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サーカス雑感

子供のころからサーカスというものに漠然とした憧れがあった。
もちろん演者として、ではない。どこかうら寂しいジンタ―美しき天然―のイメージと、対照的なスポットライトの中の空中ブランコ、そしてピエロ、トラやゾウの芸・・・一度でいいから観たいと思っていた。

昨年は札幌に木下大サーカスが来たので、それに行こうと思っていたけれど都合がつかなかった。
だから、ことしこそは、と意気込んでいたのにまさかの運転手、もとい家人の離脱。急遽単独参戦の決まった上にこちらもまさかの当日胃痛。不安だらけのサーカスは、紆余曲折の果てに蒸し暑い月寒ケーズデンキドームで幕を開けた。

と、その前に。

非常に商魂たくましいサーカスの団員たちは、開場から開演までの間さかんにセールスを繰り広げた。
まずは1000円のパンフレット。これを団員自らが手にして会場内を売りまくる。
そして、動物たちとの記念撮影。
ポラロイドで犬、猫、熊、馬、のいずれかと一緒に撮ってもらえるのだ。
小さい子たちは喜んで傍に駆け寄り、嬉しそうなご両親やおじいちゃんおばあちゃんと一緒にフレームに収まっている。

―で、オバサンはどうしたか、って?

・・・撮ってもらいましたよ、恥を忍んで。
最初は犬と熊だけだったから、ま、いいやと興味薄だったのに、猫が登場したところでダッシュ(笑)。
猫とのツーショット(涙)で度胸がついたから、馬は子供を載せて、という感じだったのでパスし、犬、熊の順番でハイ、チーズ。写真は載せません、恥ずかしいから。

私が座ったアリーナ席は、パイプ椅子をつないで作っていたので非常にすわり心地は悪く、しかも隣の席の子供(小学校低学年?男子)が多動性障害でもあるのかと思うくらい周辺の他の子たちと比べても動きまくり、母親にしゃべりまくり、で鬱陶しかった。

・・・始まってしまえばうるさいガキお子さんのことも気にならなくなったけど。

正直、舞台は小さいし、空中ブランコらしきものは見えるが大した高さに感じられない。本当にこれがボリショイサーカスなの?と期待感がしぼんでいく。
でも、照明が落ち、舞台に伸びるスポットライトが道化師を照らし出すと、途端に雰囲気が変わったではないか。

言葉が通じない、という欠点を補うかのように観客を引っ張り出してイジりまくる男女のピエロたち。最初はおどおどしていた若いお父さんも次第にノリノリになって観客を沸かす。

白いヒモだけで体を支えた男女が繰り広げる空中アクロバットに息を呑み、これも空中で金属のフープを操る女性にハラハラし、ジャグラーは、実はミスをして一つボールを飛ばしてしまったのだが、何事もなかったかのようにフォローしていたから隣の席のガキ坊やは気づいていなかったようだ。

そしてお目当ての一つ空中ブランコ。
ただ・・・いや、思っていたよりも高くて、しかも距離が近いから迫力はあったのだが、あれって、向かって左側の人はぶら下がっていて、右側から飛んできた人を受け止めるだけ。
比較すると飛ぶ人の方が明らかに運動量が多いと思うんですけど・・・だって、左側の人、お腹出ているんだもの。ああいう体型で白タイツ履いちゃうんだなあ、と妙なところに感心していたけれど、徐々に飛び技(?)が複雑化していくのを見ていたら思わず声が出てしまうほど興奮してしまった。

最大のお目当て、動物関係は犬、熊、と来て猫!
犬は白いスピッツ(多分)が飛んだり跳ねたり、とお利口さんに芸をこなす中、突如ハスキーが飛び込んできて、障害物を倒したり、と大活躍(?)。でも最後には彼がジャンプの大技を披露して人気をさらっていった。

熊は、自転車やスクーターを器用に乗り回すという、近所に出没するヒグマならまずできないであろう技で驚かせてくれた。
ちなみに熊、写真撮影の際も芸を披露する際も、口かご着用。そりゃそうだ。熊だもの。傍に行ったら独特のケモノ臭がしました。確かに、あまりシャンプーされているところ想像できないもんなー。

いよいよお待ちかねの猫!
撮影に付き合ってくれていた白猫は短毛だったけれど、長毛の子たちが次々出てきて障害物を飛越したり玉乗りしたり、そしてテレビで一時期話題になった平行棒を進む子、高いところまで登って座布団の上に飛び降りる子、とにかく芸をしない、と言われている猫にあれだけの芸を仕込めるなんて、もうすごいの一言に尽きますね。

ただ、動物に芸をさせることに抵抗を感じる方々がいるのも事実だし、私も熊とかトラとか、本来なら野生にいるべき動物がそういう形で働かされていることに抵抗を感じないわけではなかった。

でも、最後に出てきた馬たちは、毛ヅヤも悪くないし爪もきちんと手入れされている。高齢の子もいたけれどなべて良く手入れされていたと思う。
猫たちも、犬たちも、人間のパートナーに信頼を寄せているように見えた。
熊は・・・熊はちょっとわからないなあ。

チケット代は、昨年の木下大サーカスの約2倍。比較できないけれど、私は十分お値段分楽しめたと思っているので・・・でも木下も見てみたい。
そう、いつになるかわからないけど、次こそ家人と一緒に行きたいものだ。



帰宅して、我が家の猫に「お手」を仕込んでみようと思ったが、おやつで釣ろうにもおやつを食べさせられないという事実に気づいて(腎臓に悪い)断念。
もしいつか、子猫を飼う機会が生じたらやってみよう。目指せサーカス(え?)

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