意外な結末?
朝青龍引退。
・・・正直こんなにあっさり退くとは意外だったけれど、やくみつる氏のコメントを目にして腑に落ちた。確かに、横審からの引退勧告もあり、解雇なんてことになれば優勝記録の剥奪(そんな処分まであるの?)、そして億を超える退職金(名称は違うそうですが)が貰えなくなるわけで、それなら自ら幕を下ろそうと思っても不思議ではない。
家人の、「親方として残らないのかな」という言葉にはびっくりした。日本国籍を取得していなければ親方にはなれない。これって皆が知っている常識だと思っていたから。
それに、そもそも自らを律することもできない人に人を育てられるだろうか。
そう、彼の師匠、高砂親方も2階級降格だそうだ。当然。もっと厳罰を与えてもいいくらいじゃないの?
強さだけで言えば朝青龍は群を抜いていた、実際日本の角界を牽引していた存在だったわけで、その逸材を全く土俵以外での出来事で手放さざるを得ないところまで追い詰めた責任は重い。
朝青龍は日本に、角界に、そして相撲という仕事に、敬意が欠けていた(内館牧子氏コメントより)
私もこれが全てだったと思う。
相撲に対する敬意、つまりは横綱としての「品格」を出世していく弟子に植えつけることも、親方の仕事ではないのか。
彼を概ね好意的、或いは同情的に扱うマスコミに違和感を覚える中、某紙の記事「引退、で終わるわけではない」警察が捜査を続けるという内容に安堵した。
警察官が殴打こそ見ていないがその直後の現場にいたわけで、立件できるかどうかは示談書の有無に関係ないのだから、もし事件性があるならとことん追求して欲しい。逃げ得だけは許せない。
結局最後まで朝青龍は自らを省みることなく、横綱らしさを見せることなく土俵を降りた。
強さは疑いようのないホンモノ。少なからず大相撲人気を支えてきた存在だったことも確かだ。
残った力士たちは、彼なき後の相撲界を盛り上げるため必死に頑張っていかなければならない。朝青龍なんかいなくたって、相撲はこんなに面白いんだ、ということを証明するためにも。
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