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秋、ですねえ

気分的に滅入ることばかり―公私ともに。公、の方は私には如何ともしがたいことなので主に家人が辛いのだけれど、私、の方は自業自得。タイムリミットが迫ってきたことを認めざるを得ない。手放すものの大きさを今更ながらに思い知らされている感じだ。

閑話休題。

昨日も不毛な外出から帰宅し遅い食事を終えて、何気なくテレビをザッピングしていたらWOWOWの1チャンネルで手が止まった。

タイトルだけは知っている。でも興味のないジャンルだったし主演の二人も特別好きではないから観たことはなかったアメリカ映画だ。
他に何も見たい番組がなかったこともあり、半分小馬鹿にしつつ、最初の数分だけでも見てみよう、と意地悪く思いながらリモコンを置いた。

・・・でも、何故かチャンネルを替えられない。
時間的には残り40分くらい、と言ったところからだったと思うが、急いでタブレットでこの映画のストーリーを探し、これまでに何が起きていたか(?)を頭に入れる。
結局そのままにラストまで観てしまった。

ストーリーは言っちゃ何だが陳腐。財力があり見た目も良いが恋愛面では人間味に欠ける初老の男が余命いくばくもない若く美しい女と愛し合って改心(?)、人を愛するということを知る。もう最初から最後までベタな展開の連続、典型的な恋愛映画だ。

ただ、美しい。目を離せないほどの美しさ。
これはストーリーを抜きにしても、ニューヨークのイメージフィルムなのではないか、と思わせるくらいこの街の様々な表情を切り取っているように思えてくるのは、多分脚本ではなく撮影監督の力なのではないかと。

最も印象に残ったのは、倒れたヒロインの執刀医がヘリで夜の街をオハイオからニューヨークまで飛んでくるシーン。
いわば脇役のはずのこの医師がまた強い存在感の持ち主で、あのシーンだけ見ていたらあたかもこの人が主人公で、ブラックジャック的な映画?!とまで思ってしまいそう。
彼の苦悶に満ちた表情にニューヨークの美しい夜景がオーバーラップし、静かな中に迫力のあるBGMが盛り上げる。

手術の結果は敢えて言葉にはされず、長い時間を経て悔しげな表情の医師に、信じて待っていた家族と恋人が泣き崩れると言うこれもまたベタな幕引きとなった。

で、最後のカット。一緒にボートに乗っている女性は彼のために難手術が可能な執刀医をリサーチしてくれていたのだが、どうやらあまり顧みられることのなかった彼の娘のようだ。
初めて真剣に人を愛したことで、父親としての心も取り戻した、ということらしく、この娘の子、つまり自分の孫を胸に抱いている姿を、亡き恋人はどんな思いで見つめているのだろうか。

基本的に映画はあまり好きじゃないけど、偶に観ると意外に面白かったりする。
この映画も、多分制作サイドの求めるそれではなかったと思うけれど映像の美しさ(だけ?!)に感動した。
折角WOWOWに加入しているのだから、もう少し積極的に映画、見てみようかな。そんなことを思わされた1本、「オータム・イン・ニューヨーク」でした。

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