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珍客その後

いなけりゃいないで心配だけど、いりゃいるで鬱陶しい。
まさにクロがそれだ。

我が家の玄関先にはちょっとしたスペースがあり、乱雑にいろいろなものを置いている私がそもそも悪いんだけど、そこの片隅に開けたあと半分ほど残しているa/d缶や猫ミルクを載せておいたらクロのヤツ、ものの見事に狭いにも関わらず飛び上がって乗ると、全て食べ散らかしてしまったではないか。
これで日中誰もいないときは玄関先に入れておけないこと決定(片付けりゃいいじゃん、という突っ込みはおいといて)。

それでも人懐こいヤツは我が家のどの猫とも違う個性の持ち主で、妙に心を引かれる。
実はまたどこかに行ってしまったらしく姿を見せなくなったのだが、最近は野犬もうろついているとのことで心配でたまらない。
ま、体力もしっかり回復していたし、みすみす犬ごときにやられてしまうようなタマじゃないとは思うが…

家人はクロの去勢に反対している。クロ自身は現状に満足している様子であり、遠征は本能だから仕方がない、というのがその根拠だ。
でも、私はやはり手術を受けさせたい。

今の生活がクロにとって楽しいものであるのか。必ずしもそうであるとは、私は思わない。
遠くまで縄張り確認や発情中の牝を探すために出かけることは、彼が好んでしている行為ではなく、あくまで本能に駆り立てられてのことだと思う。そう、「本能」に従って痩せ細っても衰弱しても歩き回る。それが果たして本当に「楽しいこと」なのか。

野良猫は野生の生物、ではなく、あくまでも人が身勝手に飼育を放棄したことから端を発した不自然な存在だと考えれば本来外に飼い主のいない猫がいるのは自然の摂理に反していることになる。
これは極論であると自分でもわかっているけれど、やはり少しでも野良猫の数が減る-処分などの手段でではなく-ことが肝要で、そのためにも外にいるオス猫は去勢すべきではないだろうか。
(これについては田舎ならではの啓発不足が大きいのだが、それはまた別のお話)

望まれることなく生まれてくる子猫たちの多くは成猫になるまでに淘汰されてしまう。
キツネ、野犬、カラス、といった外敵の存在。そして飢餓や感染症。
首尾よく成長できたとしても、北海道の冬は厳しい。栄養状態の良くない猫であれば一冬を越すことがいかに難しいか。

思うことはいろいろあるけれど、気持的には決心がついた。
クロにもきっと思惑や欲求はあり、それが必ずしも私の想像しているそれとは合致しない、とはわかっている。
それでも、クロには長く生きて欲しいしクロの血を引く子猫が無残に屠られることがなくなれば、と願う気持ちはもう覆らない。

どうせまたやせ細って戻ってくるのだろう。
そして手術に耐えうる程の体力が回復したら、今度こそ確実に抱き上げてキャリーに入れたい。

早く帰っておいで。待ってるからね。

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