一番嫌いな国はどこかと訊かれたら・・・
以前イスラム過激派に襲撃されて多くの死傷者を出したフランスの新聞社が、イタリアの大地震に関連して非常に失礼極まりない「風刺画」を掲載した。
イスラム過激派からの襲撃に際しても、そもそもは預言者ムハンマドを貶める風刺画が彼らの怒りに触れたことが原因なわけで、報復の手段としては断じて許されるものではないけれど、因果応報と捉えられなくもないと思っていた。
フランス人の驕慢さは正直不快で、それを思い上がりと言っても過言ではないだろう。
未曾有の災害で被害に遭った方たちを貶めて何が楽しいの?それの何が文化なの?それでは自国で同じような被災者に同じようにあなたたちは揶揄するような絵を描くの?
ただ、福島での原発事故に関連して、フランスの他の新聞社がそれを揶揄するこれまた「風刺画」を発表し、日本からの抗議をも何処吹く風とばかりに受け流して開き直っていたこともあり、これはこの新聞社のみならずフランス人の独特の文化だと思うしかないようだ。
非常に感じが悪い―少なくとも私の中ではフランスという国や国民にそういうイメージが植え付けられてしまった。
人種差別の激しい国。選民意識の強い国。でもオリンピックに登場する「フランス人選手」には肌の色が白くない方々もたくさんいるのは何故かしら(笑)
己の非を認めたがらない国民性、それを更に煮詰めて、襲撃された悲劇の新聞社というアイデンティティを確立してしまった新聞社は多分言を左右してイタリアには絶対謝罪はしないだろう。なんなら腹の中であざ笑うくらいするかもしれない。
地震で大きな被害を受けた国の国民のひとりとしてイタリアには心から同情するし、少ないながらも寄付もさせていただいた。
でも心の狭い私は、フランスで同じような災害がおきたら・・・多分寄付はしないな。同情は少しはするかもしれないけど。
CXで昨晩、マツコ・デラックスをMCにパラリンピックの見所をちょっと斜めに(?)紹介する番組をオンエアしていた。
ゲストには日本人選手の最年長、卓球の女性選手と、なかなかのイケメン、走り高跳びの男性選手を迎え、ニッポン放送からあのドタバタの際に移籍してきたスポーツアナを従えての1時間。
いろいろ文句はつけたいところもあるけれど、切り口が新鮮で面白く、紹介されていた競技にはこれまで以上に興味がわいてきた。
で、CXはどれを中継?と思いきや、マツコ切り込む。
「でもフジは中継ひとつもないんでしょ?!」
・・・そう、これ、言葉を変えれば丸々NHKの宣伝番組なのであった。
バスケもテニスも陸上も卓球も、中継があるとすればフジではないのである。ほとんど(まだ調べてないけど下手すりゃ全部?!)がNHKでのオンエアなのだ。
スポーツ番組のMCは初めてだったマツコ・デラックス。でもどんなジャンルでも彼女(彼?)にかかれば同じ土俵に載せられてしまう。今回も彼女の独壇場。
アナウンサーいじりあり、ゲストいじりあり、セクハラまがいあり、愛に満ちた毒舌が障害者というともすれば同情的に見られがちな彼ら選手を見事にいちアスリートへと昇華させていた。もうホントお見事。
もちろん基礎知識も学べて(バスケの障害に応じたポイント制なんて初めて知った!)、1時間があっという間。もっと時間を割いて、そしてお子様も見られる時間帯でオンエアして欲しかったけれど・・・つーか、こういう番組やるなら中継枠も取りなさいよ!(マツコ風に)
注意してみていなかったけれど、NHKも多分パラリンピック関連の特番をオンエアしているはずだ。でもこの番組のようなスタンスでは絶対にやるまい。
いや、この番組みたら私のように興味を持つ人はたくさん出現すると思うけどなあ。
開会式もちゃんと見よう。そして出来る限り応援しよう、選手たちの活躍を。
最後に。
主旨としてはわからんでもないけど、ルックスのいい人ばかり取り上げるのは反対でーす!興味を持つ取っ掛かりとしては悪くないが、せめてバスケの藤本選手は取り上げろよなー。ぷんぷん。
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