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乗り物2題

あくまで私見ですが。

郵便と鉄道はユニバーサルサービスとして国が采配すべき事業だと思っている。
だから、民間企業であるJR北海道が赤字路線を次々と切り捨てようとしていることは、経営上必要なことなので、決して責めることはできない。

そもそも、どれほど企業努力を重ねても、分母がなければ分子は発生しない。どうあがいても1を超えることはありえない。
国鉄民営化の時点でこういう方向性は十二分に予見できた。こうなるとは思わなかった、なんて言わせない。わかっていて切り捨てられた北海道の、過疎地の鉄路。

交通が不便になることでますます過疎化は進む。その結果乗客が更に減る。悪循環は止まらない。

例えば日高本線。今年の台風による豪雨などで道路の何箇所かが崩落した上、高波が押し寄せたため長時間にわたって通行止めとなった。
未だ道路の法面のみならず、海側にも土嚢が積まれているのだが、実は海側の土嚢、その向こう側に日高本線の線路があるのだ。

海沿いを走るこの列車は美しい景色を楽しめるが、海に近い分被害を被りやすい。これまでも幾度となく不通になり、その都度要不要論は噴出していたのだが、ここまで線路のみならず鉄橋までもが崩落してしまうほどの被害が出てしまったらもはや復旧は不可能、と多分当事者たる自治体の長たちだって思っているはずだ。

もう、不毛な陳情は諦めて、代替交通機関をどうするか考える段階にきていると思う。
最も利用するのは沿線の高校生たちだ。彼らが乗車する時間帯は限られているので、そこを厚く手当てし、日中は、1時間に1本程度のバス運行を確保する。
停留所の整備などと併せて道南バス(でしょ、多分)への支援も約束させればいいのではないだろうか。

個人的には全線踏破(?)したことのない路線だから、乗ってみたいという気持ちもある。でもこれはもう諦めた方がいいだろうな。残念。


田舎では公共交通機関より自家用車。我が家も2台目の購入を具体的に検討中だ。
明日にも実際に見に行って、何なら決めてくるくらいの気持ちでいる。

そんな中、今日はタイヤ交換に行ってきた。
新品のスタッドレスなので、少し早めに換えて、慣らしておきたいという家人の意見に反対する理由もなく、物置の中のそれを荷物と積み替えているのを横目に家事をしていたら、いつの間にか出かけていた家人が血相を変えて帰ってきた。

『ホイールロックがかかっていて外せない』・・・?そんなシステムは初耳だ。
詳しく聞いてみると、そのロックを外せなければタイヤは交換できないらしい。要は盗難防止システムなのだが、どうせ汎用で、ディーラーに行けば簡単に解除できるだろうと高をくくって販売店に同行した。
そこで初めて実物(もちろん我が家の愛車のそれではないですよ)を見て青ざめる。

シリアルナンバーがあるのだ。こりゃ簡単にはいかない。

もし、見つからなかったらどうするの?と販売店の馴染みの整備士さんに恐る恐る尋ねたら、『火で炙って緩めるしか・・・』・・・冗談じゃない!夏タイヤだってホイール共々新品なんだ!
ここは必死で探すしかない。もう一度帰宅して、ちゃんと探した、と言い張る家人に同じ場所を再度見るよう促した。そして私も、目にした記憶がないからあるとも思えない室内を探し始めた。とその時。

『あった!』携帯の向こうで弾む声。そりゃそうだ、ないわけがないでしょうに。

急いで販売店に戻り経緯を話して謝罪。その後、お金も払ってしまっていたので急いでオートバックスに車を持ち込んで無事タイヤは交換された。
今、我が家の車は非常に走りにくい。新しいスタッドレスタイヤは乗るとうるさくてふわふわしている。でもこれで雪が降っても安心だ。やれやれ。

ということで、明日は頑張ってたくさんの車を見てこようと思う。どうか気に入るものが(予算内で)見つかりますように。

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