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猫の常識非常識

普通、猫は柑橘系の香りを厭うもので、猫忌避のために作られている薬剤にはその香料を使用していることが多い。
だが、先週の「土曜日のにゃんこ」(CX)に登場した愛媛県某宅の猫は、およそ猫界の常識(なんだそれ)からかけ離れていた。

○○の好物は、みかん

…嘘でしょう?ナレーションに思わずツッこんてしまったのは私だけではあるまい。
疑心暗鬼で凝視していた画面の中、美味しそうに剥かれたみかんを頬張るのは正に猫、だった。しかも、飼い主に向かって見せるのはもっと、もっと、と手で催促する仕草。
確かに、蛇口をひねるとポンジュースが出る(!?)県の猫だからアリなのかもしれないが、俄かには信じられない思いがしたのは言うまでもない。

その点、我が家の猫はセオリーどおり。私がみかんの皮を剥くやいなや足早に皆離れていくし、かつて二人で暮らしていたころのみもざがおこたの上に載らないよう、テーブル板の端々にみかんの皮をちぎって並べたことを今でも懐かしく思い出す(乾いて匂いがなくなったらすぐに蹴散らされてしまったが)。

陽太はチーズ、カノンとふうは雑食(…)、れいあは魚系、と好みも様々だが(もちろん食べさせませんよ)、ご飯に関しては4匹全て違うドライを健康状態に応じてチョイスし、常に1グラム単位できっちりと量を決め、食事中はどんなに忙しくてもそれぞれが他の子のを食べないよう必ず見張ることにしている。
その苦労が功を奏して、4匹とも大きな体重の増減もなくここまで来た。
だが、どうも最近カノンの様子がおかしい。食べても4~5回に一度は全て吐き戻してしまうのだ。
見た目的にもやや痩せてきたように思える。
ということで、通院日に当たっていた陽太、爪切りが必要なれいあ、ワクチン接種時期のデブ猫カンタと一緒に病院へ連れて行くことにした。

こう書くと簡単そうだが、4匹、計25キロ(除キャリー分重量)を積み込むだけで一苦労。
しかも、ここのところ100%の確率でキャリー内に糞尿をたれる(涙)カンタはキャリーを一回り大きな衣装ケースの中に入れてから載せるのでかさばることかさばること。
ほうほうの体で全員診察室に運び込み、まずカノンの血液検査。結果、危惧していた腎機能の低下は見られず、嘔吐は肝臓の炎症から来るものだろうとの診断がなされた。
とりあえず安心したが、10日ほど投薬が必要とのことで、飲み終えてまだ様子が変化しなければ再度の通院。だが深刻な事態ではなかった。やれやれ。
陽太は、やはりじりじりと数値が上昇している。どこまで今の健康状態を維持できるのだろうか。闘病生活に陥らなければいいのだが…
れいあは石のように固まっていたので、あっさりと18本の爪が切られて完了。
そして…最後のキャリーは既に持ち上げた段階で漂う臭気。
「ふええええ」
飼い主の情けない悲鳴に、中を覗き込んだ先生もため息をついた。
カンタ、またやってくれやがりました(号泣)
少し緩めのうん○が、敷いておいたペットシーツにべったり。嗚呼。
7.85キロのでかい図体が全く無意味なこの猫は、何度通っても病院が怖いのだろう。その気になって暴れれば、先生なんか太刀打ちできないほど体力あるのにねえ。
一声も上げないまま、さながら溶けたバターのように診察台でべたっと動かない背中にぶすり、と注射されて、こちらもハイお終い。

その晩、早速カノンと陽太に投薬。あくる日、つまり今朝。カノンが飲んだ薬はたちまち威力を発揮し始めた。
「食欲が増進される作用があります」そう説明されたとおり、その胃腸薬のなせる業か全員が食べ終えた後の食器を、一人残って舐め始めたのだ。
もちろん、全員食い意地が張っているから残飯なんかほんの僅か。それでも意地汚く器を舐めている姿には鬼気迫るものがあり、改めて薬効の恐ろしさ(?)を感じたのは言うまでもない。

陽太は、腎機能低下猫とは思えないほど食欲もあり、同じ量を食べさせ続けているにも関わらずこの1ヶ月で200グラムも増えた。よってご飯は1グラム減。
こちらは200グラム減ったカノンだが、1グラム増やしたし、この食欲だもの、すぐに陽太に追いつくだろう。

猫を飼うと、本当にお金がかかる。
かけない飼い方もできるのだ、しようと思えば。でもそうしようとは思わないから、できる範囲でかける。
みもざを喪った時のような哀しみや喪失感は恐らく感じないまでも、それでもいつもいた猫がいなくなる、ということがどれほど辛いか、身にしみてわかっているから。
だから、どんなに猫に嫌がられようとも病院に連れて行くし、薬も飲ませる。
そういう行為を無駄だと笑いたくば笑え。でも私は私の猫を守る。その強い思いは誰に何を言われようとも変わらない。

このブログが闘病記になりませんように。陽太、頑張ろうね!(といっても頑張らなきゃならんのは本猫ではなくて私なんですが)。

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