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事務連絡その他

母の日も近い。とりあえずプリザーブドフラワーを日比谷花壇に頼みました(事務連絡)(え?)

この時期は一斉に子馬が誕生するけれど、天気のいい日には放牧地で気持ち良さそうに寝ている子をしばしば見かける。
確かに、ぱたん、と四肢を投げ出していればそう見えなくもないが・・・「あの子馬って死んでるんですか?」一度、真剣な顔で尋ねられた時は正直びっくりした。
あなた、そんなわけないでしょうが。半ば呆れながらただ昼寝してるだけなのよ、と説明したら「そうですよね!」ってまあ。
これから日高地方は緑もどんどん濃くなって、子馬もどんどん増えて一番いい季節かもしれない。
日高だけじゃない。北海道の観光シーズンがいよいよ到来・・・って観光客、減ってるらしい。あらら。
自粛ムードも手伝ってか、確かにGW初日だというのに、微妙に他府県あるいは「わ」ナンバーの車が少ない気がしないでもない。
フェリーターミナルが二つあるので、例年、割と不慣れっぽく走ってる車が多いのだが・・・

外国客が減っているのは福島原発の所為だろう。
前線で頑張っていらっしゃる作業員の皆様や、その方たちをまとめる所長さん、そして皆様のご家族のことを思うと胸が痛くなるけれど、今回の事故が免責事項に該当するんじゃないの?としゃあしゃあとのたまいやがった東電!
そういうのは、国の方から言われて初めてああそうかも、となる話であって、何でいきなり「自分、責任ないし」てなことを言い出すの?
でもこれ、政権与党が自民党だったら通ってしまった屁理屈かも。そもそも現在の原発頼みの社会を作ったのは自民党だから。

休止中の静岡・浜岡原発も再稼動を始めたいそうだけど世論は許さないだろうな。
原発の存在そのものを否定することは正直今はできない。実際、今3分の1電力がなくなったら生活が成り立たないから。
でも、最初から原発ありきで進んでいくのではなく、やればそこそこできた節電、自然を利用した発電、これらを2本柱にして原発を必要としない社会を目指して欲しいなあ。
そういうマニフェストを民主党が掲げたら、きっと支持率は上がるはずだ。
まあその前に、福島原発を何とかしてください。被災地の復興、特に仮設住宅の建設推進はもちろんのこと、20キロ圏内の動物たちを救ってください。
お願いですから。

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馬とペットと家畜と・・・皆同じ命ですから

ついにメジロ牧場が馬主撤退とのこと。
・・・実はちょっと前に関係者さんから話は聞いていたのでそれほど驚きはしなかった(いや、聞いたその時は驚きましたよもちろん)し、実際あの成績であの規模をどう維持していたのか疑問に思わなくもなかったので、仕方ないのかな、と思ったりもして。
ただ、あれだけ歴史があって活躍馬を輩出してファンも多くて、そんな牧場の倒産って今までになかったと思う。
社台系のシンジケートは全て会員になっていたというから、余勢があれだけあれば配当金は・・・そう考えると多少走らなくてもなんとかなるのかな、なんて素人考えしていたけれど、結局そうはならなかった、ということなのかな。

恐らく幾つかの分岐点があって、その選択を迫られた時に行ってはダメな方へ続く路を選び続けてしまった。
ちょっと抽象的だけどそんな気もする。

これで古くからのファンの競馬離れがちょっとだけ進むだろう。同じ様な勝負服ばかりが繰り広げる争いなんか面白くもなんともない―そういう状態になるまで何もできずにいた日高勢にも問題はあると思うけど。
競馬の公正、を保つためにも、JRAにとってさえ今の状態は決して好ましくはないと思うし、でもだからと言って社台に馬増やすなとも言える訳がない。この隆盛は立派な企業努力の賜物だもの。

何とも皮肉なことに、春天のCMはマックイーン。
そう、メジロと言えば天皇賞、天皇賞と言えばメジロ。日本最高峰のレースは天皇賞、とばかり、それを勝つために長距離向けの配合を行ってきたという話は昔話として聞いたことがある(かつて秋天も東京芝3200mで行われていた)。
でもサンデー系だって最近では付けてるし、繁殖を新規導入したりして改善は図っていたはずなのに。

今後については各マスコミの記事も曖昧でよくわからない。社台が買い取る(人土地馬ともに)という説もあれば、価格が折り合わないからまだ正式に決まってないという説も聞く。
今朝の読売新聞社会面には従業員36人は転職先を探しているとあった。いったい何が真実なんだろう。
とりあえず、功労馬として繫養されている馬たちの余生がちゃんと維持されますように(え?そこなの?)。

20キロ圏内に獣医師が入り、犬や猫の保護に動くという記事を見て喜んだのも束の間、計画されていたボランティアの救出作戦に国が難色を示して中止になってしまったとか。何だそれ。
反小沢をいち早く表明して党内に大騒動を巻き起こした民主党の生方議員は「動物の殺処分を禁止する議員連盟」の事務局長だそうで、枝野官房長官に以下のとおり申し入れたとのこと。

 『警戒区域内等からの家畜、ペットの移動等について
 4月22日、福島第一原子力発電所半径20km圏内が警戒地域に設定され、緊急事態対応対策に従事する者以外の立ち入りが禁止された。その結果、警戒区域内には、家畜やペットが放置されることとなっており、現時点でも、多数の動物が生存していると言われている。しかしながら、放置された動物は、十分なエサも与えられず、劣悪な環境にあることが予想され、こうした事態を放置すべきではない。
 ついては、政府におかれては、警戒区域内等における放置動物の取扱いについて、早急に対処方針を決定するとともに、関係府省および地方公共団体が相互に連携し、移動が可能な動物については、できる限り区域外に移動させるよう要請する。
 そのため、まず、警戒区域内等における家畜、ペットの現状について速やかに確認作業を行い、あわせて、移動が認められる基準、除染方法、移動先でのモニタリング、飼育管理のあり方など、移動に伴なう具体的なルールやプロセスを明示すべきである。
 また、移動させることが適当ではないと判断された家畜、ペットや、その遺骸の取扱いについても、明確な指針を示すことを要請する。   以上』

(生方議員のサイトから引用させていただきました。当該エントリ全文につきましてはこちらからご覧いただけます)

・・・そもそもこんなことを申し入れなければならないこと自体おかしくないですか?
別に私は民主党支持層でもなければ生方議員のシンパでもありませんが、こうやって声を上げてくださることには感謝しております。
でもね、動物愛護の気持ちが政府にあるのなら、言われなくても人を避難させるときにペットや家畜についても何らかの手を打っていたでしょうに。
事態は切迫していて猶予は最早ない。とっとと調査なり何なり行って、一刻も早くペット(含む、馬)も家畜も、1頭でも多く命を助けてください。お家騒動してる場合じゃないでしょ?そんなことばっかしているから支持率が低下するんですよ!!!
(騒動を引き起こしている張本人たちの中にまーた我が選挙区から選出された前総理が混じっていた。本当に本当に国民の皆様、この人を国政に送り出してしまってごめんなさい!!)

最後に、生方議員のブログ4月25日付エントリから。

「動物を大事にしない政府は人間も大事にしない政府です。」

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珍しく猫の話など

かのの顎、腫れが引いたと思っていたが、触ってみるとまだしこっている部分がある。
熱感もなければ、本猫的に「いずい」(北海道の方言だと思う。ニュアンスで察してください)と思うこともないらしく後ろ足で掻いたりもしないけれど、確かにまだ膿んでいるようだ。
ちょうどよたの通院日だったので同伴させることにした。

先生も驚いていたが、よた、病院で鳴きっぱなし。
単独行ならうんともすんとも言わないで黙り込んでいるくせに、兄弟が一緒だと甘えたくなるのか、ケージの中で小さく鳴き続けるからびっくり。

まずよたの採血。そして機械にかけている間にかのの治療。
案の定、ちょっと針で穴を開けたら血膿が・・・あうううう。
芯なのか、白い脂状のものも少し出たが、完全には絞りきれなかった。
今回はもう少し強い抗生剤と軟膏を出していただき、10日間様子を見ることになった。
これでもし良化しなければ、麻酔をかけて切開することになってしまう。
もう老齢だし、一度肝臓の数値が上がったこともある子だからできれば全身麻酔は避けたいところだ。
とりあえずは心を鬼にして軟膏を塗り捲ろう(?)
投薬も、異様に賢いから、薬の入った缶を持ち上げただけで逃げるこの猫を果たしてどうやって10日間述べ20回(2錠あるので朝晩に分けて飲ませる)押さえ込んで口を開けさせるか。
ああ、目の前で薬を出してもきょとんとしているよたと、脳みそもっと均等にできなかったのかい。
(みーちゃんは6匹子猫を生んだけど、胎盤は5個しかなかった。多分この2匹は一卵性双生児だ)

