« インド人もびっくり(かなり古いな) | トップページ | アメリカの歴史に残る日に »

うーん。

「太陽の坐る場所」
辻村深月さんの最新刊だ。
好きな作家の本は飽きるまで無条件に買う主義なのだが、この本に関しては「しまった」的イメージが残っていて、うん、図書館に入るまで待てばよかった。

底意地が悪いのだ。人物の描写もエピソードも、歯触りが良くないとでも言ったらいいのか。

恐らくこの著者はここに出てくるどんな人物にも近くはないと思う。
彼女の羨望や想像の賜物、というこちらも意地の悪い見方をしてしまうけれど、そういう人たちが登場するこの話は、恐らく登場人物が美貌を持っていなければ何一つ成立しない。
トリッキーな部分も、それを描きたかったのか、と勘繰ってしまえば素直に驚くこともできなかった。

面白くなかった、と言えば嘘になる。
実際、一気に読み通してしまったわけで、それでも後味が悪い。

あ、さっきメールしたときに聞きゃよかった。
ねえ、某身内っつかそのダンナさん、この本持ってる?もし持っていないならプレゼントしますわ。
多分私はもう手に取らないと思いますので…

カレー食べたい病は未だ治らず。
何とかデリーのあのカレー、手に入らないもんかなあ…明日電話して聞いてみよっと。
(こういうときの行動力は我ながら凄い)

|

« インド人もびっくり(かなり古いな) | トップページ | アメリカの歴史に残る日に »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。