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これまでの仕事を全否定してケロリとしている。妻も、堪り兼ねて声を上げた私を冷ややかに見るだけ。
所詮夫婦は夫婦、似た者同士なのだ。長く勤めた会社の経営者への気持ちが軽蔑で終わるのは本当に寂しい。
当てこすりにも全く気付かず自分の自慢話をし続ける姿に辟易して、食事を切り上げるため、残っていた寿司やおかずを使い捨てのお皿に移し始めたらそれでやっとお開きになった。

我々が汗水たらして稼いだ金を、嬉しそうに計算している浅ましい顔。歳を重ねるごとに卑しさを増すその爬虫類のような顔がもう直視に耐えられないほど醜くて、これで縁が切れると思うと清々する。

激しい雨が少し小止みになった。
早く消えて欲しいが、明日は午後までいるようだ。
好きなだけ好きなものをお持ちになればいい。こちらには関係のないことだ。
幸いにも、こちらの心配事は少しだけ良い方向に向かっていて、あとは私たちが頑張ればいいだけのこと。

多分、来月から本格的に新たな職場は動き出す。私は慣れない仕事に四苦八苦するだろう。
それでも、多少なりとも尊敬できる経営者のためにする仕事だ。

もう直ぐ12月。全てが変わる師走、一生忘れることのない月替わりをあと1時間で迎える。

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