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逡巡中。

本来なら、逝った猫たちを想って過ごすべきだった今日、私の頭の中は全く違う、全く無関係な猫で占められていた。
知らなければそのまま済んでしまったのに、知ってしまったばかりに、今、私は迷っている。
もう1匹増やすことは不可能に近い、それは頭では理解している。だから私の理性はNGを早々に突きつけていて、それを覆すことは難しい。
でも、感情が邪魔をする。
お前は知ってしまったんだ・・・そう囁く声が耳について離れない。

あの狭いところで何ヶ月も過ごしてきたという現実。
それでも、ご飯があって空調があって、北の厳しい冬に命を落とす野良猫に比べれば幸せなのかもしれない。でも。

みーちゃん、どう思う?どうもこうもないよね。絶対ダメだよね、ここに連れてくるなんて。
買うことはそれほど難しくない。欲しかった電化製品を一つ諦めればいいだけの話だし、ううん、既に価格がダンピングされていたから実は昨日それだけのキャッシュも持っていたのだ。

もう少し悩んでみようと思う。
私は冷たい人間なのだろうか。

めっきり涼しくなった。昨日とは大違い。
今日でお盆も終わる。みんな帰ってしまうの?というより、本当に来ていたのあんたたち。
ひそひそしながら私のズボラ具合を嘲笑っていたのかもしれないな。

まだ、大切な「人」を失った経験はない。身内は皆元気だ。
でも、そう遠くないうちにそういう悲しみを知るだろう。寿命、という残酷な期限が生き物には皆存在するから。

ああ、どうしたものか。
極端な話、お金出すだけでもいい、と考えている私がいたりして。
一緒に暮らしたい、という気持ちもあるけれど、それ以上に・・・

扇風機もそろそろ掃除して仕舞うか。今夏は本当にお世話になりました。

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