よたの数値は一進一退を繰り返している。
CREは2.8、BUNは48。数字だけ見れば立派な腎不全。でも本猫は至って元気で多飲多尿もなし。
このまま少しでも長く、今の元気な状態でいて欲しいと切に願っている。

家庭内野良猫も元気だ。
外にいた時と比べたら圧倒的に量が少なくなった(けど内容的にはかなりグレードアップしている)ご飯に不満を抱いてはいるようだが、それなりに狭い部屋での生活をエンジョイしているみたいだ。
就寝時は、この狭い部屋に私が布団を敷き、隣室から黒猫クロを連れてくる。
と、当たり前のように私の傍らに寝転ぶクロにごちん、と頭突きを食らわしているようにしか見えないけれどあれは本猫的には甘えているらしい。とにかく見ていて辟易するくらい愛情表現がくどい。
適当にあしらうことを覚えたらしいクロが頭を舐めてやったりしてなだめると、今度は満足したように寄り添うではないか。
猫にはこんなに懐くのに、人間(私です)には懐柔される気ゼロ。
どさくさ紛れにちょい、と頭や体に触れると感触の違いがわかるらしく、「フシャー!」と怒って飛びのくんだもの(涙)
いつか抱っこできる日が来るのか。そんな日は本当に存在するのか。あううううう。

で、元気がないのは家人である。
まーたまた風邪気味とかで今は事務所のソファに横たわって体を休めている。
最近は終業時間が不規則なのでどうしても疲れがちだし、季節の変わり目だし・・・
困ったのは夕飯だ。
胃の具合が今ひとつなので脂っこいものは食べられそうにない。
なのに、昨日買い込んできた今日から3日分のメニューは、休肝日の今日は本人の希望で天ぷら。それに茶碗蒸しなどをつける。明日はキャベツたっぷりのお好み焼きと前日作った茶碗蒸し。そして金曜日は家人の好物の酢豚と、薬味野菜を数種類用意してそうめん。
・・・天ぷらなんて、冷凍エビ解凍しちゃってるのに。ホタテの貝柱も今日までしか持たないのに。
でも仕方ない。健康第一。食べられない人に無理やり出すほど私もワルではない。
おじやでも作りますかね。後は佃煮を何種類か出して。で、私はかき揚げを食べる、と。え?
早く良くなってもらわなくちゃ。相方が寝込むと、一人取り残される身としては寂しいものですから。

私の中で、山路氏の株が急上昇している。
猫や犬を保護するために動く人は全て(純血種ばかり連れ去って、売ろうとしている連中がいる、という噂を見たが・・・事実なら許せない!!実在するならこういう輩は除いて)尊敬に値するし、山路氏のようにマスコミが食いつきたくなるような餌を持っている方が半ば開き直って釣竿をたれていらっしゃるのを見るとある種感動を覚えてしまう。
もっとあちこちで声を上げてください。よろしくお願いします。

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いろいろなことがあった週末ではありました

スーちゃんが死んだ。

・・・多分この書き出しから始まるエントリがたくさんあるだろうな、と思いつつ、それでもやはり書かずにはいられなかった。
悲劇に見舞われたヒロイン。それにショックを受けながらも健気に彼女を支えていく母。スーちゃんこと田中好子さんほどこの類の役柄が似合う女優さんもいなかったと思う。
深田恭子演ずるエイズに感染した女子高生の母や、白血病を突然発症した吉井怜の自叙伝をドラマ化したときも、彼女の母親役を演じられていて、娘のために骨髄移植ドナーとなるのだが、その時の微かな不安とそれをはるかに上回る「娘を助けられることの喜び」とを、まるで本当の母親のように演じていらして、実は怜ちゃんを演じた女優さんの記憶はほとんどないのに、田中さんの印象だけが強く残っているのだ。

女優として活躍中のランちゃんこと伊藤蘭は相変わらず美しかった。でもランちゃんと一緒に弔問に訪れたミキちゃんこと藤村美樹さんはやはり年相応の印象だった。
解散以来公の場には姿を見せていない、と言われていたミキちゃんだけど、歌手としての再デビューはもうなかったことになっているの?
化粧品のキャンペーンソングに選ばれてスマッシュヒット、確かアルバムも出していらしたはずだが。
歌が上手い人だったんだ、と改めて思わされたことを記憶しているし、今でもサビの部分は歌うことができるほど印象的な曲だった。

今日の告別式で、ランちゃんとミキちゃんが一緒に弔事を読まれるとのこと。
解散してからも、プライベートで親交を深めていた3人には、きっとファンや家族にも理解できないような強い絆があったのではないだろうか。
「私たちは幸せでした」この名言から今日まで、3人で同じ舞台に立つことはついぞなかった。
闘病を前面に押し出すこともなく、再結成というカオスに脚を踏み入れることもなく、スーちゃんは逝った。
享年55歳。どうぞ安らかに…

20キロ圏内に獣医師が入る。
目的は衛生管理。瀕死の家畜は安楽死処分を執るそうだ。そして放たれている家畜は家屋破壊を防ぐため繫ぐ。つまり自由に草を求めて移動することもできなくなる。
生きていても、所有者が許諾すれば安楽死でき、許諾しなくても区域外へ移動はできない。
・・・餌を運んでくれるとでもいうのか?それもしないというのなら全ての家畜を畜舎に入れて、餓死するのを待て、と?
家畜ではなく、ペットに関しては連れ出すことを環境省が検討しているというが、事態は一刻の猶予をも許さない状況にある。そもそも野良猫さんはどうするの?飼い主がいない猫は生きている資格がないとでも?
相馬では馬は経済動物ではない。むしろペットに近い存在だ。だから馬も救出してくれるんですよね?ね?

今この瞬間にも頑張って動いている被災馬INFOの皆さん。犬猫救済に動いているボランティアの皆さん。
血の通わない対応しかできない行政よりもあなたたちの方が何倍、何万倍も頼もしい存在です。どうかご無理なさらず、でもどうか頑張ってください!

昨日から発売されたJRAの新馬券「WIN5」
早速買ってみたが・・・やはり難しい。
簡単なレースもあったけど(京都10・11Rとか)、肝心の皐月賞はサダムパテックに行ってしまい、その前のメトロポリタンSは武豊に行ってしまって結局3勝2着1回3着1回。
ただ、単賞だから、単純に力比べすればいいわけで、これはもう、毎回100円でも買い続けてみようと思っている。レースが5つしかないから、時間をかければそのうち1回は当たりそうな気がしないでもない。
当たったら、支援金に回すつもり。だからお金云々ではない。当てる快感だけでいい。神様お願い!!

昨日はレッズが鯱さんを3-0で撃墜し、家人の応援する在京のセの某チーム(伏せる意味もないけど)が6タテで首位。どうしちゃったんだろう。
・・・少しはいいことでもなければやってられないけどね。

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早く早く早く!!

昨日は雨が酷かった。でも今朝はぼんやりと晴れている。

日曜日だというのに仕事。明日までに作らなければならない書類を今日作っております(汗)
先週なんか、1週間以上締め切り過ぎちゃった書類を慌てて作り、多分今週はGW進行(?)で慌しく過ぎていく。
GW、っつったって関係ないし。カレンダーなんか見るだけ無駄、空しくなるだけ。
何せかきいれ時(?)なので今。折角外国人観光客がいなくて静かな温泉地にも行けない。ああ切ない。
ま、行こうにも温泉旅行用に用意していたお金を支援金に回してしまったから・・・

で、その支援金の行き先である団体の一つ、「被災馬INFO」さんは今も奔走されていらっしゃる。
20キロ圏内に取り残されている馬はいる。でも思うように救い出せないまま警戒区域に指定されてしまった。
もちろん馬だけじゃない。牛だって豚だって鶏だって、そしてペットとして愛されていたりあるいは野良だったりした犬や猫もいる。
そんな中、一人の「猫おばさん」(こういうHNなのか、一般的な俗称なのかは不明ですが)が南相馬市長と直談判、1週間に1度市の職員が餌やりポイントに餌と水を置いてくるという約束を取り付けたのだとか!
初回はおばさんと職員が一緒に回って場所を確認、以降は職員単独での行動となる。
市長は、あくまでも防犯(盗難などへの対策)のための措置とおばさんに説明したそうで、さすが世界に影響を与える100人に選ばれただけあってデキた方だ。そこいらの国会議員なぞより数倍も話がわかる。
(小林幸子氏がギンギラ衣装の彼女が描かれたド派手なトラックで支援に駆けつけた時、派手なトラックですみません、と謝った彼女に向かって『この格好で来てくれりゃよかったのに』と半分真顔で仰ったのには笑いました)
<上記の件についてはこちらのブログから一部転載させていただきました>

