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猫はやっぱりめんどくさい@でもかわいい

我が家にまた珍客が。

黒猫クロが姿を見せなくなって早や20日、心配も頂点に達していたのだが、それを察知したかのように一昨日の朝ようやっと我が家の前へと舞い戻ってきた。
下半身を中心に肉がげっそりと落ち、白濁した目やにとくしゃみ、鼻水。典型的な猫風邪とそれによる衰弱だ。
皮膚をつまんだ感じでは軽く脱水もしている。
すぐさま玄関先に招きいれ、喜ぶ家人に総合栄養食のレトルトを出してもらっている間に急いで猫用ミルクと猫ベッド、そして獣医さんからa/d缶を数個買ってきた。
元々風邪気味だったので以前いただいておいた抗生物質(ちょうどこれを調合してもらった明くる日から彼は姿を消したのだ)をミルクで溶いて飲ませてからa/d缶を半分ほど器に盛る。
たちまちガツガツと食らいつく様子からは、しばらくまともに食事をしていなかったことが伺える。

1/2缶をあっさり平らげ、まだ欲しそうにしているので残りも全て出してあげるとこれまたアッというまに食べてしまった。
とりあえず食欲があることに安堵する。食べられなくなったら人も猫も同じで、たちまち命の灯は消えてしまうから。
胃袋が満たされた後は爆睡。傍を通ろうが声をかけようが全く起きることなくそのまま数時間眠り続けた。よほど疲れていたのだろう。

その晩は初めて我が家の玄関先で一夜を過ごしたクロだが、用意しておいた簡易トイレ(適当な大きさのダンボールを大き目のビニール袋でくるみ中にトイレ砂を敷いたもの)をちゃんと使っていたのには驚いた。
正直ダメ元で置いたのだけれど、翌朝には食べ過ぎによると思われる緩いうん○がちゃんと収まっていたではないか。これなら十分飼い猫として室内でもやっていけそうだ。

だがさすがノラ。
朝ごはん(抗生物質とドロンタール仕込)を平らげ、若干の食休みを取ったら早速「出して」ドアの前で鳴き始めた。
外に出してやるとゆったりとした足取りで山の方へ歩いていく。
途中じっとその姿を見つめていた私に気付いたらしく振り向きざまに「んな」と一声鳴くと、また彼は歩き始め、藪の中へと消えていった。

昨日の夜は少し冷えたので、主に家人の勧めでクロはもう1泊我が家にお泊り。
もう馴れたもので、トイレは綺麗に使うし、ドアが開いていても部屋の方に来ようともしない。実に賢い子だ。

もう少し体力が回復し、風邪が治ったら去勢することにした。
縄張りは多少小さくなるだろうけれど、遠出の度にこれだけ憔悴されてはたまらない。
去勢をする、ということは彼の今後を一生面倒みるということに他ならないわけで、それで今の今まで逡巡していた。
だが、実はもうひとつ去勢を躊躇う理由があって、それはつまり去勢によって闘争能力がなくなるということによるメリットがデメリットにもなってしまう、ということなのだ。

デブ猫カンタは今の姿からはおよそ想像もできないが、非常に気の荒い猫だった。それが去勢を機にがらりと性格が一変。そこを突くかのようにしっぽが現れカンタの縄張りを分捕った。
幸いしっぽとカンタは、カンタがしっぽを避けるようにする形で共生できたが、もし仮に他所からやってきたオス猫が闘争本能の衰えたクロを追い出しにかかったらどうするか。
秋猫ちびとクロは微妙な距離感(あれ?)で共生しているが、新参者によってバランスが崩れる可能性も否定できない。

ま、ここで埒もないことをああだこうだ想像してやきもきしていても仕方がない。なるようにしかならないのだから。
実際去勢していないオス猫が1匹でも減れば、不幸なノラの子猫が何匹も減るのだ。

クロは既にパトロールから戻り、すぐ傍の草むらでまどろんでいる。呼べばすぐ玄関の中に駆け込んでくるだろう。
今日も泊めるかどうか、は目やにと鼻水の状態を見てから考えよう。
本当に猫ってかわいいけど手がかかる。だからこそ愛しい。

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