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果たして障害という名で括っていいものなのかどうか

某大規模書店で慌しく新刊本のコーナーを物色していたら、一冊の本が目に留まった。

「わたし、男子校出身です」

表紙カバーで微笑むのは若く、美しい女性の横顔。その本の著者である彼女を初めて見たのは、今年の5月、NHK教育テレビでオンエアされた「一期一会」という番組で、だった。
イチゴ(一期)さん…訪ねる若者、イチエ(一会)さん…“イチゴさん”を受け入れる現場の若者、だそうだが、生憎私がチャンネルを合わせた時には既に半分以上終わってしまっていて、私はイチエ嬢であるところの彼女のバックボーンなぞ全く知らないままその愛くるしさに心を惹かれた。

番組の内容は、全く化粧をしたことのない社会人2年生の女の子がようやく化粧に関心を持ち始めたもののその方法などがわからない。そこで雑誌などのモデル、つまり美の最前線にいる同世代の女性に出会い、新しい世界を知る、というもので、それは他愛もないものだったが、イチゴ嬢に比べいかにも芸名、という風情の華やかな名とその名に負けないイチエ嬢の美しさは心に焼き付いて離れなかった。

そのうち彼女はいろいろな番組に登場するようになり、雑誌などで性同一性障害により戸籍も含めて性転換を図った人と知ったが、そんなことが信じられないほど可憐で愛くるしい笑顔のシュガーコートからは一切ネガティヴな匂いは感じられなかったのだ。

何気なく手に取った本、開いて8ページ目から何気なく読み始めた文章がそのまま私をレジへと向かわせた。
そして、帰りの車の中、運転する家人を無視しつつ一気に読み始め…信じられないことに、ラストに近づくにつれ涙がこらえきれなくなってしまった。

私は偶々オンナの体に生まれたけれど、それが幸運であった、などと思ったことは今までにただの一度もない。
オトコの方がよかったよなあ、なんて冗談交じりに口にしたことが悔やまれるほど、彼女が今の彼女自身を手に入れるために闘った時間は過酷なものだった。

心とは「誤った」体で生きた21年間の、恐らく2倍、3倍以上の時間を女性として生きていく彼女-著者、椿姫彩菜さんのこれからの人生にたくさんの幸福がありますように。

(いや、ホントに若くて可愛い女性を見るのが好きなので単純に彼女のファンだったりもするのですが)

あー風邪引いたみたい。喉が痛いや・・・

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