さようなら
驚いた、という言葉では足りないくらい、驚いた。いや、驚いたとしか表現できない。
何故、彼は死を選んだのだろう。
また、競馬関係者の自殺者は、騎手、調教師、生産者などなべてその多くが縊死を選ぶのだろう。
彼のFBはよく見ている。死を選んだ前日(?)のエントリは明るくて普段の彼そのもの。その後に訪れる運命を感じさせない笑顔が印象的だった。
今週末は15鞍もあった騎乗予定は急遽他の騎手に振り分けられた。アンちゃんは一人だけ。あとは皆それなりのレベルの騎手がそろった。
落馬が多い、という印象だが、そのいずれも彼が勝手に落ちたわけではない。
酷い大けがを負った時も、危険な騎乗をした猿、もとい猿に似た騎手が原因を作っていたし、先日のそれも、その後加害騎手は合わせ技で騎乗停止期間が長くなった。
原因がわからないまま逝かれてしまうと、残された家族や身近にいた人たちは落としどころが見つからないままもしかしたら原因が自分にあるのでは、と自らを責めてしまうかもしれない。
そんなことをわからないような朴念仁の無神経、ではない人だと私は思うので、もしかしたら何か突発的に死を選びたくなったのかな、ホントに些細なきっかけで。
私には希死念慮は全くと言っていいほどない。
怖いから。手首を切るなんて恐ろしくてできない。毒を飲んで、万が一死にきれず後遺症が残りでもしたら。列車に飛び込んで、死にきれずとんでもない障害が残ったら。
溺死なんかとんでもない。凍死だって一酸化炭素中毒だってもちろん硫化水素だって苦しそうだから嫌だ・・・って、あれ?そういうことじゃなくて?
ま、とにかく病気の猫を抱え、こちらも死にかけている(?)仕事を抱え、死んでいる暇なぞないのだ。
あなただって、そうでしょ?
まだ小さな我が子、可愛い奥様、温かいファン、芸能界にだってたくさんあなたを慕う人がいるというのに、そういったことは全く考えずに死を選んでしまったの?
ご冥福はお祈りします。
でもね、死者を鞭打つわけではないけど・・・あなたのことをちょっとだけ見損なってしまいました。
せめてご家族だけにでも遺書、残してくれているといいんだけど。もちろん、マスコミやファンなどには、あったとしても公開なんかしなくていいですから。
スダチが待ってるね。上でもいいコンビでいてください。さようなら。
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