« さようなら | トップページ | もう少し引きずります »

命って

自分でもわからないくらい、引きずっている。特別ファンだったわけでもなく、思い入れもなく、でも、記事を見たり、グリーンチャンネルのキャスターのコメントを聞いたりするだけで何故か視界がゆがむ。

誰からも愛された、とは言わないし言えない。あの陽気さを苦々しく思う人もいただろう。でも、彼がきっかけで競馬に興味を持った人だって少なからずいたはずだ。

どちらかというと計算志向の優等生的なイメージを持つ武騎手(あくまでも私の描くイメージですよ)に比べ、見た目チャラいけれど実は繊細な彼。どちらが本当に競馬の未来を客観的に憂えていたかと言えば、あくまでも私は、ですが彼だと思っていた。

彼がいなくても、当たり前に競馬は開催され、人々は馬券を手に歓声や怒声を馬に騎手にぶつける。当たり前の光景が展開されている。

何も変わらないのですよ、あなたがいなくなっても。これでよかったんですか?これで本当によかったんですか?

多分、命、という存在に今とても私が敏感になっているからなのだろうと自己分析しつつ、今朝買ったスポーツ紙での池添騎手のコメントにまた涙してしまった。

命、と言えば。
闘病中の老猫は日々サプリメントを飲んでいるのだが、粉末のそれを、食欲のあまりない猫に確実に飲ませるにはカプセルに詰めるしか手段がない。

ということで、実に2種類の粉末を毎月トータル100個以上カプセルに詰めているわけだが、ピンセットでつまんで粉末の入った小さいボトルから掬い取るまではまあまあ簡単にできても、そこからキャップ(?)を付ける作業で手間取る。

ピンセットでギュッとつまむと形がゆがんでしまうからキャップしにくい。かと言って緩く持つと・・・そう、落ちてしまって元の木阿弥。
不器用で短気な人間にとってはさながら修行だ(何の?)

話変わって、毎週録画している深夜番組の一つがタモリ倶楽部。もうかれこれ10年以上のお付き合いになる。
正直どうでもいい内容であり(すみません)、見て楽しんでハイお終い、だったこの番組で、初めて私は大きな恩恵を被った。

様々な業種の町工場をフィーチャーしているこの番組。前回はピンセットを扱う小さな企業が主役だったのだが、そこで見たのがこれ!

Image2

カプセット。そう、そのものずばり、カプセリング(っていうの?)用のピンセットなのだ!

形状はこんな感じ。

Image1

先端部分が、カプセルを底支えするようになっている。こんな簡単なこと、何故今まで誰も気づかなかったんだぁ!(って多分ずっと以前から売られていたんでしょうね、私が知らなかっただけで)

あくる日、すぐにその会社に電話をしたら、これは広島のお医者さんの注文で作られた品で、販売権もその方にあるとのこと。
急いでその先生の連絡先を探す。教えられたとおり「カプセット」で検索するとそれはすぐに発見でき、オンラインで注文できたのですぐ発注。
翌日には「代引きで発送する」旨連絡があり、中1日で私の元に届いた。

・・・いや、今までの苦労は何だったのか。
もう、時間短縮、粉末の無駄減少、良いことづくめ。
しかも、某ショッピングサイトなどから買うよりお安い!工場の方共々なんて良心的なご対応なのか。

お奨めします!と声を大にして言っちゃうけれど、ここを見に来る数少ない方達の中に果たしてカプセルに粉末を詰めている人が一人でもいるのかどうか・・・?!
っつーか、そういう方なら既知かも。だよねえ。

ちょっとした理由で右手の指が腫れあがっている。後で消毒薬もらってこよう(どこから?)

|

« さようなら | トップページ | もう少し引きずります »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。