セールに思う
国道235号線も無事開通したことだし、と思っていたら案の定今日はサマーセール、良く売れていたようだ。
ルーラーシップの牡が最高価格(2700万)。やはり評価高いなあ。
他は、意外に血統よりも馬体重視という感じだった。そんな中でちょっと気になったのは某育成場のとある馬。
素人目にも素晴らしい馬体なのだ。血統は正直大したことはない。でも、明らかにもう人が乗っている感じがする、程よく肉がついているのにバネのある体はいかにも「走る」気配がある。
落札価格は2000万近い高額になったが、わからないでもない。私ももし買ってもらえるなら最高額の馬よりこの馬の方がいい。
JRAも買ってるなあ。セレクションで買えなかった分をここで、と頑張っていらっしゃるのだろう。購買基準がよくわからないけれど。
ちなみに、落札者を見ているとけっこう見たことのない名前が混じっている。
ここでもか・・・というのも、セレクションやセレクトでも感じたけれど、馬主になってから日が浅い感じの方の落札が増えている。
これがまず、古くからの馬主が馬を買えないという事態を招き、セレクションで買えなかった分をサマーに、と来るのは決して生産者にとっては悪い話ではない。
ただ、問題は、その新規馬主さんたちにちゃんとブレーンはいるのかどうか、ということ。
馬なんて、見た目だけじゃわからない。血統でもわからない。でも経験豊富なそれこそ調教師でも馬喰でも構わないから馬をある程度見られる人と一緒に見て選ぶべきだと思うし、その人は「馬は走ったら儲けもの」くらいのテンションを教えてあげられなければならない。
適当な人と適当に馬を選んで、その馬が走る可能性なんて針の穴ほどしかないのだ。
それで「なんだつまらないじゃん」と競馬に飽きてしまえば、せっかく増えてきた馬主がまた減っていってしまう。そうなるとしわ寄せはまた生産者に向かうのだ。
他にも何考えているのか、文字通りわけのわからない馬主もいたけど(?)まあ総じて今日はいいセールだったのではないか。
明日はいよいよ最終日。このままのペースでみんな落札されますように。
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