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もう少し引きずります

本人以外には多分その理由はわからないまま騒動(?)は終わるのだろうとは思うが、彼と懇意にしていたという某馬主のブログにとても興味深いことが書かれていた。

元騎手の現調教師が語っていたというその憶測(というかむしろ実体験)、もしかしたらこれが一番真実に近いのかもしれない。

鎧兜を付けているわけでもない。時速60キロを超えるスピードで、もし地面にたたきつけられたら。そしてその上を後続馬が駆け抜けていったら。
身を守ってくれるのはたったひとつヘルメット。そして後は運だけ。

考えてみれば、馬はもちろん、跨る騎手にとっても競馬とはなんと苛酷なギャンブルだろうか。

彼が酷いケガを負い、長期の休養を余儀なくされた原因を作った騎手が、今日のメインを勝った。
その騎手は何か感じるところはあるのか。今の「やった者勝ち」制度の恩恵を受けながら成績を延ばしていることに何か感じるものはあるのか。

勝負の世界だから仕方ない?他にも危険な騎乗をしている騎手はいる?
確かにそうかもしれないが、失格・降着処分はもっと客観的に、そして加害騎手(と馬主)に対して厳しく扱ってほしい。いや、すべきだ。

公正競馬を謳うなら、ジャッジをこそ公正にしてもらいたい。

まだ彼が命を絶った原因が明らかになっているわけではなく、件の馬主のブログも、その中で馬主に語られた調教師の話も憶測の域を出てはいない。
ただそれはそれとして、今の審議制度は改善の余地があるのでは?
一部大手馬主が牛耳っている、なんて噂がそもそも流れるようでは、その時点でいろいろ考えてほしいものだ、JRAには。

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