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ブレンデッドスコッチウイスキーがこれまで通り飲めればいいんです

イギリスの国民投票、開票結果を世界中が固唾を飲んで見守っていた。
残留派の議員が殺害された事件を受けて、離脱派がやや不利な風向きに・・・などと考えていたら、まさかまさかの離脱派多数。
手続きなどがあるから、2年くらいかかるそうだが、イギリスはEUを離脱することになってしまった。

そりゃ日本経済にも大きな影響を与えるだろうし、既に円高、株安。情報番組は全てこのニュースを大きく取り上げ、麻生副総理も緊急会見を行った。

そんな中、我が家で専ら心配していたのはスコットランドの動向だった。
何せEU諸国へスコッチウイスキーを輸出し、それが収入の4割を占めるとなれば、EU脱退で関税がかかるようになってしまったら経済的には大打撃だ。実際スコットランドでは残留派の方が得票数が多かった。

「スコットランドすぐ独立宣言して単独でEUに加盟するよね~」などと話していたら、あら、早速首相が独立を示唆する発言をされたらしい。

移民問題、難民問題。どちらかというと今は前者なんだろうけれど、そもそもEUに東欧諸国を入れたことが発端で、でも対ロシアを鑑みてそれも仕方ないことだった。
EUの域内なら移動も自由、就労ビザもいらない。そうなれば高いほうから低いほうへ水が流れるがごとく貧国から豊かな国へ人も流れるわけで、低賃金で使える移民の方が使用者側にもありがたい。

移民に雇用機会を奪われた低収入の労働者たち、そしてかつての大英帝国を知る高齢者たちが「独立」のために離脱を叫ぶ気持ちはわかる。わかるけど。

既にポンドは下落している。EUへの拠出金はなくなるだろうけど、EU諸国への輸出品に関税がかかるようになる。そうなったらイギリスに工場を構えている日本企業はどうするのだろう。
大して経済に詳しいわけでもない私でも、この国民投票の結果がとんでもないことだとわかる。でも、意外にそのとんでもなさを知らないのが当の離脱派の皆様だったり・・・しないかな?

キャメロン首相は辞意を表明。イギリスはどうなっていくのだろうか。



予約しておいたお誕生日のケーキを受け取ってきた。
かわいらしくデコレーションされた直径12センチのケーキには名前入りのチョコプレート。イチゴがたっぷりとあしらわれていて、質のいいホイップクリームも甘すぎなくて口解けがいい。
あなたもクリームが大好きだったね。きっとこのケーキを分けてあげたら大喜びだったろう。

先の見えない不安の中で、あなたと一緒に暮らした日々が本当に懐かしい。戻れるものなら戻りたい。
早く会いたいな。きっと会えるよね?

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