにしたそれぞれコース。
トマトジュースが美味しかった。そしてパンも。
パンは有名なショップがあって、とても楽しみにしていました。
「オテル・ド・カイザー」
ここのパン・ド・ミーはリピーターも多いそうですが、目を奪われたのは所謂「菓子パン」。
数種類を買って帰った中でも「ボストック」というブリオシュの生地にアーモンドクリームとスライスアーモンドを載せて焼いたものは今まで味わったことのない美味しさ。
食べる前に写真撮っておけばよかったのですが…
いずれ明細が送られてくるわけですが、それを見て現実に引き戻されるまでいい気分でいられそう。
とにかく、あまり乗り気ではなかった家人が「また行きたい」とのたまうくらいですから。
設備はバブリーかつ落ち着いていて文句なし、と言いたいところですが欠点もあり。
まずエレベータの中が寒い!
部屋から山泉までバスローブOKなのですが、途中のエレベータで震え上がります。
そしてその山泉が遠い!
ほら、はるか彼方に霞んで見える(大げさ)
そして露天が男女日替わりなんて…
この3点を克服してくれると文句言えなくなりますが、少なくとも私は。
次にもしまた訪れる機会があれば、やはり今回のお部屋と今回のレストランがいいな。
このホテルはやはり多少の贅沢さを伴って始めてその魅力がわかるとしみじみ思いました。
ちなみに北海道へサミットを誘致するそうですが、恐らくその際ここがメインの会場になるはずです。
このロケーションなら警備しやすいことこの上なしですから。
不便さも、こういう時には長所になるものですね(笑)
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