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山の日と慰霊の日

山の日が何故8月11日なのか。

本来は8月12日を想定していたが、この日はJAL123便羽田発伊丹行、が御巣鷹の尾根に墜落した日。ということで一日ずらして11日にしたということらしい。

この墜落事故については何度か書いているけれど、ちょうど歌番組を見ていたらテロップが流れ、日航機が消息不明という内容だったがその時点ではこれほど悲惨な事故であったとは思わなかった。

徐々に詳細が報道されだし、メディアがこぞって生存者と犠牲者の氏名や搭乗目的などを報じ始めてからは、加速度的に情報が流出し出した。
内部告発的にコクピット内の音声が露呈して、ようやっと機長たちの死闘が世間に理解され、それでも陰謀説が出たり、訴訟が起きたりとか事故原因の究明には時間がかかった、と記憶している。

そんな8月12日、しかもこの事故とほぼ同時刻の同路線で航空機が機体に故障を発生して羽田空港に緊急着陸した。
客室内の気圧の急激な低下が原因で、機長判断で酸素マスクが降り、続いて高度を急降下させて気圧の安定を測り―酸素は15分程度しか使用できないそうだ―乗員乗客全員無事の着陸となったらしい。

乗員はもちろん、乗客の中にも32年前のこの日に何が起きたか知っていた人は少なからずいたはずだ。
インタビューの中で、『御巣鷹を思い出した』と現実に仰っていた方もいたし。

原因はほぼわかっているようで、あとはそれがアクシデントかインシデントか。
いずれにしてもレアケースだそうで、今回はたまたま国内線であったからよかったものの、急降下に使う燃料が多量であることから、もし国際線で起きていたら重大な事故になっていたかもしれない、と航空評論家が言っていた。

飛行機は圧倒的に事故の少ない交通機関だが、事故、それも墜落であればまず命は助からない。
それでも、北海道から東京に行くなら、そりゃ北海道新幹線も開通したけど、まず札幌から函館まで行く間に先着するという現実を鑑みれば、よほど嫌いじゃなければ乗るよなあ飛行機。

私自身、10月には搭乗予定がある。しかも乗り継ぎがあるから全4区間、トータル20時間弱。
まあどうか無事に出発&帰宅できるよう祈るしかない。

ちなみに、山の日は友達(か?)と長電話した後、晩酌で飲んだピニャコラーダで悪酔いして脳貧血を起こし、危うく家人に病院へ連れて行かれるところだった。
翌日は不謹慎にも二日酔い。職場の来客をもてなし、昼食を共にしてお見送り・・・と思っていたら次の訪問先にも同行を促され、すっかり予定が狂ってしまった。
でも、オーラのある、尊敬に値する方だったので悪い気はせず。またのお越しをお待ちしております(!?)

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