首相、ではなくて殊勝
連荘で来客中である。
昨日帰った「くそやくたいもない」客はさておき、今日のお客は人生意気に感じた、的義侠心(?)で我が社に力を貸してくれる人なので、痛む腰をおして頑張った。と言っても、メニューは串揚げとグラタン、という何とも高カロリー且つ簡単な取り合わせなんだけどさ。
ふと思い立って、過去に愛猫が闘病生活を送っていた時のブログを読み返してみた。
・・・まあ熱心だったこと。今の自分や家人の疾病や症状への対応とは大違い。(いいのか?)
サプリメントや、食材にまで気(とお金)を使い、同じ病を抱える猫の飼い主さんと交流を図り、獣医師にも食い下がって(?)、終いにゃそのお偉いさんである獣医さんの態度まで変えさせちゃった。
でも、愛猫はあっさりと、闘病生活僅か9ヶ月弱で逝ってしまった。
その後2匹見送ったけれど、それぞれ4か月と2か月弱、という具合にどんどん短くなっていった。
それでも流す涙の量は変わらない。闘病期間が長かろうが短かろうが、悲しみは一緒だ。多少、覚悟ができるかできないかの違いだけ。
仕事上のストレスで家人の心臓が悲鳴を上げている。
かかりつけ医からは、検査の結果も鑑みて「心臓神経症」―要は悪いところがないのにも関わらず、動悸や不整脈があり、自分が重篤な病に侵されているのでは、と思い込んでしまう、という心因性の病気なのでは、と診断されているにも関わらず、それを信じられずにいるらしい。
思い当たる原因は一つ。いや、この件に関しては私だって初めて聞いた時は一気に血圧が上昇した(感じだったのよ実際)。
平然と私に話してはくれたけど、家人にとっても会社にとっても衝撃的なトップの決断。従容できるわけがない。
頭痛いなあ。私が足掻いても、家人が足掻いてもどうすることもできない。
そう、そんな中で、今日の来客が新たな展開を見せてくれるかもしれないのだ。
グラタンの中には2種類のじゃがいもを入れた。ほっくりと美味しく仕上がったそれは、私の分も作ったのでさっき食べたところだ。
ちょっと冷めてしまったけれど、それでも美味(手前味噌ですみません)
シンプルに、昔作ったレシピで焼き上げて正解だった。客人も綺麗に平らげてくれたし。
家人も嬉しそうに串揚げを頬張っていた。その顔が久々に輝いていた。
この人の闘病日記は書きたくない。
ま、重篤な病気ではないことは確かなので、少しでもストレスが軽減されるよう、支えていってあげなきゃ。(ああ、なんて殊勝なんでしょう・・・)
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