あちこちのサイトを見て、嘆願書の出せそうなところには出してきたけれど・・・
被災馬INFOは北海道議の藤沢澄雄氏と連携するそうだ。自民党所属、北海道で軽種馬の生産やコンサイニングなどを手がけていらっしゃるし、道選出の橋本聖子議員も実家はマルゼンスキーなどを輩出したかつての名門牧場。馬に関してはどうにかこのルートで解決策が導き出されるといいが。
そう、河野洋平氏だって牧場持っている(いた?)し、競走馬関係で要職にいたはず。
いずれも皆野党、というのがもどかしいけれど、どうにかしてください。頑張って!!
また、20キロ圏内の犬や猫に関しては、昨日も書いたけれど、全く意外なことに(ごめんなさい)これも自民党の藤野真紀子氏が動いている。
とにかく時間がない。刻一刻と動物たちは弱っていくし、その中で文字通り弱肉強食という事態が起きていて・・・少しでも早く、飢えなどで苦しむ子たちが救い出されますように。

もう一つ、かなり気になったのがこちらのブログの23日付けエントリ。
今回の警戒区域指定に関しては、そもそも唐突に行われ、山路氏もつぶやいておられましたが、取り残された動物たちについて日本のマスコミのほとんどが取り上げていないし、何となくちぐはぐというか場当たり的と言うか明確なビジョンが感じられない行動に思えてならない。
そもそも何のために罰則まで定められている警戒区域を設けるのか。
防犯上というのなら、市町村職員立会いの下で動物を保護するためにボランティアが入ってもいいでしょう?
放射能汚染を防止するため?それなら何故警備に当たる警官に防護服を着させない?

今回のことだけでなく、ここまでの政府の対応を見て多分総理の周囲にはろくなブレーンがいないのではないかと推測してるんだけど・・・
いっそ民間企業から一時的に社長クラスを引っこ抜いてきて、期間限定、無償で働かせてはどうだろう。
以前、週刊新潮のコラムで西原理恵子さんが書いていらしたように、もう天皇陛下が直々に任命、辞令も手交するの。ちょっと右がかった人なんか狂喜乱舞すると思うけどな。
ただし、この作戦で一番難しいのは、首相が殊勝に彼らのアドバイスを聞くかどうか(え、そこ?)
どうして能力のない人ほどプライドが無駄に高いのか(ああ、書いていて耳が痛くなる文章)

いよいよ今日から新しい馬券が販売される。
一応100円だけ買ってみた。どうなるかわからないけど、もし当たったら?所詮あぶく銭ですのでそりゃ支援に回します。
ちなみに、皐月賞は買いません。だって知らない馬だらけなんだもの。

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助けて欲しいけれど・・・

複雑な気分にかられながら、いろいろな方のブログを彷徨っている。
そう、原発20キロ圏内の中にまだ取り残されている動物たちのことが気になって仕方ない。
動いている政治家がいることを知り、それがまた所謂小泉チルドレンで、しかもいかにも本業の片手間?的な方だったので驚いている。
与党民主党の中にももちろんそういう議員さんもいるから、いっそ与野党拘りなく手を組んでいただけたらいいのに。
そして、この件に関してあまりに報道が少なすぎることにも憤りを感じずにはいられない。

幾つかの省庁や行政機関などに陳情のメールは出しているが果たしてどれだけの声が集まり、どれだけの力となるのろうか。
政府もバカだ。
今、ボランティアとして福島に入っている、入ろうとしている団体と連携して圏内の家畜やペットを手当たり次第救い出し、ちょっとしたシェルターを、ボランティアさんの要望に応じて作って保護。家畜については近隣の県の牧野などに移動させる。
これらを早急に行ってそれを大々的にマスコミが報じたら、支持率上がると思うけどなあ。
もし、強い動物愛護精神を持つ諸外国が実態を知ったらそれこそどう報じられることか。政府の評価も落ちると思うけどなあ。
大したお金もかからない。動く人たちをねぎらい、経費を負担し、シェルターを作る。それだけなのに。

こうして私たちがのうのうと過ごしている間にも現地では悲惨な状況が続いている。
議員さんの中にも、ペットと暮らしている人、いるでしょうに。
乗馬や競馬で馬と親しんでいる人、いるでしょうに。
牛乳飲んでるでしょ?牛肉、豚肉、鶏卵、食べているでしょ?
・・・どうしてわかってくれないんだろ。

原発推進は自民党の政策だったし、現福島県知事も推進派だったはず。前任者は反対派だったけど、汚職事件を追及され職を失ってしまった。
知事が東電社長を叱責していた場面を見たけれど何とも空々しいこと。
こういう人がトップだったことこそが福島県の悲劇の最たるものかもしれないと思う。
本気で県民のためになんて動いてくれなさそう。だから動物なんて更に思案の外なのではないだろうか。

今日は休みなのに生憎の雨。
来月急遽上京することにしたので昨日はエアやホテルの予約に忙しかった。実家には1泊させてもらいます。よろしくです。
夢が叶うの。だからその経費を支援金に・・・というのは勘弁してください。
私も所詮は偽善者なんだよね。何もかもを馬や猫に、とは決して言えないのだから。Nさん、ごめんなさい。

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泣く子と動物には

私に理解力がないからわからないのかもしれないけれど。
今になって、何故避難指示区域を警戒区域に格上げしなければならないの?何故このタイミングで?原発事故処理は進んでいるのではないの?それとももっと危険に晒される恐れがあるとでも言うの?誰かわかりやすく理由を教えてください。

今日午前0時を持って、原発から半径20キロ圏内が警戒区域となった。当局の許可なく侵入すれば拘留や罰金刑に処せられる(法規上)。
従前では長崎県での雲仙普賢岳噴火時や、東京都調布市での不発弾処理時などに発令されたことがあるが、原発事故による発令は初めてのことだ。

家畜やペットなどを放置したまま、長くても数日のことだろうと高をくくって避難された方がほとんどだと言う。
よもや1ヶ月以上そのまま自宅に戻れなくなると、その誰もが思ってもみなかったと言う。
そして、こんな形で更に自宅が遠くなるなんて。

取り残されたペットや家畜の状況を、ボランティア活動をされている方々のサイトなどで見るにつけ、胸が痛むどころかもうなにやら叫びだしたくなるような気持ちにかられてしまう。

万が一、うちの猫たちを置いて行かざるを得ない状況になったら?
―多分私避難なんかしない。できない。

避難勧告が出される可能性が高いのは・・・噴火かな。原発はかなり離れているし、津波もまずここまでは来ないだろうから。
それでも大地震で建物が崩壊する可能性が生じるとか、或いは法定伝染病の蔓延とか予想だにできないようなそれこそ想定外の事態も起きないとは限らない。

でも、この猫たちと離れるなんて、置き去りにするなんてことはできない。
もう祈るだけしかできないよ。これ以上天災(人災もか)、起きませんように。
そして・・・本当に他力本願でごめんなさい。現地で頑張っていらしたボランティアの皆様が1匹、1頭でも多くの命を救い出してくださってますように。

このクールは見たいドラマが2本ある。1本は言わずと知れた「JIN」。そしてもう1本はその真裏の枠でオンエアされる「マルモのおきて」だ。
数字(視聴率)獲得のためのソースとして鉄板なのが子供と動物。それを露骨なまでに踏襲したこのドラマは天才子役を2人そろえた上に人語を使いこなす犬まで登場するというからもうあまりにベタでびっくりした。
自粛ムードも下火になりつつある中、底抜けに明るい(の?)このドラマは意外に健闘するような気がする。
とりあえずどちらも録画して、余裕がある時にじっくり見たいと思います。

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拠りどころ?

恐ろしく後味が悪いだろうな、と結末に向かって読み進んでいくうちに覚悟を決めていたのだが、見事に肩透かしをくらった、そんな感じ。

「ユリゴコロ」(沼田まほかる著)

書評を幾つか読んでとても興味を惹かれたので図書館に予約を入れた本だが、昨日借りてきてその晩、さわりだけ読んでみようと手に取ったのが運の尽き。結局1時間以上かけて読了してしまった。

もし、長く離れていた実家の押入れから殺人者の手記を見つけたら。読み始めてそれが、自分の家族が記したものではないかと疑問に感じ始めてしまったら。
老いて、しかも不治の病で死を迎えつつある父親と、少し前に事故で亡くなった母親。
息子である主人公は幼少期に病を患い入院し、退院した際その母親に微かな違和感を抱いたという記憶を抱えている。
さて、手記を書いたのは誰か。そして彼が母親に抱いた違和感とは。

以下、軽くネタバレしてますので、これから読もうと思っていらっしゃる方はクリックしないでください。

続きを読む "拠りどころ?"

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反省だけなら猿でもできる

かのの顎、少し良くなっている、というかほぼ腫れは収まった。
もし、もう数日様子を見ていたら、きっと自分で後肢を使って膿んだ部分を掻き毟ってしまっただろう。
そうなる前に病院に連れて行けてよかった。
軟膏を塗って、抗生剤を飲ませて・・・と書くのは簡単だけど、この子はなまじ賢いから一苦労なのだ。
よたは良く言えば素直、悪く言えばおバカなので、クスリを飲まされてもけろりとしている。
でもかのは非常に賢く、しかも粘着気質ときているので、2回も投薬が続けばクスリを入れている缶を持ち上げただけで逃げ出してしまう。ちぇ。
まあ今回は5日間、しかも1日1回だから大丈夫でしょう。頑張ろう、オー!(何このノリ?)

