すいませんが吸いません
かつて作家の佐藤愛子氏は「おさるのかごや」を歌いだすと止まらなくなったそうだ(とどなたかのエッセイに書かれていた)。
今、のあちさんはこの歌が脳裏を巡り巡っていて、ふとした拍子に口をついてしまう。
「カブトムシ」―aiko嬢のそれではない。あの、チームカブトムシが歌う、夏の新曲の方だ・・・って知らない人の方が多いか。
♪カブトムシ カブトムシ 夏の主役だカブトムシ (ヘイ!) カブカブカブカブ・・・
実はろくすっぽ歌詞もわからない。でもこのフレーズがもうどうにも止まらない。カブカブカブカブ・・・ああ、誰か私を止めてくれ。カブカブカブカブ・・・
煙草は吸わないし、他人の煙も嫌だ。基本的に、閉め切った車の中で幼児と一緒にいるにもかかわらず煙草を吸っている親(男女問わず)は虐待行為をはたらいていると思っているので軽蔑する。それくらい嫌煙派だ。
でも、そんな私にも憧れている(た)煙草がある。
まだシングルで都会にいた頃、別に好きでもなんでもない年上の男性が吸っていて、その空き箱があまりに美しかったからついお願いしてもらってしまったのだが、それがきっかけで「コイツ、オレに気があるな」と勘違いされてえらい目に遭った。
それでも、その不快な出来事と連動することなく、その煙草は常に私の中で気になる存在だった。
「SOBRANIE」ソブラニー。
美しいグラデーションの箱に、5色の煙草が2本ずつ2段入っていてさながら色鉛筆のよう。
いただいた箱には、確かピアスなどのアクセサリーを入れていたと思う。その後もうひと箱いただき、それは職場に持って行って切手を入れていたんじゃないかな。
最近、立ち寄った店に洋モクがいっぱい売られていたので探したら・・・ありましたよ。手に取ることもなく、店員さんに頼んで購入。そして自宅に帰って包装を解いたら、あらびっくり!
・・・なに、この無粋なメッセージ。ちなみに、
裏もこれだもの
もしかしたらシールを貼っただけかも、と外側のビニールを剥いでみたけれど、違っていた。がっつりプリントされていたのである。あうううう。
吸いたい人は勝手に吸って、病気にでもなんでもなればいいじゃないですか?小さな親切大きなお世話!
どうしようかな。ちなみに中身はこんな感じ↓
もはや煙草って感じじゃないでしょ?
まあしばらくは観賞用に取っておいて、いずれは廃棄することになるだろう。もったいないか。かと言って吸うこともできないし。無駄な買い物をしたということか。あうううう。
今日はようやっと爽やかなお天気になりそうだ。大暑だそうだけれど、でも暑くない。
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