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祈ることしかできません

広島での大災害。
現地での救助救援活動が行われている様子が現在は報道のメインになっているけれど、徐々にマスコミが今回の災害の原因などを追究し始めた。

真砂土、と言われる風化した花崗岩の積もった土壌は、素人目にもその名の通り「砂」だ。
固まっていても、すぐに脆く崩れてしまうし、土石流となって民家に入り込んだ汚泥を見たら、その粒子の細かさは一目瞭然。きめの細かい泥は、確かに様々な作業を困難にさせるだろう。

しかも、現地では雨がまだ降り続いているという。既に2次災害も発生、消防隊員がお一人命を落とされた。
あの泥なら重機も簡単には進めまい。どこに行方不明者がいらっしゃるかわからない状況下でむやみに機材を入れるわけにもいかないだろう。

それにしてもだ。
ああいう山間部を切り開いて宅地造成した街は日本中にたくさんある。
でも、ああいう土壌であることをわかっていて何故、あの街を造成したのだろうか。

広島は、平坦な土地が少ないのだそうだ。だから山間を切り開いて人口増に対応してきた。
その結果が、これ。
県営住宅が建っているそうだから、県もこの宅地造成には関与しているのではないだろうか。
だとしたら、だ。県にも責任は当然あるだろう。その当時の首長や幹部は、きちんと事前にデータを取って安全性を確認していたのだろうか。
確か広島のこの当時の知事は、時の世論調査において47都道府県中断トツの支持率ビリだったはず。いろいろ問題発言したり、金の問題がクローズアップされたり。
もし、きちんと仕事のできる人が知事だったなら、こんな災害は起きなかった・・・というのはうがち過ぎかな?

どのテレビ局もこぞって現地にレポーターやキャスターを送り、競うように行方不明者や亡くなられた方の関係者のインタビューを取っている。その是非はさておいて、ひとつ気になったのは、テレ朝夕方のスーパーJチャンネル。
コメンテーターの元朝日新聞記者が「山の復讐」という言葉を使ったのだ。
これはあまりにも不用意で、しかも、さも得意げに「オレ、上手いこと言ったわ」的な顔での発言だったので、これまで朝日出身にしちゃかなりまともな方だと思っていたがすっかり嫌いになってしまった。

高校球児が一人、行方不明になっている。
現場には仲間たちが自然と集い、彼の無事を祈りながら立ち尽くしているそうだ。
亡くなられた方、未だに所在が判明しない方、お一人お一人に人生があり、大事に思う人たちがいる。
どうかお一人でも多く救出されますように。

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