昨日は今年最初の山菜採りに行ってきた。
・・・早いのよ、まだ。il||li _| ̄|○ il||li
ギョウジャニンニクはまだまだ子供。その他に食べられそうな草はなし。いや、詳しい人が見りゃ何かしらあるんでしょうけど、そこはそれ、素人たちだから。
見分けがつくのはギョウジャニンニク、たらの芽、ふきのとう、ふき、独活、こごみ。最近ようやっとシドケが判別できるようになったけど、多分他にもいろいろあるはず。ちなみに、イラクサもわかりますが痛い目に遭ったので採るのをやめてます。
一番好きなのは・・・やっぱり独活かな。捨てるところがない。
皮はきんぴら、中身(?)は酢味噌和え、葉や芽は天ぷら。ああ、書いているだけで唾液が・・・
たらの芽の天ぷらも捨てがたいけど、やっぱり独活のあの独特のエグみがいい。
来月まで続く山菜シーズンですが、既に道内では何人か山菜と引き換えに命を落とされているので、山中深く分け入ろうとしている皆様、どうぞお気をつけて。
ちなみに、私たちは二人とも気が違ったかのように鈴を振り回して現場に赴きます。熊には遭いたくないもので。

・・・と、脳天気なことだけ書いていられるブログって、実は幸せなブログだ。しみじみ思う。
福島の、原発20キロ圏内に入った知人が早速ブログを更新していたので行ってみたら・・・正直、見たことを後悔している自分に驚いた。
口では偉そうなことを言いながら(というか書きながら、か)その実自分じゃ何もしないでいる。
そして、実際に起きているカタストロフィへの道筋を知りながらなお、何もせず傍観者でいる。
現実に私に何ができるかと言えば・・・悲しいくらい無力。
今後、行政や警察の許可なく立ち入ることのできない避難区域になってしまったら、今、その中に残されている多くの動物は餓死させられることになってしまう。
でも、それを誰も止めることができない厳然たる現実がそこにはあって、ああ、いったい誰が悪いのか。誰の責任なのか。誰を咎めればいいのか。
・・・誰をどう責めても咎めても、何も変わらない。虚しい。

同じ命なのに。物言えない彼らは瞳で悲しさを表現する。
だから・・・私はもう見たくない。ズルイから、心弱いから、彼らの写真から目を背けてしまいたい。
こんな現実の中、彼らのレスキューに奔走されていらっしゃる皆様に心から御礼申し上げます。

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やれやれ、とりあえず一段落

猫に関してはとりあえず片付き(?)つつある。
新顔の猫はあれから来ない。近所の誰に聞いても見ないという。
野生動物にやられてしまったのか、それともどこかの外猫が遠征してきたのか、そもそも私の見間違いだったのか。
この件に関してはペンディング、といったところか。

黒猫クロのリンパの腫れは収まりつつある。
腫れに気付く直前、私の布団の上に小さな血のしみがあったのだが、もしかしたら家庭内野良のちびに顔を傷つけられたのかもしれない。とりあえずこちらも病院には行かずに済みそうだ。

で、かの。
ついさっき病院から戻ったのだが・・・所謂ニキビ。猫座瘡と言われる皮膚病だった。
触診ですぐに発見され、毛を刈って先生が軽くつまんだらでろり、と血膿が。あうううう。
キシロカインを塗って針を入れる。あらららら、出るわ出るわ。
ヒビクス軟膏を患部に注入し、抗生剤の注射をしてハイおしまい。
恐怖で固まっているから大人しく処置させているけれど、これが自宅でだったらゼッタイできないな。
猫も歳を取るとグルーミングをサボりがちなので、如実にそれが出たのかもしれない。
確かに、他の猫たちも顎汚いぞ。
これからはまめに顎の下を拭いてあげなきゃね。嫌がられない程度に。

同業他社の早期撤退という噂を、共通の取引先から聞いて驚いたのだが、正直半信半疑だった。
でもその取引先が来社され、意気消沈しているのを見たらやはり事実だったのだと思い知らされた。
その後、同じように我が社とその他社とに取引関係のある業者さんが立て続けに来社してはため息をついていくので最早これは間違いなく真実らしい。ああ。
家人も落ち込んでしまった。
あちらさんは我が社なぞ歯牙にもかけないだろうけれど、こちらとしては相競い合って、という感覚で常に意識していたし、励みにもなっていたのに。
一つの時代の終焉なのかもしれない。マスコミもまだ報じていないが恐らく来月に入ったら大々的に取り上げられるのではないだろうか。
我が社は・・・只管頑張るしかない。そうだよね。頑張るしかないんですもの。

福島に乗り込んでいった知人は無事ご夫婦揃って帰宅されたそうだ。
いずれブログなりメールなりでその活動について知ることになるのだけれど・・・正直、怖い。知りたいけれど知りたくない。ズルイなあ、私。

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情けは人のためならずもしくは金は天下の回り物

家人共々、3つの動物関係ボランティア(団体、個人)に支援金を送らせていただいた。
そして、今日、日帰りで某地区へ猫や犬の救助活動に乗り込む知人にはフードを20キロほど送っておいた。
・・・昨日、二人とも馬券が黒字になった。それだけじゃない。それはさておき。

レース後、どちらともなく「もしかしたらさあ」
そう、二人して思いましたよ。これはそれらの行為へのご褒美なのではないか、と。んなこたないとは思いつつ、でもねえ。

で、現地に乗り込むという知人は当初とんでもないことを私に尋ねてきたのでやんわりとそれは難しいよとの旨を伝え、諦めていただいた。
防護服やレインコートなどもどこからか調達し、フードもあちこちから送られてきたそうで、ケージやキャリー、捕獲器、水など諸々用意してああ、もう今頃現地で活動開始してるだろうな。
ご亭主が運転していかれるそうだが、うーん、かなり理解のある方だ。

福島第一原発は、なかなか事態が収束しないまま今度は飯舘村が全域避難指示を受けることになった。
牛などの家畜は置いてけぼりにされるのだそうだ。そんなバカな!?
海外などで大規模に飼育されている家畜と違い、日本の場合、頭数の少なさもあって家畜も家族同然に扱っているのが常。宮崎の口蹄疫禍にあって、そんな牛たち豚たちを屠らなければならなかった酪農家の辛い気持ちを、当事者の方のブログで知って言葉にできないくらい切ない気持ちになったのはつい去年のことだ。
今度は、自らの手ではなく時が彼らを死に至らしめる。それも餓死という最も残酷な方法で。
県内の牧野でなんとか収容できないだろうか。避難させてやってはくれないだろうか。
北海道には広大な牧場がいくつもある。そこに連れて行ってあげることはできないのだろうか。

もともとは被災馬の救出にあたっている団体に寄付するつもりだったお金だが、痩せた牛が誰もいない町を走っている姿に家人が涙したこともあって、牛や犬、猫まで遍く手を差し伸べていらっしゃる獣医さんにも送金させていただいた。
被災者の中でもその待遇が統一されたものでないことから不公平感があるらしいが、それでも徐々にボランティアの手が被災弱者の元に届きつつあるようだ。
でも動物たちに関しては、ようやっと最近報道でも取り上げられるようになってきたがまだまだ情報が足りない。動く人が足りない。

現地に乗り込んでいった知人が、その決断をしたのは、家の中に置いていかれた犬や猫たちの末路を、ボランティアのサイトなどで知ったから。
彼女のブログにその一部の内容が書かれていたが・・・正直読まなければよかったと後悔した。
目を背けてはいけない。現実を知って、できることをしなければ、そう思っても・・・本音は本音。
私は彼女のように強くない。行動できない。
彼女は何を見て、何を得て帰ってくるのだろう。それを早く知りたいという気持ちは確かにあるが・・・実はそれ以上に怖くもある。
でも、とりあえずは無事に帰ってきますように。

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いろいろありまして。

4日間もサボったのは初めてのことかもしれない。
決して何かがあったわけでもなければ、テンションがダダ下がっていたわけでもない。
忙しすぎたかと言えばそうでもないし・・・まあ、こういうこともあるさ、ということで。

