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酷い話だよなあ

足指への拷問治療を終え、意外にも時間がまだ早かったので、かねてから気になっていたとある部位のいぼを除去する方向で皮膚科へ。30分ほど待たされて、ようやく先生と診察室で対峙した。

早速ブツを見せる。と意外な言葉が。

「うちじゃできません」・・・へ?

何でも大きいこと、部位が部位であること、などからそこのクリニックでは扱いきれないため、希望するなら形成外科への紹介状を書く、とのこと。えええ?そうなの?安直に、炭酸レーザーで除去できると思っていたから大誤算だ。

迷ったが、診察だけでも受けて、切除(手術になるかもしれないんですって!)について相談しては、とアドバイスしてくださったので、そうすることにした。

紹介状を携え、ナビに従って形成外科のある総合病院まで普段走りなれない幹線道路をひた走る。程なく到着、どうやら正面玄関ではなさそうだが・・・やけに空いている駐車場へ車を停めて、静かな建物の中を「受付」と書かれている矢印に従って進む。

・・・ん?何故真っ暗??受付もシャッターが下りている。いや、今日は平日。どうしたの?まさか倒産?!

程なくして答えが思いがけない形で「聞こえて」きた。
事務室、と書かれたプレートの部屋で警備員と思しき男性が問い合わせだろう電話にこう応えているではないか。

「今日、病院の創立記念日で休診なんです」・・・ちょっと待て。どこの世界に、創立記念日で全面的に休診しちゃう総合病院がある?!

あまりに驚いて、『うっそでしょ~?!』と声に出してしまった私に気づいた警備員は人の良さそうな丸顔に済まなそうな笑みを浮かべながら、ちょうど通話の終わった電話を片手に部屋から出てきてくれた。

市内には、ほかに形成外科はないとのこと。いや、この人に謝ってもらったってしょうがない。問題は解決しない。

「病院が創立記念日でお休みなんて、生まれて初めて聞きましたよ」皮肉たっぷりな捨てゼリフ(?)を残しつつムカムカしながら病院を後にしたが、ふと思ったのは、『このいぼ、切られたくないのかしら?』

365分の1、の確率。数多ある皮膚科の中には取れるところもあるかもしれないが、先に行った整形外科に近く、口コミも悪くない皮膚科は1軒だけ。その皮膚科では取れない。そして遭遇した驚きの低確率。

実に長い付き合いだ。物心ついたときからあったんだから。もしかしたら、私の守り神(まさか)
・・・そんな風に思っていたら、急に日和ってしまった。うーん、せっかくいただいた紹介状をどうしようか現在思案投げ首中。
痛くも痒くもないし、ただ見た目が不気味なだけ。それだけだったら、長い付き合いだしこのままでもいいのかな。どうしよう・・・

それにしても創立記念日で休み、って学校じゃないんだからさあ。サイトのどこにもそんなこた書かれていない。酷いよねえ。少なくともあの病院には行かないつもり。許せんぞ。

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