3年
あの日、から3年が過ぎた。
私の周りにだけ限って言えば、愛する猫を3匹喪った。たかが猫?いいえ、されど猫。大事な大事な家族だもの。
あの日。
大きな揺れを感じたのは午後の職場だった。
「ああ、大きいな」「あれ?まだ揺れてる」「・・・(気持ち悪くなってきた)」
ようやっと治まった、と思ったところでテレビのある部屋に向かうと、一足早く家人がテレビをつけてその前に座っていた。
大きかったね、と言葉を交わしながら見ていた画面に映ったのは信じられない光景。
―田んぼを、静かに水が浸水していく。
そのすぐ先には車も通っていて、思わず「危ない!」と声が出てしまった。
だがその後、映像は切り替わってしまったので後のことはわからない。でも、多分あの後多くの方が・・・
その後、テレビ東京ですら延々と報道特別番組を流しつづけ、私たちは更に信じられない光景を次々と見ることになる。
そして、あれから3年。
復興のスピードは上がらず、予算は流用され、東京オリンピック・パラリンピックの開催は決まり、ますます被災地は置き去りになっていく気がしてならない。
何を言っても私は外野にすぎないけれど、どうか政府にはもっと「本当に大変な思いをしている人」へ目を向けて欲しいと思う。
今の世の中、「声が大きい人」が明らかに有利なんだもの。
いろいろ考えているとテンションも下がる。
今はただただ何も考えず緩く過ごしていたい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント