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猫の日は昨日でしたが、今日も猫の話

夜廻り猫、昨日の話が何ともいとおしい。あんなお嫁さんには私はなれない。
あの彼女の余裕は彼女自身が自分をしっかりと持ち、自分に自信があるからだと思うし、人を愛せる人は自分もちゃんと愛してあげることができる人だ。

預かり猫は屈折している。愛されたいと願う気持ちとそうやすやすと懐柔されたりしないぞ、という意地とがないまぜになって実に中途半端な立ち位置にいる。
かまってあげたいけれどそれを喜びつつ拒否するその背中がかわいそうで・・・

(多分)捨てられて、私に一度捕まって去勢されて一度は外飼いに。再度私に保護されてからは家猫時代を思い出したのか従順な「飼い猫」へと変化。
そして、終の棲家になるはずだった裕福なご夫婦のお宅へ栄転し、何不自由のない生活、蝶よ花よと育てられたくさんの洋服まで買ってもらって、実の子以上にかわいがられていたのに。

とりあえずご飯を食べるまでにはなった。
それでも昨日はほぼ飲まず食わず、だったので、夜少しだけ補液したのだが、それが功を奏したのかその直後に少しウエットを食べてくれて一安心。
夜のうちに食器の中身が7割方なくなっていたのを見たらホッとして気が抜けた。

今夜もそこそこ食べてくれたし、でもあてがった部屋からはあまり出てこず、元気はないなあ。以前のような明るさはまだ戻らない。そりゃそうだよね。そう簡単には気持ちを切り替えられないよね。

心配していらっしゃるはずだから、飼い主さんには今日だけで3回メールで近況をお伝えした。
正直飼い主さんもそれどころじゃない、という部分もあるので逆にあまり心配はかけたくないけれど、嘘もつきたくないので、ご飯を食べなかったこともうちの連中と折り合いがまだいまひとつだということもお知らせしている。

これからはこまめに画像も送ってあげよう。この子のショットを見る事で少しでも励まされたら・・・お世話になった方だしね。


昨日のTVタックルを見た。
ビートたけしを改めて好きだ、と思った。

他頭飼育崩壊、は他人事じゃない。
我が家は今5匹+1だが、実は3匹いる女子は皆おばあちゃんで、うち1匹は腎不全も末期。他の2匹も腎不全の兆候が見え出してきている。
男子の、預かり猫はまず間違いなく帰っていくだろうからそう遠くない将来残るのは2匹の男子ということになるだろう。
終生飼育をお願いできるシェルターも増えているし、私がどうにかなるときにはもう少しシステムも進んでいるだろうから・・・なんて、縁起でもない話だけどさ。でも考えておかなければならないことだ。

番組に登場した方の保護団体は有名。もっと大規模に展開している団体もチラッと紹介されていたが、譲渡条件厳しいなあ。6歳以下のお子さまがいる家庭は不可?
コレに関しては、出演していた方の言い分がもっともだと思う。

猫に限らず幼少時からのペットとの暮らしは、情操教育にも良いとか、犬を飼っていると(猫についてはわからないけど)成長してからアレルギーにかかりにくくなるとか、メリットがあるらしい。
ちゃんとしつけられた「お子様」なら6歳以下でも大丈夫だと思うし、「クソガキ」であるなら7歳以上だってダメだ。
小さいころから、自分より小さい、弱いものを慈しむことを知るのは決して悪くないことだと思う。

何度か書いたけれど、私は同棲中のカップルでも、ちゃんと「別れたときどちらが飼うか」、まで訊ねて、納得のいく答えが得られたら譲渡した。
小さなお子さんがいたお宅は・・・あ、そういえばこれまでなかったか。
確かに、思い起こせば概ね同じような条件つけてたっけ。

とにかく、ほとんどの猫は保護してから譲渡するまで手間も暇もお金もかかる。更に愛情までかけちゃっているから、それを全てむげにされでもしたら許せない。そう考えると勢い条件も増えるというものだ。

その昔、最愛の猫が産んだ子を里子に出したら、外に出さないで、と言ったにも関わらず出してしまって挙句交通事故で死なせた人がいたが、実は未だに私はそれを許せずにいる。
(猫は室内飼いが原則!!!)

・・・行きつけのカフェにも出入り自由な猫がいる。
マスターも奥さんも好感が持てて、居心地のいい店だけど、そこの猫も出入り自由だ。
長い時間ではないけれど、目の前は道路。心配にならないのだろうか。
もしその子が事故にあったらどうするのかな?悲しくないのかな?
そのお店には知り合いのボランティアも行っているようだけど、彼女も何も言わないのかな。それは遠慮なんだろうとは思うけど・・・

預かり猫が少しでも心を開いて、ここでの暮らしを楽しんでくれますように。
そして、世の中から事故や虐待で、あるいは殺処分で亡くなる猫がいなくなりますように。

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