決まりました
いや、揺れた揺れた。
震度こそ3とか4とかだけれど、寝入りばなだったこともあって驚いて飛び起きたら周りの猫たちが平然としていて、むしろそっちにびっくり。
・・・そっか。君らにとっては大したことじゃあないのね。
もう一度布団に入ってみても、気持ちが高ぶってしまっているのかなかなか寝付けない。
枕元の元玄関猫(シャンプーして駆虫して既に清潔感MAX)が「どーしたの?」とばかりに甘えてくるのを抱きしめて、ようやっと安心できたののか眠りにつくことができた。
で、その元玄関猫だが、ひょんなことから知り合いの馬関係者の方に話をしたところ、なんと早速見にいらっしゃることに。
金曜日にお話しして日曜日、つまり今日これからお見合いなのだ。
どうしよう、気にいってくれて、「じゃ、今もらってくわ~」なんてことになったらどうしよう。え?ウェルカムなんじゃないの、って?まあそうなんだけどさ。
でも、でも…いや、猫のためにお金も涙もがっつり出せる方だとわかっているから安心は安心なんだけど、そういうことじゃなくて…そうなんだ。こちらもがっつり情が移っているんだよぉぉぉ!
あと30分もしないうちに到着されるだろう。ああ、もう小心者ののあちさんは多分血圧が500くらいになっていると思う(キリンかよっ!)。心臓バクバク。
…決まりました。元玄関猫は某馬関係の方のお宅に婿入りします。
可愛い、を連発されてびっくり。でこの猫もこの猫、奥様に抱っこされたままうっとりしてやんの。
心配していた甘噛みもしないし、じっと大人しく抱かれたまま。
もしかしたら、気に入ってもらいたくて文字通り猫被っていたのかもしれないけれど、それはそれで複雑な気持ち。
ごめんね、飼ってあげられなくて。そんな私の気持ちを敏感に察知して、健気に気に入られようと振る舞ってくれたのかな。
考えすぎ?ううん、この猫賢いから…ああ、勝手に一人で罪悪感に打ちひしがれてしまう。
来週お届けすることになった。ああ。寂しいけれどそれまでにワクチンも打っておかなきゃだし、たくさん可愛がってあげなきゃ。
これまでに私が保護した猫は10匹(里子としていただいた分は除く)。そのうち4匹は我が家に居つき、2匹は既に病気で逝去。
残りの6匹は、さながらジグソーパズルのピースの様にぴたりとハマる縁を得た。
成猫1匹は空輸。独り暮らしの、私と同世代の女性にとって今はかけがえのないパートナーとなっている。
もう1匹はこれも空輸。私の身内がこれまたパートナーとして可愛がってくれている。
子猫は3匹。ほぼ2年置きくらいに1匹ずつ保護したが、どの子も連れて行った新居ですぐさまあちこち探検を始め、中でも女の子は初めて目にしたはずの部屋で、これも未使用の自分用の食器を見つけて、その前でご飯をねだってみせた。
そして今回の元玄関猫。
昨秋愛猫を病気で亡くしてから、ようやく最近になって新しい猫との出会いを求めてあちこち探しているのになかなか心が動く猫に会えなかったそうだ。
そんな折に、私がたまたまお会いしてうちにも保護猫がいるんだけど・・・と話を振ったところとんとん拍子に話が進み、今日のこの日を迎えたわけ。
私が猫を保護した、と思っていたけれど、本当は猫の方が私に保護させて、本来行くべき場所へ縁結びをさせているのかもしれない。
だって、居ついた4匹に関しては、端っからどこかにやろうなんて考えなかったもの。
幸せになれるよ、元玄関猫。里親募集サイトに記事載せる前でよかった。
よろしくお願いしますね。Hさん。いいヤツですから。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント