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ここに書けない気持ち、ってのも本音を言えばあるんですが。

昨日未明に起きた、神奈川県相模原市での大量殺人事件。

朝、5時半にテレビのスイッチが入るようタイマー設定をしているのだが、大抵は寝ぼけながら同時に鳴るアラームを停めてもう一度目を閉じてしまう(ダメでしょ)。
でもこの朝は違った。

最初は日本で起きたことだとは思えなかった。でも相模湖、という言葉で一気に意識が覚醒した。
19人もの人を、一人で?それも拳銃などではなく刃物で?そんなことが可能なの??
―可能かもしれない、と思ったのは事件が起きた場所がどういう施設か報道が徐々に具体的になってきたからで、被疑者がその施設の元職員と発表されたら、ああ、そうなのか、と。

関東地方に住んだことのある人は、相模原湖の近く、と聞けばだいたいどんな場所か見当はつくだろう。でもそれ以外の人、特に海外の方々は土地勘もないので、テロ?と思っただろう。それだけの人数の犠牲者であるならまずそうであっても不思議ではない。

犯行動機も徐々に明らかにされてきたが、「障害者なんていなくなればいい」というこの犯人の発言が事実であるなら、果たしてどんなことがきっかけでいつからそんな差別意識を持ち始めたのか。
衆議院議長に障害者を明らかに差別する内容の手紙を渡したり、知人へもあからさまに障害者差別を口にしていたというけれど、何故そんな極端な思想を持つようになったのか。
流石に手紙の内容を見た職員が警察などに通報し、直後に措置入院となったそうだが、1ヶ月程度で医師の判断により退院したとのこと。職場は手紙の直後に退職しているが、これも話し合いにより「お辞めいただいた」ようだ。そりゃそうでしょう。

決して犯人に同調するつもりはないけれど、この施設での犯人の勤務環境はどうだったのか知りたい。
介護の現場は給与も低く、勤務条件も過酷だという話もネットニュースなどで目にする。
志を持って職に就いても、その気持ちをへし折り歪めてしまう職場だったのか。そこまではまだ情報が公表されていないからわからないが。

そして、この施設ではないけれど同様の施設で働いている方のコメントで、『入所者が外に出ないようにということが大事で、悪意を持った人間が侵入してくることは想定する余裕がない』
人員的、つまり予算的にそこまでカバーできないらしい。
この施設に限っていえば、今回の犯人が障害者への差別や危害を与える旨意思表示していたこともあって、防犯カメラの台数を増やしたそうだ。
それでも、非常時の通報システムなどは設置していなかったらしい。ではあの、玄関に貼られていた大手警備会社は?せめて全ての窓ガラスに振動などで非常ベルが鳴るようにでもしていたら・・・何を言っても後の祭りではあるけれど。
更にいうなら、これも利便性を考えれば仕方ないことだけれど、全居室のマスターキーを職員が全員持っていたというではないか。当然この男も在職中は持っていたわけで、退職時にきちんと返還していなかったのか、あるいは勝手に複製を作っていたのかはわからないが、とにかく持っていたわけで、だからこそこれだけの被害が出たのだ。

もうひとつ気になったのは、昨年9月にこの犯人が交通事故に遭って(起こして?)いたということ。
これも件の手紙に記載されていたそうだが(どこの局もこの部分は省略していることが多い)、これも意外に重要なファクターたりえないだろうか。
これまでの好青年ぶりが変貌するきっかけが果たして職場環境の故のみだったのか、それともこの事故で何かしら脳が損傷するなどして人格障害が起きていたのか・・・推測にしか過ぎないが、もし後者だとしたら?
もちろん、そうであったとしても日常生活は送れていたわけだし計画性を持って起こした今回の事件だから、責任は問われなければならないけれど。

何だか書いていて支離滅裂になってきた。

まず、犯人が交通事故の影響で人格に変貌を来たしているのであれば、きちんと検査して、何らかの治療を施すべきだ。
そうではなく、介護システムの中で労働環境の苛酷さが原因となって人格が崩壊したのであれば・・・結局国や都道府県の負担を増やしてでも勤務環境を整え、職員の増加を図るべきではないだろうか。

この事件を、単に「頭のおかしい人が酷いことしちゃった」だけで終わらせていいのか。
ここまで凶悪で、強い意志のかいま見られる大量殺人事件が一個人の狂気だけで起きて、そしてその一人だけを裁いて終わり、でいいのか(だから、犯人の脳に外的要因で障害が起きていたなら別ですよ)。
ひとつの社会現象と捉えたならば、介護の現場で何が起きているかを国も都道府県も、そして私たち市民もちゃんと知って、国なり自治体なりの打てる手がないか考える機会なのかもしれない。

最後になってしまったが、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。傷を負った方々も無事回復されますように。

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