先週はいろいろな人に会って、いろいろな話をして、いろいろなご縁ができて、でも何も変わらない、そんな1週間だった。

職場でとある大物がぶっ壊れ、ここで思い切って大改革、と決めたのに、地元のハイエナの様な業者が一口かませろと強引にねじ込んで来たので家人ブチ切れ。
昨日応急処置、というか新機軸にすべくいろいろ買い込んで、今日馴染みの良心的な業者にセッティングをお願いすることになっている。
それにしても。一昔前に流行った「WIN-WIN」、これって実際商売の基本ではないかと私は思うし、だから、安かろう、だけで業者を選定することはしない。もちろん、付け上がって値を吊り上げてくるような会社は切るけれど。
今回来ていただく地元の小規模な業者も、実はもっと安くできるところは他にあるけれど、休日返上で飛んできて、小さな仕事も厭わないその姿勢を家人が高く評価しているので、時々コストに少々眼を瞑って大きな発注をしているのだ。
それに比べて、このハイエナ業者ときたら、とにかく売ること、つまり己の利益だけを強引に得ようとするので我が社のポリシーとは正反対。営業の子、昔はこんなエゴイストじゃあなかったのにね。
きっと今の会社が彼をそう変えてしまったのだろう。残念だ。

先週会った中のお一方は、とあるボランティア活動をされていて、意外なところで私の知人と接点があったり、なんとなく話が弾んで想定していたよりも長い時間一緒に過ごしてしまった。
居住まいの美しい女性で、人生をきちんと生きているから過去のどの瞬間を切り取っても決して恥ずべき点のない、そんな人。羨ましい限り。
つい比べてしまったら自分の生き様が恥ずかしく思えてきて正直落ち込んじゃった。だからエントリをアップしなかった、というわけでもないんですがね。

今週は、人ではなく猫のことで忙しくなりそうだ。
というのも、かのの下顎に小さなしこりが見つかったから。可動性でごく小さい、直径数ミリくらいだが明らかにしこり。
そして黒猫クロは左下顎のリンパ節がやはり大きく腫れていて、耳の後ろあたりに小さな発疹がある。これが肥満細胞腫の再発かどうか、そしてリンパの腫れの原因かどうかはわからない。でも異常は異常だ。
2頭一緒に呉越同舟。火曜日の予約を取って病院へ連れて行く予定。ただし、細胞診もできない、白血球数も測れない町医者なのでコトと次第によっては遠方の大病院へ連れて行かざるを得なくなるかもしれない。
しかも!
昨晩、いきなり見たこともない猫が我が家の前に現れたのだ!!
見た目は、キジトラ白の、大柄な感じの子。比較的綺麗に見えたが、ガラス越しに目が合った瞬間脱兎のごとく逃げ出していったので恐らく野良か、あるいは捨てられて間もない子だろう。
その後30分ほどドアの前で待っていたけれど、結局戻ってこなかったので、キツネに食われることを覚悟してドライを置いてみた。
・・・朝5時、器は空っぽ。いつも来る野良の牡猫ならこんな早い時間には来ないし、ドライだけなら不満だからウェットが出るまで粘っているはず。やはり誰か新顔がいるのだ。

牝ならすぐ捕まえて避妊手術。そしてリリースする。ただ問題は捨て猫だった場合だ。
とても野良暮らしなんかできそうもない、実は一瞬だけの邂逅だったがそう見えた。かといってもう保護スペースなんかない。大人猫の里親探しがいかに困難であるかは身を持って知っているからなあ。
まあとりあえずもう一回会ってからだ。どうか無事で、またご飯を食べに来て欲しい。全てはそれからですよ。ああ。

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ちょっと混乱しているらしい

3月11日に起きた地震の余震なのか、とにかく関東から東北にかけてかなり大きい地震が頻発している。
私の生まれた場所、いわき市も昨晩の地震による土砂災害で死者が出ているし、埼玉の実家もかなり揺れたそうだ。
普段なら、震度5などという数字を見ようものなら慌てて実家にかけていた電話も、最近ではむしろ迷惑がられるくらい、それだけ頻繁にそのクラスの地震が起きている。
昨日読んだ週刊誌に、実家のある場所が比較的安定した地盤、という記事を見つけて安堵はしたけれど、家屋そのものが崩れたらお終いだもの。
そう、築20年以上経過しているし、これまでの揺れでどこかにひびでも入っていたら・・・
それでも、家族と猫さえ無事ならいいか。何だかもうそういう心境にならざるを得ないというのが率直な気持ちだ。

原発は未だ収拾の目処がつかない状態なのか。危険度はチェルノブイリ並みにまでなってきたって?
政府がじわりじわりと避難地域を拡大しようとしているが、その手探り具合が不安を増長させる。
最近目にしたブログでは、福島の悲惨な現状が綴られていて思わず目を疑った。
いずれも、もし事実だとするならどこのメディアも報じていないから、私たちにそれを知る手立てはない。
前福島県知事が汚職事件で辞職を余儀なくされたことは知っていた。でもその裏に何かがあった、なんてことも事実であったとして私も含めてほとんどの人は知らない。

いったい何が真実で、何を信じればいいのか。
こういう書き方が不謹慎なのは百も承知だけど、今回の災害に関して、北海道民は比較的客観的に見られる立場にある。もちろん、それは高みの見物をしている、というわけではない。
農作物も、乳製品も、納豆も豆腐も、ミネラルウォーターさえも潤沢に店頭にあり、多少の購入制限はあれど困窮することはここまで一度もなかった。
福島第一原発からの放射性物質も、そりゃ世界レベルで観測されているから当然のことながらここいらにも飛散しているだろうが、数値としては全く問題ない(はず)。
地震も、あの日からほとんど起きていない。震度3を超えたものは数回もなかったと思う。
だから・・・正直どこか現実味がなくて、それでも家人の友人ご一家が被災したことで震災から1週間程度の間はかなり密に情報収集を行ったのである程度は被害状況も把握できていた。
でも、今は何をどう調べて何をどう信じればいいのか本当にわからない。

今、原発20キロ圏周辺の状況がどうなのか、それを最も詳細に教えてくれるのは被災した馬たちを救おうと動いていらっしゃるボランティア団体の活動状況なのかもしれない。
そして、昨日のエントリにも書いたけれど山路氏のツイッターも。
報道されないからわからない。政府も東電も何も教えてくれないから事実がわからなくなる。
自分で調べようと動くと、ネット上の情報は玉石混交で、何が真実なのか見えない。
震災直後のチェーンメール、その発信元を調べていったら誰かのツイートに辿りついたようだが、確かにもっともらしい文言で、そこに「拡散希望」とあれば親切心で文字通り拡散しようとする人がいても不思議ではない。
下手したら、私がチェーンメールを広めるという迷惑行為の担い手になってしまわないとも限らない。

もどかしい。池上先生、答えをくれませんか?
今知りたいのは
・原発は本当に安全なのか→(自答)んなわけない。
・今回の事故は収拾できるのか→これは本当にわかりません。どういう終息方法を考えてるんですかね
・放射能汚染は実際どの程度進んでいるのか
・補償はどの範囲まで行うのか、いつ行うのか、誰が行うのか
・原発推進という国の姿勢は変えないのか
・プルサーマルは他の原発で続けるのか
・じゃ東京に原発作ればいいじゃん→北野武さんの意見に賛成!「てめえんとこの電気はてめえんとこで作れや」

今度大きな地震や津波が、福島第一原発付近で起きたらどうなるんだろう。
怖い。
ホントに、誰か日本に行いの悪い人がいるんじゃないの?神様、天罰はその人だけに与えてください。日本国民に連帯責任、なんて体育会系の部活じゃあないんですから。

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猫と一緒に暮らしていられる幸せをかみ締めつつ・・・

いや、マスターズ最終日の中継をじっくり見てしまった。
そもそもは石川&松山フレッシュコンビの活躍ぶりが気になってチャンネルを合わせたはずが、優勝争いが面白くて家事の手もついつい止まりがち。
優勝したのは南アのシャール・シュワーツェルという伏兵だそうだが・・・すみません。名前、存じ上げておりませんでした。
18番ホールでバーディを決め、更にスコアを伸ばしての勝利には思わず手を叩いて祝福してしまった。
遼クンは-3で20位。予選落ちした前回と比べれば雲泥の差だ。更に驚かされたのは-1で終了したアマの松山クン。
被災地にある大学に通い、今回の出場に当たっては「参加をとりやめるべき」などと心無いメールもあったというけれど、いやいやこの活躍で逆に被災地の皆様も心が躍ったのでは?

