終わらないものはない
した、が終わってしまった。
長時間の特番を組んだりしないところが彼らの美学、なのかそれとも単に時間が取れなかっただけなのか。
最後に彼ら二人が歌ったバックに次利さんがいたのを見て、急に涙があふれてきて戸惑った。そこまで私はこの番組に、彼らに思い入れがあったのだろうか。自覚はなかったのに。
もしかしたら、これ以上のめりこめる対象は出てこないかもしれない、そう、未だにそう思えるほど夢中になったユニット、野猿。
全員揃ったわけではないし、歌もなかったけれど、それでも今の彼らを見て心の中にすとん、と何かが落ちた気がした。
彼らも歳を重ね、私も当然のことながら「老けた」。
変わらないモノなんかない。終わりは必ず来る。人の心も、そう。永遠の想いなんか存在しない・・・そう考えるのは私の心が歪んでいるから?
今日は、1時間以上かけてとある農家さんにとある農産物の加工品を買いに行ってきた。
通販がメインだそうだが、送料ももったいないし、それ以上にどこかに行ってみたいという気持ちがあったから。
奥様と30分以上立ち話をして、何となく気分が少しだけれど晴れたような気がした。
実にシンプルな考えの方、で笑顔も若々しく、この人の作るものは何でも信用できそう。そんな風に猜疑心の権化のような私ですら篭絡されてしまった。
夏になったら、フルーツも直接買いに伺うことにした。今から楽しみなんだけど・・・
夏が来たら、私のモラトリアムな時間はカウントダウンが始まるのだ。ああ。
春なんか、来なくていい。夏なんて、もっと来なくていいのに。
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