私は…
陸上は、箱根を中心とした(?)駅伝以外、つまり長距離以外は興味がなかった。
でも、今ひとり気になる選手はバリバリの短距離、なんと100mの日本トップランナー。彼の名は山縣亮太、そう、次に10秒の壁を破るであろう可能性の最も高い社会人選手だ。
先日も彼の特番があったのだが、趣味である包丁さばきまで見られて大興奮!いや、イイモノを見せてもらいました。ありがとうNHK。受信料払ってて本当によかった(?)
でも、興奮の中で少し、ううん、かなりためらいを感じている自分がいる。
…いいのだろうか。私が応援しても大丈夫だろうか。
未成年との飲酒と淫行事件で半ば芸能界を追われた状態にある若手の演技派俳優は未だ復活の兆しは見られない。それどころか大手事務所との契約を打ち切られて事実上再起不能と言っても間違いはないだろう。私は彼が好きだった。箱根駅伝モノでは私がナンバーワンだと思っている小説の主人公を演じてから、なのだが、それ以降どんな役柄でも彼の演技は注目していた。でも。
そこに来て、今回の彼らの件だ。三流ゴシップ誌は第2弾のスクープまで出してきて彼らを追い詰めようとしている。もっと追いかけなければならない重要な事件もあろうに、ファンを悲しませアンチを喜ばせる、ある意味なんら生産性のないニュースを得意げに垂れ流す。少なくとも私が通勤時に愛読していた頃はこんなに低俗で下世話な雑誌ではなかったはずだ。
これでは女性週刊誌や、写真誌、ひいてはアサ芸実話大衆辺りと何ら違いはない。今回の件の前に購読をやめていて本当によかったと思う。
菊池寛も草葉の陰で呆れていらっしゃることだろう。いっそ文藝、という言葉を社名から削除してはどうか。
で、グループ。存続が危ぶまれる?ふうん。それならそれで仕方ない…なんて誰が思うか!
三流ゴシップ誌もそこに情報を流している非常識な輩も(事実なら関わっているメンバーにも責任はないわけではないが)、他人を傷つけて楽しいの?楽しいんだろうな。妙な正義感を振りかざしてさも偉そうに断罪している三流ゴシップ誌だって、要は売れればいい、が本音なのだろうから。
色々な意味で、いろいろなことがあって何だか気持ちが疲れてしまった。
昨晩も、ベッドに入ってテレビを見始めたらなんと数分で寝落ち、目が覚めたら数時間が経っていた。
何故か部屋の照明は落ちていて、テレビもタイマーをかけていたようで、寝ぼけながらもなんとかすべきことはしたらしい。
もし、もしも…あんまり考えたくないが、万が一にも危惧していることが現実になってしまったら。
私はもう誰のファンにもならない。誰も応援しない。私が疫病神であるなら、いっそ…いや、今は成り行きを見守ることしかできないのだ。
とりあえず、山縣選手の試合は見ないことにした。
それくらいしか、今の私にできることはないから。
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