このくらいのレベルになると、もう私なんかがまぐれでも打てないスーパーショットがガンガン出て、バックスピンでピンそばにボールが戻るのなんて当たり前。うわーこのパター何で入るのさ、とかどうしてあんなにまっすぐ遠くまで飛ぶのよ、とかもう一人大騒ぎ。バカじゃなかろうか。相手は世界レベルのトッププロばかりなのに。

ゴルフはほんの少し齧ったことがある程度で、それでもとりあえずルールを知っているから見ていられるけれど、これがラグビーとかアメフトなんかになると全くわからないから正直見ていてつまらない。
格闘技も嫌い。ルールがよくわからないのはもちろんのこと、あまりに野蛮で正視に耐えられないから。何で公衆の面前でしかも観戦料金を取って殴りあったり蹴りあったりしなきゃならないのかが理解できない。
家人はボクシングが好き、というけれど、一緒にテレビ中継を見たいとは思わない。
ま、人それぞれですからね。

人それぞれ、と言えば。
ツイッターに自分の元夫と先輩タレントとが不倫していた、と子供じみた暴露をした挙句開き直ってバラエティに出演しまくっている女性タレントがいるけれど、世界中の人が見ることのできるメディアに極めて個人的なことを書き込むなんて、いくら人それぞれと言っても、このやり方は卑怯だ。
で、件の元夫氏は現在福島県の南相馬市などで犬や猫、そして馬などを救出するボランティアを手伝いながら取材していらっしゃる。
ご自身も猫好きみたい。この方のツイッター、厳しい現実と愛くるしい猫の写真がない交ぜになって掲載されているものだから、見ていて複雑な気分になるのだが。
・・・手弁当で現地に入り、猫預って。これだけのことを出来る「ジャーナリスト」がどれだけいる?
ジゴロ、などと揶揄されているけれど、基本、猫を愛する人に悪人はいないと思っている(ある意味偏見ですが)私にとってこの方は「イイ人」。これは勝手に振り回されて騒いだ女性が悪い!とまで思ってしまった(ホント、偏見だ)。


もしも自分が、猫を家に置いて避難しなければならなくなったら。そう考えるだけで胸が痛くなる。
ほんの数日、と思って離れたのに、それが1週間、半月、1ヶ月。生死すらわからないとしたら。ああ、冗談じゃない!
でも現実にそうして来ざるを得なかった方たちがたくさんいて、そういう方たちにとってボランティアや山路氏の存在はどれほどありがたいものだろう。
どうか頑張って、1匹でも多くの命を救い出してください。お願いします。お願いします。

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今日は本当にどうでもいいことばかり書いています(いつものことか)

3月中には作成、提出しなければならない書類を全くもって失念してしまっていた。
で、慌てて一昨日作成、昨日投函。明日にはきっと先方へ届くはず。本当にごめんなさい。
この書類を基礎にして重要な調査書類が作成されることになっているので、「今頃こんなにたくさん(?)送ってきやがって!」ときっと憤られることだろう。重ね重ねごめんなさい。
書類の中身は昨年行った取引について。実はその都度都度提出しなければならなかったのに、そもそもそこからサボっていたわけで、もう先方から何言われても平謝りしかない。
これと同系統(?)の書類も、各々の商品についてオンラインで登録しなければならないのだが・・・こちらはほぼ確信犯でまだ全く行っていない。
登録を行うと、一度だけ商品の詳細について印刷が可能になり、それを印刷するための「ちょっといい印刷用紙」をついつい買い忘れてしまうからしたくてもできないのだ。
今度買物行くときは、手の甲にでも大きく書いておこう。でも、多分書くことを忘れそうだ・・・あうううう。

暖かくなってくると、普段から酷い物忘れが、尚一層酷くなるような気がする。
水曜日、久々に人と昼食の約束をしているが、これはゼッタイ忘れられないからケータイのアラームをセットしておこう!

既に道内でも気温の高い地域、その南向きの斜面ではギョウジャニンニクが出ているらしい。
いつも見ている日高地方の牧場のブログに、そこそこ大きく成長したギョウジャニンニクの写真が載っていてびっくりした。
やっぱり日高って暖かいのかな、こちらより。
そういや二風谷ではお年寄りが山菜採りで滑落死、という新聞記事も見たっけ。
私たちがいつも採りに行く場所はお世辞にも日当たり良好とは言えないので、あと1~2週間は無理だろうな。
それでも、臭いはともかく、あれだけ美味しい食材がタダで手に入るのだから・・・とはいえ、たかが山菜で命を落とすのはいかがなものかと。
私たちも気をつけます。採りに行かれる方はくれぐれもお気をつけください。

明日は来客待ち。何時に来るかわからないから一日中待機してなきゃ。
お願い事に来るのにさ、そういうのってどうなんですかね。ぶつぶつ。

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今日は天気予報外れたなあ・・・(タイトルと本文は全く関係ありません)

東京電力管内(一部)の計画停電は終わり、だそうだ。
・・・単1電池買い占めたヤツ、ザマーミロ!(すみません、口悪いんです)(ご存知ですねもう)
使用期限があるんだゼ!乾電池には。西で大量に買い占めて、しかも停電区域に入っていない23区内の身内に送ったバカ人、どーすんの、それ。
いっそ被災地に全て送ってください。そしたらまた今までのように優しくしてあげます(???)

有名なシンガーソングライターが、CMにも起用されてヒットした自作曲を、痛烈な原発批判の歌詞に変えて動画サイトにアップしている。
ご本人が知らぬうちに流出した、と仰っていらっしゃるようだが・・・どうなのか?
それはさておき、とても秀逸な出来栄えの歌詞。曲にかっちりとハマっていて、聞き比べてもどちらが元歌かわからないくらい。
レコード会社は火消しに必死みたいだし、彼をあしざまに批判する人もいるけれど、私は売名行為だとも思わないし、ご自分がそれなりに影響力を持っていることを知っていらっしゃる上でしたことだと考えている。
14歳の自称B級アイドルのお嬢さんも、原発NOを非常にストレートに、でも実に論理的に訴えていて、またコメ欄をオープンにしているものだから大炎上していた。批判しているのはある意味大人気ない人たちかもしれないけれど、そんな「大人」までムキにさせてしまうのだから彼女の書いた文章はそれだけ影響力を持っているのかもしれない。

個人的には、今回の事故で「想定外」って言葉は使って欲しくなかった。
ありとあらゆることを想定する-電源装置などの電気系統は、完全防水にできなかったんですか?これって素人考え過ぎ?
津波が来ることを「想定」してはいたはずだけど、その高さや勢いを見誤っていた、ということでしょう?
現実に女川原発は同じ事故が起きなかった。(余震で電気系統に影響は出たけど)これはどういうこと?
原子力に関しては、私も全くの素人だけど、情報過多なこの時代、ほとんどの国民が中途半端に知識を持ってしまっている。
だからこそ様々な疑問が沸いてきて、でも東電や保安院サイドの会見を聞いても全然解決できない。そういう人多いんじゃないかな。

電力需要を減らす、原子力以外の、例えば風力発電や各家庭の太陽光発電システムなどをもっと普及させる。
それでどうにかならないものか。そう、私ももう原発はいらないと思っているので。
だってリスクが大きすぎるもの。エコでクリーンかもしれないけれど、それは「想定の範囲内」で運用できて始めて得られるメリットであって、「想定外」のアクシデントで事故が起きたら取り返しのつかない事態に陥ってしまう・・・ってスリーマイルやチェルノブイリでわかっていたことなのに。
石油資源の枯渇は進み、アメリカやヨーロッパのみならず中東でも原発には非常に興味を持っているから、今回の福島原発事故をどう落とし前つける、もとい収拾するかはすでに日本だけの問題ではなくなっている。
もうね、見栄なんかはらず、国家機密がどう漏洩しようが各国から専門家を招いてどんどん協力しあって対策を練って欲しい。
福島県民だけじゃない。風評被害はオール日本に起きていることなんだから。

福島県の相馬地区に被災馬をレスキューしようとしている団体が入って活動を続けているそうだ。
本部は千葉にあり、そこからトラックで団体のリーダー自ら乗り込んでいかれた。
避難、屋外待機指示区域内にあっては馬に限らず、牛だって豚だって被害者だ、原発事故の。
避難した住民が置いていかざるを得なかったペットたちも死の淵にいる。
福島原発で作られた電気は、全て福島県を素通りして東電管内に行ってしまっているというのに、そこで恩恵を被っていた人たちの中にはとっとと西に逃げている連中もいるとか。
そういう人たちが必要以上に買いだめに走ったりするんだろうな。自分だけよければいい、という輩。
被災地にわざわざ出かけていって記念写真撮っちゃうようなどうしようもないアホや、文字通り火事場泥棒もいるらしいし、日本人全てが外国から礼賛されるような品格の持ち主ではない、ということなのでしょう。

北海道にも遅い春が訪れようとしている。
道内に避難していらっしゃった被災者の皆さん、もうすぐいい季節になりますから、どうか少しでも心を休めて、来るべき復興の日まで滞在を楽しんでください。
それにしても・・・もうあんな大きな地震は要りません。神様、いい加減にしてください!

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彼はいったい何を見て笑ったのだろうか

福島県相馬市の避難所に、演歌歌手の小林幸子氏が米とお饅頭を持って訪れたそうだ。
ツアー用なのだろう、ド派手な衣装を着けた彼女が艶然と微笑んでいる大型トラックに、ぎっしり積まれた無洗米。
避難所の年輩の女性が彼女と抱き合って泣いている姿を見て思わずこちらもホロリと来たのだが、インタビューされた一人の若い男の子は「(災害以降で)こんなに笑ったのは久しぶりです。元気が出ました」・・・いったい、彼は小林幸子の何にそこまでウケたのか。うーん、わからないぞ。誰かご存知の方いませんか?

