五輪雑感
オリンピックは佳境。昨日の女子スピードスケート500mでの小平の金メダルには感動しかなかったけれど、直後から続々と報じられるエピソードの数々に、更に感動。いや、感激?
彼女を支え続けている勤務先である病院の院長さんの器の大きさったら!そして彼女ひとり支えようとしない大企業(長野にもそこそこあるでしょうに)のしみったれ具合ったら!!
今回の金メダルで手のひら返しをするように擦り寄っていく大企業があったとしても、それを受け入れるような人じゃないはず。でも、あくまでも現在の所属はそのままで、支援をしてくれるような企業があるならどうかそうしてあげてほしい。小平選手はまだ滑りたいとインタビューでも答えているのだから。
それにしても、メダルの価値って重いんだ、とつくづく思わされる。
今回の各テレビ局のコメンテーターを見ていても、NHKを除いてほぼ全ての民放がメダリストを起用。
フジなんて何故か柔道の野村忠宏氏だもの・・・だから、何故?!
そんな中独自路線(?)を貫くNHKは、もちろんそれが基準ではないだろうけれど、解説に美女ばかり登場する。スノボは岩垂かれんさん。フィギュアスケートに太田由希奈さん、カーリングは市川美余さん。
そして放送ナビゲーターにモーグルの上村愛子さん。放送サポーターは足立梨花・・・どう見てもルックス重視だよなあ。
ただ、この美女たちが皆才色兼備、解説が実に的確で、面白いのだ。足立嬢もクレバー。安定感がある。家人も偉く感心していた。
前日の羽生と併せて国民栄誉賞授与が検討されているという新聞記事を見かけたが、ぜひそうしてあげてほしい。
どの選手も、世界でほんの一握りの存在。闘いのフィールドに立つまでに、それぞれが数多のエピソードを持っているはず。そして当たり前にそこいらにいるような人ではないけれど、結果が出せないだけで全く日が当たらないまま終わってしまう。
小平だってそうだった。今回金メダルを取ったことで彼女のスポンサーにも目がようやく向けられた。韓国の申選手との友情だって、これが逆の立場だったならこれほどまでに大きく報じられることはなかったかもしれない。
それならば、せめて金メダルを取れた人だけでも報われるような扱いをしてあげてほしい、と思ってしまうのだ。
今日は男子スピードスケート500m決勝、女子カーリング日本×スウェーデン、そして男子のジャンプ団体戦が現在行われている。
リモコン片手にザッピングしながらこれを書いているのだけれど、あちこちで目にする批判は的を射ていると思わざるをえない。
・・・何で夜更かしせにゃならんのだ。日本選手だって、せっかくの時差無しという恩恵を享受できないでしょうよ、これじゃ。
競技の開催時刻は開催国が決めるわけではない、なんて今回のオリンピックで初めて知った。
まあ見ているこちらよりも辛いのは選手たちだ。どうかコンディションを崩さずに実力を発揮してください。応援しています。
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