決定
一度は馴致を断念した外猫、寂しそうな顔と声で我が家の周りをうろうろしているので、さっきドアを開けてじっとしていたらなんと、自ら入ってきたではないか!
数分好きなように出入りさせてから頃合を見計らってドアを閉めた。まあそこから鳴くこと鳴くこと。
でも近づいても意外に逃げないので思い切って背中をなでてみたら・・・あらら?おちりが上がってますけど?
最初は嫌がっていたのをなで続けているうちゴロゴロが始まり、ぱた、と倒れてぐねぐね。明らかにこの仕草は飼い猫のそれ、だ。ああ。やっぱりそうだったのか。捨て猫決定!あううううう。くそったれ!何匹捨てて行きゃ気が済むんだ?!(って同じ人じゃないとは思うけど)
今はまだ玄関先で戸惑いながら鳴き続けているけれど、多分そう時間をかけることなくこいつは馴れる。そしてべたべたの甘えん坊になる。
とにかく顔立ちが整っているので、もう少し馴れてくれたら多分譲渡会に出せるだろう。そして縁がつながるだろう。
本当はかなり好みのタイプなのだが飼うわけにはいかない。
これから先のことを考えれば、明らかに無理だもの。
残念だけど、いいご縁をさがそう・・・と言いたいが多分頭を下げて譲渡会に出してもらうことになる。だってこちらの手がどうにもならないから。
仕事、家人にとって最悪の状況に陥りそうだ。何とかしてあげたい。でも当の本人があまりにのんきで・・・これを言うのは口幅ったいが、私がいなかったら何もかも立ち行かなくなっていただろう。ホント、どうするの?どうしたいの??
今日も一人若い従業員が旅立っていったが、目をかけていた(家人が)割にはあっさりと行っちゃった。彼女いない歴=年齢、というちょっとコワい子ではあったが、まあ純朴な子だからなあ。いつかいい出会いがあるかもしれないし、ないかもしれないけど(?)彼の人生だから私たちはもうこれ以上何もしてあげられないもの。
さて、いろいろな発送の準備も終わったし、猫も無事捕獲(?)できたし、玄関先でうわんうわん鳴いている猫の声に動じないばあさん猫2匹にも安心したし、寝ましょう。
いろいろな意味でとてもさびしい。泣きたいのは猫じゃなくて私の方だ。
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