被災地でも沿岸部にあった学校は壊滅的な状態らしい。
気仙沼の、職員などが屋上に取り残されてしまった高校では4階まで水が来たから、教室など使えたものではないだろうし、仙台空港近辺にあった農業高校と共に県内の他の高校に分散、間借りして授業を行うそうだ。
未曾有の災害、1000年に一度の大津波、と言われても、きっかり1000年ごとに起きるわけではないし、やはり沿岸部に公的施設は作るべきではないのかもしれない。
気仙沼のその高校は、津波を考慮していたが、それはせいぜいが2階までの浸水しか想定していなかったから、よもや4階にまで水が押し寄せてくるとは思っても見なかっただろう。
これらの高校は、もう少し内陸寄りの場所に新たな仮校舎を建設するそうだ。

高校生だった頃、学校なんか別に行きたくもなかったし、勉強も嫌いだった。
何らかのアクシデントで休校にでもなろうものなら「ラッキー!」とばかりに遊びに行ったものだった。
被災地の避難所で、通いたくても学校に通えずにいる高校生の女の子が「早く学校に行って勉強したい」と淡々と話しているのを見て自分が情けなくなってしまった。
あの頃の、だるだると日々を過ごしていた自分に会いに行きたい。そして喝を入れてやりたい。

今回に限らず、だけどペットの被災も多く、いろいろなボランティアや団体が現地入りしてレスキューしている。
それらをただただ見ているだけなのだが、実際我が家で避難が必要な事態になったらどうするか、ちょっと真面目に考えてみた。
キャリーバッグの数は・・・あ、一つ足りないや。車の中で飼うにしても4匹の本宅組と2匹の別宅組とは相容れないから一緒に放すことはできない。
更に、我が家の家庭内完璧野良嬢をどうするか。触ることもできないのに短時間でキャリーに収容することなんかまず不可能だ。
とりあえず、今の状態じゃ病院に連れて行くこともできない。触れるくらい元気がないということは、多分危篤状態に陥っているのだろう。いずれにしてもアウト。

ということで、もう少し仲良くなりたいから、昨晩から別宅の方に布団を敷いて寝ている。
他の猫は別の部屋に移し、野良嬢と二人きり
・・・お嬢さんは非常に迷惑らしく、ぎゃんぎゃん鳴いて抗議するがそんなの知ったこっちゃない。
少しでも長く一緒にいて、信頼関係を築かなければ。最低限抱き上げられるようにしなければ。
先は長そうだけど、頑張ろう。せっかく野良猫から家猫にすることができたんだから、せめて触っても威嚇されない程度には仲良くなるぞ!

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ホーネホネロック♪(もうヤケクソ)

インフルエンザ疑惑(?)に揺れていた時、実は一つ事故(?)が起きていた。
発症直後、帰宅するわけにもいかず、事務所のソファに横になっていた時のこと。
ドアホンが鳴ったので玄関に出て来客に対応し、ああ、やっぱり辛い、と勢い良くソファに横たわろうとしたら・・・そう、お分かりだと思いますが、ぶつけました、頭。頭頂部やや右より。ゴツーンと音がしたもの。

転んで尾てい骨辺りの骨、車のドアで顔、というか耳の前辺りの骨、そして頭蓋骨。3連続骨打撲(号泣)

これだけ全身に肉があるにも関わらず骨と皮、の部分を狙うようにぶつけたわけで、治るまでに時間かかるかかる。まだ頭は痛いもの。
どうしてこうも粗忽なのか。注意力散漫、だけでは片付けられない何か、神様の悪意的なものを感じてしまうのよねえ。
頭をぶつけた時は、某女流漫画家のことが頭を過ぎった。
昼間にテーブルの角で頭を打撲、その夜に急死されてしまったのだが、当時人気漫画を連載中だったこともあってかなりの騒ぎになったと記憶している。
・・・ああ、私も死んじゃうの?―今にして思えば熱の所為なのかもしれないが、よくもそんなこと考えたものだと苦笑い。
そりゃしこたま打ったけど、相手は丸みのある木製の肘置きだし、血が出たわけでもないし。
実際今も生きてます。患部は押すと痛いけど、めまいとか自覚症状も一切なし。ああよかったよかった。

未曾有の大震災からもうすぐ1ヶ月が経とうとしている。早い、と言ってしまったらきっと被災された方々はお怒りになるに違いない。
自宅など、避難所以外の場所に避難されていらっしゃる方たちにも遍く支援の手は伸びているのだろうか。
某週刊誌で、くりからもんもん系の皆様(?)が現地で八面六臂の大活躍、という記事を読んだ。
違法スレスレのことさえしながら(自治体とは暗黙の協定があるそうですが)、驚くほどの機動力でもって痒いところに手が届くような支援をしているのだそうだ。うーん。
(ま、同じその筋の方々でも、西の方じゃドンパチやってるけど)
人を殺めたり、クスリを売ったり(打ったり?)、みかじめ料だのケツモチだの阿漕なことばかりしているイメージが強い方々だから、支援に訪れる際はもんもんを見えないように服を着込み、欠損した指(本当に雑誌にはそう書いてあったんだってば)には手袋。NPO法人の名を借りてまで正体がばれないように気を使っていらっしゃるらしい。涙ぐましい。
中には、他人様から巻き上げた金で支援なんかして欲しくない、と仰る方もいるかもしれない。
でも、イメージアップ作戦をもくろんでいるだけだったらそこまでできないのでは?
犯罪行為は看過できないけれど、所謂任侠道的な一面は見たような気がします。

家人の友人は今頃大変な状況下にある。一つの組織の長として直面する様々な困難をひとつひとつ片付けていかなければならないから、休む間もなく働いていらっしゃるはず。
早く、新しい職場の目処が立ちますように。恐らく3年間の大半を復興に費やすことになるのでしょうけれど、くれぐれも御身大切に。遠い北の空から家人共々祈っております。

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見る人は見てるんです。

昨日のロンハーSPで思わず快哉!の声を上げたのは・・・えーとパート的にあの部分では私だけかもしれない(え?)
いや、だってまさかの狩野英孝4票ですよ、4票。しかも出川も3票!・・・ってまさかの出川欠席!っんとうに間が悪いというか運がないというか・・・

やはり投票者が素人(一部プロ(笑)もいましたが)だけあって、読めない読めない。
フットの岩尾がよもや後藤と同票数とは。ピース又吉に8票も入るとは。そしてまさかまさかのノンスタイル井上1票!
素人さんだからこそ、の草の根作戦(?)奏功、ということでしょうか。いや、多分本人たちにそんな気はなく、つまりは単純にイイ人なのかもしれない。え?
1位のチュート徳井がスタジオにいないのはお約束として、フルポン亘とか、ロザン菅とか顔で選んでるでしょ的な投票行動も目立った気がする。
そして、ピース綾部の両想いには笑いました。熟女は熟女好きを察知できるとか?
発表の時の彼のリアクションを見て、あ、熟女好きはネタじゃなかったんだ、と思ったね。素で喜んでたもの。

何故か家人までハマってしまって途中まで一緒に見たのだが、彼は出川がご贔屓なので、3票でも不服そう。
いやそうじゃない。これは凄いことなんだ、と説明してもなかなか理解してもらえなかった。
まあ彼にしてみればほとんどの若手芸人が「見たことのない人」だから仕方ないか。

震災後、久々に大笑いさせていただきました。テレ朝さんありがとう。
モーニングバードのコメンテーターもセンスいいし、最近ではこの局の番組ばかり見ている気がする。

福島県相馬市近辺の被災した馬たちを、北海道の日高町(門別町と日高町が合併してできた町)が町負担で100頭受け入れる、という記事を読んだ。
簡単にできることではない。馬運車1台に6頭積むとしても、延べ17台は必要になる。
それこそ1頭の運搬代が何万円もかかるのに、多少は業者も値引いてくれるだろうけれど、その後の飼料代、敷料代、そして人件費などを鑑みればその支出は莫大な金額だ。
しかも、いつ「終わる」かわからない状況下においてこの英断を下された三輪日高町長は日高の、いや北海道の誇り。
それに比べて・・・(以下略)

私がこうやってのほほんとしている間にも、現地では多くの方たちが動いている。元競走馬が多いから、もしかしたら私があなたが応援していたあの馬も中にいるかもしれない。
どうか一頭でも多く助かりますように。穏やかな暮らしに戻れますように。

