にゃんにゃんにゃんだそうで
ちょっとした疲労感だけなんだけれど何かをしようという気力がなくなっている。
このままではボケてしまうかもしれない。
預かり猫はご飯を食べない。落ち着かない様子で周囲をうろうろしてはドアというドアを開け、2階への階段を何度も昇っては降り、そこに行けば今までの生活がある、とばかりに私の顔を見て「どうにかしろ」と泣く。
こっちだって泣きたいんだ。先行き不透明、明るい要素ゼロ、タイトロープをわたるような日々の中で、君と言う不安要素を更に引き受けてしまったこと、今更後悔もできないし、進んでいくしかないとわかっていてもこの気持ちはどうにもならない。
今朝は、飲みたくても我慢していた薬を飲んだ。少しでも気持ちを落ち着けたかったから。
そして、朝食のとき家人から言われた。「全体的に料理の味が濃い」・・・また、か。
どうやら味覚障害が復活したらしい。
前回服用した亜鉛がまだ残っているので早速飲むことにした。
いや、雑穀ご飯も食べているんだけどなあ。
家人の舌に合うように作ればその料理は今の私にはあまりに味気ないものになってしまう。
でも家人に余分な塩分は取らせられない。早く治さなきゃ。
薬の眠気に打ち勝つためにカフェラテを入れた。カフェインの効果が出るまでに20分ほどかかるらしいので、多分あと10分もすればシャキッとするだろう。やることばかりたくさんあるけど、ゆっくりでも少しずつ前進していかなければ。ああ、そういうのが一番私には苦手。
今日は猫の日だそうだ。
最近は、住宅事情も相俟って犬と猫の飼育頭数が逆転するかも、という統計が出ているらしい。
確かに、散歩の必要な犬と比べて猫の場合は平面の面積より、室内の高低差(?)が大事なので、それさえ確保できればそれなりに狭い場所でも飼育が可能だ。
それにしても、昨今は「猫ブーム」らしく、あちこちで猫をテーマにしたテレビ番組を見かけるようになった。
そして、その手の番組が増えてくると、大して猫のことも知らないような人たちが作っているのだろう、と思うこともしばしばある。
チョコレートを食べさせている飼い主がいたり、肥満猫を自慢げに「可愛いでしょ」と紹介する飼い主や、一歩間違えば虐待になりかねない映像なんかも流されているのを見て愕然とする。
基本的に猫は室内飼いにするのが昨今の住宅事情などを鑑みても正しいと思う。
でもそれを守らないでいる人のなんと多いこと。
猫の日前後からCSのアニマルプラネットでは猫にちなんだプログラムが増えるのだが、自分も住んでいる北海道の所謂看板猫を紹介する番組は録画して視た。で、やっぱり愕然とした。
乗馬クラブの猫。面倒を見ているというイントラのお姉ちゃんは、いきなり猫の両前脚を広げて持ち上げたではないか!
あんな持ち上げ方したら猫の関節にどれだけ負担がかかるか。
そもそも冒頭のシーンでも、馬の背に載っていた猫は不安そうだった。本当にあれ、自分で載ったの?
カメラアングルも雑で、猫の迷惑そうな顔が全てを物語っている。しつこくアップで撮ればいいというものでもなかろうに。時折入るスーパーも手抜き感満載。
もうこれだけで見る気が失せてしまった。全4回だそうだが、多分すべてこんな感じなのだろう。録画はしたけど見ないで終わってしまいそう。だって、ほとんどの登場猫が本当に番組のタイトルどおり「外を自由に散歩」しているのだもの。
先日お邪魔した保護猫カフェでも、店長さんと一致した見解が「猫は室内で飼う!これ絶対!!」
・・・出入り自由にして飼っている人は、自分の猫が事故にあったり、迷子になったり、あるいはさらわれてしまったりするかもしれないとは思わないのだろうか。
自分の猫が、他所の猫と例えば喧嘩でもして、その弾みに他所の猫が車にはねられてしまったら。あるいは繁殖制限もせずに外に出して、その所為で野良猫として生まれる猫が増えてしまったら。そういう責任はどう取るつもりなんだろう。
猫の日だからこそ、猫を室内飼いしよう、という啓発運動をしてほしいものだ、アニマルプラネットには。
日産自動車の提唱する猫バンバンプロジェクトは些細なことだけれど、着目点が素晴らしいと思う。
確かに冬の寒さを凌ぐために特に走行直後の暖かい車内にもぐりこみたい猫は少なからずいるだろうし、それをほんの少しの動作で安全に追い出すことができれば双方のためになる。更に企業イメージも上がるし、まさに一石三鳥だ。
本当に猫を愛し、大事に思うのなら猫は外に出さない。猫を愛していてもいなくても、車に載るときは猫バンバンを忘れずに。
ちなみに猫の日だからと言って特に我が家では何もしません。
預かり猫も、それどころじゃないだろうし(?)、普段通りに過ごします。
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