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終わったと思います。お疲れさま自分。

「文句があるなら来なさい!」

1996年、Rie ScrAmble 名義で藤原理恵がリリースしたシングル曲。
このキャッチーなフレーズ(死語)だけが耳について離れず、ここ以外は歌えない人が多数いるに違いない。私を含めて。

育猫中、若干歌詞は替えたけれど何度このフレーズを口ずさんだことか。

子猫の肛門周りを、湿らせた脱脂綿や綿棒、果ては己が指まで使って刺激しては「うん○出せ~」「うん○出ろ~」と半泣きで排泄を促していたのももう遥か昔のことのようだ。

排尿は比較的簡単にさせられる。コツさえつかめば全く問題はない。
そう、問題は排便だ。これがまあ出ないこと出ないこと。
ミルクしか摂っていないからなかなか便自体が溜まらないし、いろいろな育猫サイトを見ても数日は大丈夫、とか、2週間出ませんでした、とか、3日でも病院へ、とか、とにかく絵にかいたような「ケースバイケース」の事例満載で、何を参考にしたらいいやら全くわからなかった。

風邪の治療で病院に行った時に先生が排泄させてくれたのだが、まあ出るわ出るわ。
で、2日後同じようにやってみたが・・・出ない。
今となってはもう笑い話のようだが、本当に書いてあったの。自分(つまり飼い主である私)の指で刺激してあげてください、と。ティッシュなんかじゃダメ、と。そういうサイトが本当にあったの。
だから…やりましたよ。ええ。指にぬるま湯付けて滑りを良くして。
真剣な顔で子猫の肛門を撫でている私の姿は鬼気迫るものがあったにちまいない。あうううう。

で、うちの2匹だけなのか他の子猫もなべてそうなのか、その最中にまあ暴れる暴れる。小さい手足をバタバタさせ、下半身グラインドさせて嫌がる。
そこで登場するのがこのフレーズ。

「文句があるならしなさい!!」

…いや、ホントに幾度口にしたことか。
そして、ほんの一瞬だけど、いっそ私の舌で…すぐに正気に戻ったものの、本当にあの時の私は半ばノイローゼ気味だったかもしれない。
その後、離乳食をわずかながらも口に入れさせてからは順調に自力で排泄できるようになり、今では食餌の回数も3回~4回/日にまで減った。一時にかなりの量を食べられるようになったから。
そして、爪とぎをちゃんと爪とぎの場所ですること(ん?)も最近覚えた。もう一人前の猫だ。私の子育てはほぼ終了と言っていいだろう。
知人の紹介の紹介(?)で里親候補も決まった。もうすぐこの子らともお別れだ。
情なんてもう移りまくりで、正直この子たちがいない生活なんか考えたくもない。
それでももう決めたことだし、楽しみに待っていてくれる人がいることは本当にありがたい。
子猫たちもきっとその方が幸せなはずだ。
お届けの日まで大事に大事に育てよう。残り少ない時間をお互い楽しく過ごそうね。

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