中央競馬、4月からの新潟開催が決まった。1週増やして10日間(1開催+2日)。東京開催も行われるらしいからようやくこれで関東組は圧倒的な西高東低開催地獄から逃れられる。
人馬共にどれだけ苦労したことだろう。本当にお疲れ様でした。
計画停電が今月中に終わることが東電から発表されているが、このことが東京での開催を後押ししたのかも。
何はともあれよかったよかった。
何でも自粛、ではなく、岩手の酒蔵の2代目がアップしたメッセージにもあったとおり、いつもどおりの消費行動が巡り巡って被災地への支援となることだってあるのだから。
競馬だってそう。
レースがなかったら収入を得られない人がたくさんいるわけで、しかも馬券の売り上げから義捐金が捻出されるわけで、そもそも馬券買おうとして買えなかったから、ってそのお金をそのまま募金箱にねじ込む人がどれだけいる?
生憎日本酒は飲めないので、募金を細々と続けること、そしてできるだけ東北の食材を食卓に取り入れることをこれからも実行していきたい。馬券も、もちろん買う。
その原資を得るために、オバサンは働くぞー!(といいつつこれを書いているわけですが)(それじゃだめじゃん)

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今日は春だなあ

100億円の個人的寄付・・・それを聞いただけでもう何も言えなくなる。
人としてどういう方なのか全く知らない。あくまでもメディアを通しての人となりしかわからない。
それでも、数多いる「お金持ち」の中で、これだけの額をポン、と供出してしまうことが出来る人が果たして他にいるのか。
芸能人の中にも、あっと驚く金額を寄付しながらノーコメントの人もいれば、その何分の一かの金額でも誇らしげにメディアで語る人もいる。
私は、そのどちらも正しいと思うから、素直に拍手を送る。
前にも書いたけど、衷心だろうが偽心だろうが、結果として発生したそのお金や行為はちゃんと残るから。

しないより、した方が絶対にいい。できるならした方がいい。してください。

対照的に、私の中でふつふつと「許せない」的気持ちが湧き上がるのが「被災地の皆さんに『元気を与えたい』」という言い回し。
・・・これって明らかに上から目線でしょう?
元気になっていただきたい、もしくはいただければ。そう言ってくれないかなあ。
恐らく仰っているご本人にそんな気はさらさらなく、単に皆が言っている、あるいはそれに代わる語彙を持っていない、それだけの話なんだと思う。
元気や勇樹、じゃなくて勇気は与えてもらうものではないと思うのは私だけ?
確かにプロに限らずアマチュアだって、懸命にプレーしているスポーツ選手を見ていたら元気は出てくる。
でもそれはあくまで自分自身が感じるものであって、与えてもらったものじゃない。
ま、どうでもいい、本当に重箱の隅をつつくようなお話ではあるんですけどね。

以下、北海道民以外には全くわけわからん話になります。
昨日から鳴り物入りで始まった「U型テレビ」。コメンテーターが上杉隆氏で死ぬほど驚く。この、いろいろな意味で忙しい時に、いくら週1とはいえ、札幌なんかに来ていていいのか?震災の前には決まっていた仕事だとは思いますが。うーん。
その他にも、コメンテーターのラインナップを見るとそこそこ豪華。他局みたいに、北海道ローカル(つまり、「誰この人」)な人はほとんどいないのだから。
昨日は早速メインキャスター大村氏が梨田日ハム監督にインタビューしていたけれど、緊張してたんでしょうね、監督のダジャレを完璧スルーしてたのには笑った。
で、今日は北海道が生んだ大スター(笑)大泉洋と対談だって。いや、社運賭けてるし、大村さん自身も勝負してるな感ひしひし。でも見ていてちょっとハラハラするのはご愛嬌。
モーニングバードと共に、この改編期におけるもっとも楽しみな情報バラエティなので、しばらくは見続けてみようかなと思ってます。

で、オールJAPANな話に戻って(?)
乾くるみ「セカンド・ラブ」を読みました。相変わらずこの方の著書らしい底意地の悪さがひたひたと迫ってくるようなお話。
以下大幅なネタバレなのでこれから読もうと思っていらっしゃる方は間違っても「続きを読む」をクリックなさらないようお願いいたします。

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何ができるか

いろいろ考えて、温泉旅行に使おうと思っていたお金を、相馬の馬たちを救うために動いていらっしゃる団体に寄付することにした。大した金額ではないんだけどね。
もし、これを読んでくださっている方で、少しでも金銭的に余裕があったら、そして「馬だって生きてるし」と考えていただけるなら・・・このサイトをぜひご覧ください。

被災馬INFO http://www.rha.or.jp/hisaiba-info/

何もできなくて本当にごめんなさい。人気薄ブログでごめんなさい。

何だか自分の体調云々書いている場合じゃあないやね。
タミフルはやめました。素人判断だけど、効能<副作用だもんですから。
とっとと寝ます。おやすみなさい。

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無力なんです。本当に

無力だなあ、としみじみ思う。
被災地で、人間同様に被災したペットや馬をレスキューしている方たちの活動をいくつかのサイトで見ているが、その行動力には言葉も出ない。
被災馬のためにサイトを立ち上げた知人。普段はそこいらのオバサマ(ごめんなさい)然とされているが、とても男気のある人だ。
そのサイトが他の組織の人たちと連携して相馬の馬たちを次々と救い出しているのを横目に見ながらせいぜいが小額の募金や義捐金を送るくらいしかできない自分がもどかしい。
乗馬クラブの方が仙台で甚大な被害を被った同業のクラブのために物資を持って乗り込んでいかれたが、その方のブログには報道されない-マイナスイメージの報道を敢えてセーブしているのか、そういうところにまで取材者が入れないのか-避難所でのトラブルを実際に現地に入った人は克明に記載されているから、それらを読む度尚一層無力感と焦燥感が募ってしまう。いけない。

某バンドのボーカルが、この災害でショックを受けて寝込んで(?)しまったそうだが、大の大人、しかも自分は全く被災していないというのにそういう反応を示すのだから、まだ頭も心も柔らかい子供、特に被災地で実際に津波を目にした子たちはどれほど心を傷つけられただろう。
所謂震災孤児のために、寄宿制の学校を作る、という案が岩手県からの要請で浮かび上がっているそうだ。
確かに、てんでんばらばらに施設や親戚に引き取られていくよりも、地域の中で、復興を目の当たりにしながら一緒に生きていく方がいいのかもしれない。
ただ、それは災害を記憶から消すことはできない、という意味では過酷な生き方なのかもしれないな。

引退した重賞勝ち馬は、一定の条件下で申請すればJRAの外郭団体から助成金が出る(正式名称は「引退名馬飼養環境整備事業助成金」)
その条件とは、簡単に言えば競走馬でも繁殖牝馬でも種牡馬でもない状態であり、いつもファンなどと触れ合える状況下にあること。もちろん、JRAの重賞に勝っていなければならないがダート交流重賞競走(指定交流競走)勝ち馬でもかまわない。
こちらに、その対象馬たちのリストがあるが、錚々たる顔ぶれだ。
繫養場所に福島、とあるとドキッとさせられるけれど、実際に相馬にいた馬の一頭は流されて行方不明、後に死亡が確認されたとのこと。
それでも、その一頭だけだというのは奇跡的なことなのかもしれない。
仙台の海沿いにある乗馬クラブは目を覆いたくなるような悲惨な状況にある、と偶々行き当たったブログで知った。
施設は壊滅的な状態で、馬たちは皆流され、その殆どが亡骸となって発見されている。

野馬追いで有名な福島県相馬市近辺では、たくさんの馬が飼養され、死亡した助成金を受けていた馬もその中の一頭だ。
ここでも被害は大きく、助成金対象ではない馬たちがたくさんいて、彼らの安否はわからない。
更に、原発事故の影響で物資が行き渡らなくなり、馬を置いて避難してしまう人もいて、前出の組織の方たちはそうやって置き去りにされた馬も救おうとしている。

犬や猫もきっとたくさん流されてしまったんだろう。助かっても、避難所生活に馴染まないから、と飼い主と一緒に狭い車内での生活を余儀なくされていれば体調も悪くなるかもしれない。
そんな彼らを一時的に預るというボランティアも現地には入っているそうだ。
馬に比べて輸送が楽な分、レスキューも簡単?いや、そんなことはないはず。どうして無償で、手弁当であそこまで献身的に動くことができるのだろう。
・・・同じ命だから?そう、生きてるんだものね。物を言わないだけで、口をきかないだけで、同じように痛みを感じ、同じように苦しみを感じているんだもの。

もう風邪だの何だの言ってる場合じゃない。
できることと言ったら募金くらいだもの。所謂ワンクリック募金の類を押し捲り、財布の小銭を常に貯金箱に入れ、できるだけ無駄遣いをせず・・・
というわけで勤勉に朝から働いて、ようやっと懸案事項だった仕事を一つ片付けた。
そして、今私の傍にいる猫たちを可愛がり、マメに世話を焼く。病気になっちゃったら経費がかかるから、予防に勤しむ。
福島の馬たちに限って言えば原発次第といったところもあるから長期戦だ。
どうか一頭でも多くの馬が、そして被災地のペットたちが助かりますように。

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