« この人が出てくるとチャンネル替えますの | トップページ | 週末はあまり悩むこともなく »

うーん。

江東区の所謂神隠し殺人死体遺棄事件。18日に地裁が判決を言い渡した。

「無期懲役」

…この判決が妥当であるかどうかはさておき、判決の内容には不満を感じる点が多かった。
被害者が性的暴行を受けていない-それはあくまでも結果論であって、監禁の目的がそれであったことを鑑みれば行為があったか否かは問題ではないと思う。
女性にとって-男性は理解に苦しむかもしれないが-性的暴行を受けることは精神的には殺されるにも等しい。
更に、殺害の方法が残虐であったとは言えない、と?
身動きできない状態で刃物を衝き立てられること、たとい目隠しをされていたとしても、いやされていたからこそ我が身に起こる不吉極まりない予感が現実のものとなるまでの時間の恐怖は十二分に残虐性を持ってはいないだろうか。
また、幼少時に負った火傷がコンプレックスになった、と?
よもやこんな証拠まで採用になるとは弁護側だって思ってもいなかったのではないだろうか。
判決文は極刑を回避したことについてのエクスキューズがメインだったように私は感じた。

ただ、今回の裁判は多分に裁判員制度を意識していたようで、モニターなどでご遺体の一部を映し出す、といった手法には疑問の声も上がっていたし、被害者感情を前面に押し出して制裁として極刑を、という方向性は見ていて時に不快だった。
それに惑わされること無く(?)、所謂永山基準を適用したのか被害者一人の事件に無期懲役という判断を下した地裁。
間違いなく検察は控訴するだろう。
でも、星島被告も自ら死刑を願っているわけで…

終身刑制度こそこういうケースに最適だと思う。
池田小襲撃事件の宅間受刑者だって、とうとう悔い改めることなく、本人は獄中婚までしてある意味幸せに逝った。
死を願う人間にそれを与えるのでは刑にはならない。
死んで罪を贖うのではなく、抑圧された中で生きて贖罪の日々を送る。そんな刑こそが宅間や星島には相応しい、もしくは相応しかったのではないだろうか。

私は星島被告には死刑を適用すべきではないと考える。
でも、有期刑では軽すぎる。その一生を獄中で終えることこそ彼に相応しい刑だと思うけれど現実に終身刑がない以上、もしも私が裁判員としてどちらかを選択するならば…前者か。
ただし、刑の執行まで最低でも10年以上収監すること。そして、毎朝彼の独居房の前を足音を立てて刑務官が歩くこと。
日々死の恐怖を味わうことで、少しでも被害者の味わった苦しみを我が物として、痛みを感じて欲しいから。

それにしても、こんな男が隣人だったというだけで理不尽に人生を終わらされてしまった女性は本当に不運だったとしか言いようがない。
ご冥福を心からお祈りします。
私も私の知人や家族もこんな事件の被害者にならないよう、ただ祈ることしかできない。それがなんだかとてももどかしい…

|

« この人が出てくるとチャンネル替えますの | トップページ | 週末はあまり悩むこともなく »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。