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腹立つし、切ないし、やるせない

もう、悲しさとやるせなさで気持ちが落ち切ってしまった。全く関係のない方たちのことなのに。

湧別町で吹雪に見舞われて視界を失い、車を捨てて民家を探した父子が遭難、父親が凍死したというニュース。
(今朝のモーニングバードで某ゲストコメンテーターが訳知り顔で「わくべつ」と発音していたが、正しくはゆうべつ。ジャーナリストを標榜するのであれば地名くらい正確に覚えておいてほしい)

亡くなられたお父さんは、風に背を向けながらしっかりと我が子を抱きかかえ、守っていたのだそうだ。
娘さんはスキーウェアを着ていたが、お父さんは薄着、報道によっては自分のジャンパーをかけてあげてさえいたとのこと。
お母さんがいない(病死された)父子二人きりの生活。残された娘さんの気持ちなんて想像もつかない。どれほど悲しいだろう。どれほど・・・自分を責めることはしないでほしいけれど・・・

自宅とほんの目と鼻の先で、9人もの方の命が奪われた。
北海道はやっぱり北海道だ。自然と共に生きていたつもりでも、想像を超えた、これまでに培った信頼関係を破壊するような気象条件には恐怖さえ感じてしまう。

そして、奪われた命と言えば。

吉祥寺の女性強殺事件。
クソガキ、もとい犯人の少年二人が捕まった。
刺してしまえば騒がれなくて盗りやすい?ふざけたことぬかすな!
無辜の命をあっさり奪って、それもわざわざコンビニで物色して非力な女性を襲うなんてあまりに卑怯だ。

絵に描いたような凶悪犯罪だ。だのに、こいつらはただ未成年であるだけで顔も名前も報道されない。
一人はルーマニア国籍だそうだが、そもそも何で日本にいるの?

二人がかりで女性を刺殺して、平然と逃げ去ったそうだが、果たして己が行動を悔いているのだろうか。殺めた女性へ謝罪の気持ちを持っているのだろうか。

吹雪の中で命を落とされた方たちと、こいつら二人の命を取りかえてあげたい。そう思うのは私だけなのかしら?

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