ダラダラと感想など
今更ではあるが、ドラマ「コードブルー」をSP、2ndシーズン、とFODで視ている。
1stは正直視たくない。フェローたちの右往左往ぶりは正直視ていて辛かった。そう、1stはリアルタイム視聴だったけれど、どうも2ndは録画だけして視ていなかったようだ。だから、今視ていてとても面白い。
実はいろいろ不満はある。
まずは医者たちの髪型。特に白石と緋山。前髪が鬱陶しい。何なら患者に触れていることすらある。不衛生極まりない。
藍沢だってそうだ。彼の場合は前髪だけじゃない。あのぼそぼそとした語り口調は救命の現場にそぐわないばかりか、時間の無駄遣いだ。
・・・まあ、ドラマだから。そう考えれば仕方ない。妥協点を自分の中で見出さないとストレスがたまってしまうのはこのドラマに限ったことではないのだが。
それにしても、この局の医療ドラマと言えば「救命病棟24時」や「医龍」といったシリーズがあるけれど、意外なことにジャニーズ枠(?)のこのドラマが一番臨場感があるように感じるのは私だけ?
フェローたちの成長ぶりは2ndでは目覚しく、特に藤川が一丁前の口を利いて医者がましくなっていたのには驚かされた。
意外にも、強さと優しさを最もバランスよく持っているのは彼だったりするのかもしれない。
このドラマ、全てのシリーズ、回で共通しているのは決して有名な俳優をゲストに迎えるわけではなく、無名の、それこそ視たこともないような人たちが重要な役回りで長ゼリフの演技を見せるということ。
例えばアルペンの選手だったり(白石がこの選手の娘にボルトのネックレスをかけてあげたのはちょっと問題があるかと。あれだけ先端が尖っていたら転んだりした際に危険では?)、最終回では墜落した飛行機の機内に取り残された息子と、それを置いて逃げた父親とか。
そう、SPで藤川と一緒に負傷者を救った救急隊員細井だってそうだ。
まさか、の結末には涙を禁じえなかったけれど、この演者さんだってこれまでテレビなどではお見かけしたことのない方だ。
現在このドラマは3rdシーズンが、このクール一の数字を叩き出しつつ絶賛オンエア中だけれど、更に成長したフェローたちが新たなフェローの指導医になって、悪戦苦闘している様が描かれていて、7年という時が彼らにも流れたことが自然に理解できる。
脚本家が変わったことを懸念していたが、全く違和感がなくて、安心した。
7年の間に藤川と冴島が恋愛関係(多分)になっていたり、藍沢の黒田化(笑)が一層進んでいたり、橘と三井が復縁していたり、と変化もあったこともごく自然に表現されていた(それにしても森本と轟木はどうなったのか?)。
で、その新たなフェローたち3人がまた揃いも揃ってポンコツ(?!)と来たからなあ。
何でまたこんな3人がフライトドクターを目指すのか、という素朴な疑問はさておいて(笑)、3人とも演技が意外に上手だから、今後ドラマの中でどのように成長していくかも楽しみではある。
あ、2ndシーズンまでは児玉清が存命だったんだ。
この方は余人を持って替えがたい存在であることを、このドラマを見るにつけ思い知らされる。
一度だけ、3大テノールの東京ドーム公演でお見かけしたが、長身でとてもステキな紳士だった。
7年経っているから、3rdシーズンで白石の父親はもう亡くなっているのだろうか(2話までにどこかでそれがわかるような伏線が張られていたら私の見落としだ)。中原丈雄もいい役者さんだなあ。
脈絡もなくここまでつらつら書いてきたけれど、やはりこのドラマは面白い。キャスティングもシナリオも、奇をてらいすぎない演出も、そしてもちろん主題歌も、すべてが調和の取れた良質のドラマだ、と私は思っている。
白石と藍沢に恋愛モードは発生するのか。冴島の妊娠も含め、これからの展開が重ね重ね楽しみでならない。
久々に毎週視る月9。そう、こういう硬質で良質な作品を作ってくれたら視ますって、多くの人が。
さ、2nd終わった。3rdの2回目まで、また視ちゃおうかな(バカ?)
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