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カバーで気づくものなの?

イオンの中で、家人と待ち合わせの時間までちょっとあったので文庫本でも買おうと書店へ行ったのはいいが、併設されている文具コーナーですっかり時間を取られてしまい、あわあわしながら手に取ったのはやや厚め、地味な表紙の1冊だった。

さわりだけ読んでみる。ふんふん、文体は悪くない。読みやすそう。ふーん、冤罪モノか。刑務所の中で・・・ってちょっと「獄窓記」的な話なのかな。ま、これでいいや、時間もないし。

急ぎ足でカウンターに向かう。と、普段なら、カバーをかけますか?と尋ねてくるレジの女性が、何故か無言でカバーをかけ、「袋にお入れしますか?」…ん?どういうこと??
新人さんかしらん?いや、この人は見おぼえがある。
私はカバーをかけたくない派なので、ごわつく紙の手触りに違和感を覚えながら、それでも家人と落ち合って買い物をしているうちにそんなエピソードはすっかり忘れてしまっていた。

家に向かう車中、何気なく読みだしたはいいが、一話目の中盤辺りまで来て今度は別の意味で違和感を感じだした。
…あれ?何、この展開。いったいこの作者って何者?

そこでちょうど家に着き、急ぎインターネットで著者の名前を検索してみた。すると…え?!そっち系?!
そう、この方、BL界の大御所とも言うべき作家さんだったのである。うわーレジの人、知ってたからカバーかけたんだ!!

別に偏見はない。栗本薫好きだし、「終わりのないラブソング」全巻持ってるし。
でも、「獄窓記」にいたく感銘を受けた身としては、純粋なヒューマンドラマとしての期待値が既に高くなっていたため、どんな着地点が待っていようとも、到底そういう恋愛モノとしては受け入れられない。
でも展開も気になるし(ある程度読めるけど)…、レビュー見たら評価もかなり高いらしいし…で結局読了してしまった。

…うーん。
ちょっと飲み下せないというか、メインキャストを活かすために脇役をあまりにも安直に扱っているというか、ステロタイプに描きすぎているというか。
そう、あまりに類型的でわかりやす過ぎる。ていうか雑。メインの二人を始め男性陣は皆繊細に描かれているというのに。

本のタイトルは「箱の中」。2冊のノベルズからそれぞれのタイトル作をまとめて文庫化したとのこと。
そのノベルズに収録されている他の短編があるそうなので、それらをどうやって読むか考え中(って結局はかなり気に入ったらしい…^^;)

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