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行った猫も逝った猫もいる猫も。

忘年会の景品でもらったフォトフレーム。デスク回りを片づけて発掘(あうううう)したので、子猫たちやら玄関猫やら、既に我が家を離れた子たちの画像も追加して、電源を入れてみた。

・・・いかんなあ。仕事にならないよ。

さっき、休憩中に見たのは「マディソン郡の橋」。偶々つけたテレビの中で、メリル・ストリープが平凡な妻・母役を淡々と演じていたのだが、実は原作こそ読んだけれど映画は見ていなかった。

以前、勤務先の社報に読書感想文を書くよう求められたことがあり、私はこの本を選んだ。
でも上司や後輩、先輩から立て続けに数人、「何であんな本にしたの?」と問われ驚いた記憶がある。

当時流行の不倫モノだから?逆にベストセラーだったから?

それらの方々は実際に読んでから、私にクレーム(?)つけてきたのだったかは忘れてしまったけれど、確かに粗筋を書いたらただの陳腐な恋愛本に過ぎない。でも・・・ああ、もどかしい。
映像化されればそれはなお一層美しくてどこかちょっとくだらなくて、それでも哀しくて、ラストの15分ほどしか見られなかったけれど、すとんと心に落ちる大人の寓話、ってヤツだった。

そんな(どんな?)わけで、休憩を終えてまた仕事に戻ろうにもどうにもそんな気分になれず、かと言ってすべきこともあって、気持ちを落ち着けるためにこれを書いている。

フレームの中に現れては消えていく猫たち。
今我が家にいる子もいれば、逝ってしまった、或いは行ってしまった子もいる。
いや、後者の方が圧倒的に多いか。
新たに加わった子猫2匹と、ドデカい白猫。彼らは皆、幸せに暮らしている(はず)。
既に見ていて懐かしさを覚えるようになった。日にち薬、だ、正に。

私には幸か不幸か心を残して別れた人はいない。猫ならたくさんいるけどさ。
久しぶりにマディソン郡の橋、読みたくなった。明日、図書館で借りてこよう。

今夜の夕飯は鮭のおむすびと独活の天ぷらと板わさ。
こちらも久しぶりにウイスキーを飲もうと思う。何だか泣きたい気分。

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