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面白い本を読みました。

久々に、一気貫通、もとい、一気読みのできる本に出会った。
手っ取り早い(?)面白さとわかりやすい複雑さ(??)を求める私の嗜好にほどよくマッチしたこの一冊(上下巻なので実際は二冊ですが)。

名前探しの放課後」辻村深月著(講談社)
依田いつかは藤見高校に通う高校1年生。ある日、ふと気が付くと、そこはいつかの知る3か月前の世界だった。もとの世界で自殺してしまった生徒を救うべく、いつかは行動を始める……。

非常に綿密に計算し尽されているのは女性ならでは、と言っていいかもしれない。
乾くるみの「イニシエーションラブ」もそうだったけれど、読了してから気づくことが多々あり、私は図書館で借りたが、生憎上巻を返してから下巻を借りたため今臍をかんでいるところだ。あうううう。

文章は平易で読みやすい。言葉に溺れることもなく、淡々と進むストーリーは章毎に名作童話のタイトルが配されていて、それらが微妙に内容と溶け合っている。

えーと、ここから先はネタバレなので、これからこの本を読もうと思われた方は決してクリックなさらぬよう。

(で、↑をスルーされた方はどうぞ↓からお読みください)

腎機能不全の猫に飲ませていたコモンジュニパー(こちらのエントリですな)。
結局効果なし、どころか数値が悪化しちゃった。ということで今日から排除。勿体無い、なんて思ってしまうことのないよう、思い切って捨ててしまった。
こういうのって上手くいった試しがないや。フォルテコールだってダメだったし。
やはりこれまでの薬をこれまでどおりに飲ませることにした。それが一番いいみたい。
良くならないまでも、悪化させないよう頑張る。誓いを新たにした通院日でした。

辻村女史の著作は時系列に「冷たい校舎の時は止まる」「子供たちは夜と遊ぶ」「凍りのくじら」「ぼくのメジャースプーン」「スロウハイツの神様」そして「名前-」までの全6作。
「名前-」は、実はこれらのとある作とリンクしているのだ。
私がそれに気づいた-と言っても彼女の本とは初対面だったので既刊の著作と何かリンクがあるのでは、という程度だったのだが-のは、本当に最後の最後、エピローグでのとあるシーン。
他にも、他の作品とリンクしている人物がいることを後にウィキで知るのだが、やはり何と言ってもメインはこの2人(おっと書きすぎたか?)だろう。
ということで、これから否応なしに彼女の全著作を読まなければならなくなった。上手く出来てるよなあ。してやられた感じがしてならない。
つまり、それほど人物描写に長けている=登場人物が魅力的、ということで、多分、辻村さんは優しい人なんだろうと。だから少なくとも「名前-」に悪人は登場しなかった、あ、これも凄いネタバレか!
かの有名な佐々木丸美の作品群もそこかしこにリンクが張り巡らされていたため、図書館で借りたり古書店めぐりをして全著作を読破した。
幸いにして、辻村深月の本はまだたやすく入手できそうなので、早速明日、図書館に行ってみるつもり。全て揃っていればいいけれど…いっそamazonで中古買っちゃおうかな。
ネタバレ上等、とここを読まれたあなた。それでも読む価値のある本です。どうぞ図書館ででも手にしてみてくださいね。

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