ジレンマ
ついに!課金を重ねてしまった、あのゲームで。
…だって、しょうがないじゃない(?)。彼の誕生日イベントなのだから。そう、何の迷いもなくあっさりとゲーム内での仮想通貨を購入、そしてあっさりとポチ、した。そこに何の躊躇いが必要だろうか。いや、必要であるわけがない(おい)
早速、入手した衣装に着替えた我がアバター。コツコツとイベントもクリアしたので、そこで手に入れた小物も着用してみた。うーん。何かを棄てたな、自分。でも不思議と悔いはない。
揃いの衣装を着た彼のアバターと寄り添う絵にヤニ下がっている己の顔は決して鏡で見たくはないが。
ちなみに、本編は未だ課金なし。でも、彼のストーリーが配信されたらどうなるかどうするか。
実は、タブレットの旧機でも違う「彼」とゲームを始めていて(ええっ!)、二人並行している。つまり二股(笑)という訳だ。
本音を言う。楽しい。タイプが違う二人との疑似恋愛は無条件にときめきをもたらしてくれる。
もちろん恋愛対象として見ることもないけれど、アイドルというきらびやかで華やかな存在である彼らの、いかにもリアルな本音(もちろんそれが真にリアルではないことは理解してます)が垣間見られて、気持ちが浮き立つ。
現実逃避と言うなかれ。こうやって息抜きをすることで過酷な今から目を逸らし、生きるための活力を得る。何が悪い(開き直り)
逃避、と言えば。
久々に札幌でゆっくりする時間が持てたので、ずっと欲しかった靴と、製菓材料を買った。
春服も欲しかったけれど、ショップを冷やかすだけで十分楽しめたし、束の間華やかさに包まれれば優雅な心持ちに。
そして、ネイルを付け替えた…そう、実はまだ前回の付け替えから2週間弱だというのに既に根元が剥がれ始めてしまったのだ。
いろいろ悩んだ結果、札幌のサロンを予約してみることにした。
どこも高い。その中で安過ぎず高くもないところを選ぶ。行きつけのサロンなら無料のリペアも、1本500円!だそうで…あうううう。
ヘアサロン併設のそのお店で、可愛らしいお嬢さんに施術してもらったのだが、普段行きつけのサロンでは1時間30分くらいで仕上がるのが、今回はなんと2時間30分もかかった。
それもそうで、実に仕事が丁寧なのだ。
甘皮除去もじっくりと時間をかけて行い、リペアはシートではなく長さ出し同様スカルプチュア。それもUVで固めるタイプではない。
ジェルも、しっかりと爪の生え際まで厚く塗られ、久々にシンプルな単色ではあるが先端のラメとワンポイントのストーンがなんとも上品で、これなら来週予定されているおエラいさんとの会食にも十分対応できる。
聞けばまだネイリストとしては3年目というお嬢さん。フラワーアートがお得意だそうなので、今度はその腕を存分に…といきたいところだが、それは難しいだろうなあ。そのためだけに札幌までは来られないから。
イイモノ、を知ってしまうと、嬉しい反面、それを手にできないことに感じるのはジレンマ。ああ、知らなければ良かった…と思っても否応なしに目に飛び込んでくる我が爪がそれを許してはくれない。
靴だってそうだ。デパートの広い売り場には数多の商品が並び、ほぼほぼ欲しかったモノが手に入るが、その対価は…敢えて書くまい。
モノ、だけではない。コト、時間も同じこと。一度でも「それ」を知ってしまえば失った、あるいは失いかけたときにどれだけ辛く感じることか。
帰宅し、現実に帰ってみれば相変わらず何も進んでいないし、すべきことは山積み。
逃げ出したい。なんてね。
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